(阿川)おはようございます。
阿川佐和子です。
今日のゲストはこの番組でもおなじみのオープニングの絵を描いてくださっているイラストレーターの和田誠さんの奥様でありお料理の方として有名です。
平野レミさんです。
いや〜あははっ!もういつも見てます。
その堂々とした入り方は何なんですか。
レミさんはだってテレビ出ることとか全然緊張しないでしょ?私?そんなことないですよそんなことないですよ〜。
ちょっとちょっと…押さえとかないとどこに行くか分かんないから。
危なくて…。
もうでもこの番組も4年になりました。
もう4年?早い早い早い早い早い。
ここに出てる人ってねみんなねいい人に見えるのね。
私たち酔っ払ってるみたいに…。
そう。
みんないい人よね!私もいい人に見えるかしら。
見える見える。
見えるようにするから大丈夫。
してねしてね。
(ナレーション)今日のゲストは…。
料理愛好家としておなじみですが…。
芸能界デビューはシャンソン歌手でした。
・EnchantantdeschansonsC’estsibon夫は「サワコの朝」のオープニングタイトルも手がける…。
結婚を機に一度は芸能界を離れましたが料理上手な一面が注目され…。
それでここにですねここにガッと…。
これがNHK風じゃないでしょここが。
(山根)このへんがすばらしいですね。
豪快ですね。
あまりの豪快さで話題となりました。
そんな明るいレミさんですが過去にはつらい経験も…。
そしたら…。
もうそれ言ったら…。
泣いちゃう…ふふふっ!更に今日はレミさんが「サワコの朝」のために考案したおいしさと豪快さに隠された料理への深い想いをサワコに語ります。
なんか番組毎回見てくださってて…。
毎回見てて。
みんないい人でね。
何が?ゲストが?そうそうゲストの…うんうん。
そういう問題じゃなくてなんか私の頭がカツラだっていう疑惑があるっていう。
私の友達がみんなね「絶対レミちゃんねカツラだと思う」「カツラじゃないって」。
私の頭が?ほら引っ張りますよちょっと。
ほらほらほら!ほらカツラじゃないってばほら。
植毛でもないですから。
ねっ?分かった?どこに向かって言って…。
レミちゃんだって髪の毛…。
(平野)これは…これはもうボ〜ボ〜でしょ?これはカツラよ。
どうして自分で…。
でもね私は分かんないでしょ?ほら上手じゃない?ねっ。
どうでもいいんだけど男の人はねカツラのかぶり方がとっても下手ね。
それでうちの近所にいる人なんか学芸会のさ何?こういうなんていうの?すごい堅い…なんだっけ?なんていうんだっけ?ダンボール?ダンボール!ダンボールを真っ黒に塗ったみたいでさ…。
ダンボールがくっついてるみたいな…。
おじさん分かってるからって。
なんでかぶるの?それだったらつるつる坊主の方がよっぽどいいのにね。
直接注意したりするんですか?してないしてない。
みんなにね「見てください見てください。
あそこに行きましたほら。
いますよいますよ」ってみんなに言っちゃってる。
あははっ!気がつくでしょ本人が。
「あらま〜あれは派手だ。
分かっちゃうわね〜」ってみんなに言ってるの。
では曲を選んでいただいてると思いますけども。
LysGautyの「パリ祭」。
今でも記憶に残っている。
これはもう私が小さいときからずっと物心ついてずっとこの曲がいつもいつも流れて…。
ちっちゃい頃から?そうそう。
言葉が分からないからフランス語のものまねしてねそのLysGautyさんのものまねしてずっと歌ってたの。
そしたらうちのお父さんが「発音はこうだよ」って直されて。
「違う違う違う!ダメだダメだ」って直されて。
お父様はフランス文学者で…。
うちのお父さんは外国人だから。
外国人なのねフランス人…。
そうそう。
フランス系のアメリカ人で。
それでそのお父様がシャンソンが好きで…。
シャンソンが好きでうちにフランス人とかドイツ人とかさアメリカ人がしょっちゅう来ててレコードをいっぱい流してていつもいろんな曲を流しててでもこの曲が好きで好きで好きで。
もうこれ大好きなんですよ。
聴いて聴いて聴いてよ!これ。
分かった。
(平野)・Parisquandle
(平野)・jourselve・Parisdanschaquefaubourg・vingtansonfait…・jourselveいいな〜。
いいね〜。
いい!大好き。
それでとにかくレミさんはシャンソン歌手。
そうです。
ねっ。
でこんなにフランス語の発音の美しい日本のシャンソン歌手はいないと。
そう。
やっぱりお父さまの薫陶が…。
(平野)そう。
もう薫陶。
怖かった。
ばっちり!もう発音だけは「うわ〜気持ち悪い。
違う違う違う」って直されて直されて直されて…だから私が「銀巴里」でフランス語で歌ってるともう故郷をね懐かしがっちゃってフランス人が「フォンフォンフォンフォン」って言いながら私にね抱きついてくるの。
何も分かんない。
何を言ってるか全然分かんない。
あははっ!歌詞はもう…。
歌詞はちゃんと知ってる。
フランス人のように。
そうそうそう。
でもお父様はそういうレミちゃんのことをすごく認めてくださったんでしょ?長女?長女。
兄弟は?まだあっちにいっぱいいるの。
あっちっていうのは…。
先妻の方に6人も7人も8人も9人もいっぱいいるの。
前の奥様がいらしたんだ。
そうそういたの。
それなのにうちのお母さんのことが好きになっちゃってうちのお母さんの方にね来て…でもみんな仲よし。
あっちの兄弟もみんな仲よし。
でもそのほかにまだお父さんは戦後の子どもたちがかわいそうだって言ってそういう子たちをみんな籍入れちゃって。
うちのお父さん13人入れちゃったんだから。
あっ養子に?13人も入れたの?じゃあレミちゃん何人兄弟なの?そうよ。
いっぱいいるのよ。
だからあっちにもいるし。
こっちにもいるしこっちにもいるし。
そうそう。
いろんな子たちがうちにいて出はいりして…。
しょっちゅういるわけ?で先妻の子どもも来るからもうぐちゃぐちゃ。
毎日合宿所みたいだった。
合宿所みたいな感じで。
へえ〜。
(妻)あなたには小さくない?
(夫)いやこれぐらいがちょうどいいんだよ。
だいぶ慣れてきたぞ。
意外とできるのね。
(ナレーター)そんなニッポンの暮らしに耳を傾けたら新しい家電が見えてきました。
和食の厳選レシピが50種類選べるレンジ。
2人分でもかまど炊きの美味しさに炊き上げる小さな炊飯器。
どう?なかなかのもんだろう。
ふふっご自分でおっしゃるんですね。
これからの日々に上質を。
パナソニック「Jコンセプト」レミさんがお料理を作るようになったっていうのはちっちゃい頃から?だから私は…うちさ庭があってそこにさ温室があったりとかあずまやがあったりとか…。
ご実家ね。
そうそうそう。
すごくなんかねもう楽園…よくあったのはね学校から帰って来て桃を採って食べるとかさぶどうを採って食べるとかすごくねよかったの。
それでそこでトマトがさたまたまなっててトマト採ってさブチュッと食べたそのトマトのおいしさ。
たまんないよ。
でこれでなんかしたいなと思ってちょうど台所にうどんがあったの。
でうどんとピーマンとなんかでちょっと一緒にグジャグジャにしてなんだろうな…変なグラタンみたいな変なもの作ったの。
トマトうどんのグラタンみたいなのが出来たんですか?じゃあ10代の頃にそういう感覚を持ってらしたの?小学校の頃から。
それは考えたの?そう考えて。
それでそのときに私もう食べててもう学校の勉強よりかさ…。
もうだって鼻でも目でも口でも耳でも五感を楽しませてくれるってさこんなに料理って楽しいもんないなと思ったの。
へえ〜!
(平野)で私はだからもう学校の勉強でじっと座ってさ黒板見てなんかやってるのがあれが居たたまれないの。
嫌いで嫌いで大っ嫌い!もう私酔っ払ってるってよくちっちゃいときから言われてね。
ちっちゃい頃から言われてたの?そうそうそう。
「レミちゃん酔っ払ってるでしょ」ってさうん…学校へ行くと。
「酔っ払ってるよ!レミちゃん絶対酔っ払ってるよ!」って言われちゃうの私。
あははっ!ちっちゃい頃からこんな感じだったんですか?ずっとこのまんま。
結構進学校にお入りになったんですよね?上野高校。
うちの親戚がみんな上野高校ってとこに入っちゃったから私も上野高校に入ろうかなと思って勉強しちゃったら入っちゃったのね。
入っちゃったの。
できたんだ。
いやいや…そしたらさ校長先生がうちのお父さんにさ「いや〜まぐれでしたね」っていうふうに言ってたって。
ほんとに。
で山の向こうには東大が見えるの。
で東大目指してさ…先生が「あそこ目指して勉強しなさい」ってみんなに言うの。
ああ〜みんなに言うの。
もう昼休みでもシ〜ンとしてみんな勉強してるの。
真面目な子ばっかりなんだ。
そうそうそうそう…。
で間違えて入っちゃったから大変。
宿題なんてやっていかないからね。
でもあるときもう学校辞めちゃうんでしょ?それで…それで私は先生に指されちゃったの英語の時間ね。
で立って読んで訳しなさいっつって。
わっ!やられちゃったきちゃったと思って「はい分かりました」って言って立ってであんちょこ出して…。
下にあんちょこがあったの?うんうん。
15行ぐらい訳したの。
そしたら先生が「君そこ読んでるとこと訳してるとこ1ページ違うよ」って。
違うって言われたの?ばれちゃったんだ。
嫌なヤツでしょ?嫌なヤツでしょ。
でもう学校嫌だと思って「先生さよなら皆さんさよなら」って言って…。
そこで帰っちゃったの?帰っちゃったうん。
高校2年の1学期ぐらいかな。
勇気ありますよね。
それから学校行ってない私。
それっきり行ってないの?それで行ってなくてお弁当もらってうちのお母さんが作ってくれたお弁当で…。
もう行って山手線内回り飽きると外回りぐるぐる回って。
山手線を。
そう。
で上野公園でお弁当を食べて夕方帰んの。
それ1週間してたんだけどこんなことやってらんないと思ってお母さんに「学校辞めたくなっちゃった」っつったら「お父さんとこ行ってちゃんとね言いなさい」って言ったからちゃんとお父さんの前で初めて正座して「お父さん学校辞めたくなっちゃった」って言ったの。
そしたらお父さんなんかの翻訳してたのかなでなんか鉛筆でこう…ペンで書いてて老眼鏡パッと取って私の顔を見て「辞めろ」って言ったの。
なんにも…説明もなんにも聞かないで?「なぜだ?」とかもお聞きにならないで?はぁ〜。
あははっ。
それ聞いてどう思ったんですか?嬉しかった〜。
もうそれ言ったら…ああ〜ダメだって泣いちゃう。
泣いちゃう…。
ふふふっ!
(スタッフ)あははっ!んん…。
はあ〜もう…ふふっ。
ほんとにもういいお父さんだったね。
ほう〜!ちゃんともう娘のことを見てたんですね。
(平野)そうそうそうそう…。
ほんとに本質をね。
もうだから…だからほんとにだからね親ってありがたいね。
ああそう〜。
(子ども達の歓声)
(歓声)
(でんきやさん)こんにちは〜。
《オーブンレンジってあっためるだけじゃもったいないんで》ご主人せっかくなんで。
《なので私は食材や調味料を持って行って一緒にお料理を作りながら使い方の説明をしてるんです》
(夫)2のほうね。
はいそうですね。
早いですね覚えるの。
(妻)あっジュージュー鳴ってる。
《電化製品買ってそれでなんか幸せな暮らしができればいいなって。
そういうお手伝いをしたいです》レンジが全部やってくれたんで簡単だったです。
簡単でした?あっよかった〜。
今日のゲスト平野レミさんの夫は人気イラストレーターの…。
素朴で温かなタッチに定評のある和田さんは「週刊文春」の表紙やタバコ「hi−lite」のパッケージなど多くの名作を生み出しています。
レミさんが料理愛好家になるきっかけはそんな和田さんとの結婚にあったそうです。
そうよ和田さんと結婚することになっちゃいそうになっちゃったじゃないですか。
「なっちゃいそうに…」ってあるとき人の紹介で和田さんに会った。
会った。
うんうん。
そんときレミさんは和田さんのことはなんにも知らなかった?なんにも知らない。
そんときレミさん何やってたんですか?
(平野)私はTBSで久米宏さんと一緒に「男が出るか!女か出るか!」ってレコードをかけると男の歌手が出るか女の歌手が出るか…。
っていうだけのことなのに。
でそれで久米さんと番組に出ているときに和田誠さんがなんかのきっかけで。
久米さんとええ〜っと麻雀仲間で知っててどうせ聞くんだったらば知り合いの番組を聞こうかなと思って久米さんの番組を聞いてたんでしょ。
そしたらその女の人がねいい感じの人でねとってもなんかね温かい感じがして優しそうでねこういう人お嫁になったらいいなって思ったんだって和田さんが。
もう耳で聞いたそのレミさんの声だけでそう思ったの?この人いいなって思ったって。
それであの…。
久米さんに「紹介して」って?久米さんに紹介してって言ったら「いやあれだけは紹介できませんよ」って言ったって。
久米さんが?そう。
なんで?いや〜私のこと好きだったのかもしれない。
(一同)あははっ!そういう疑惑は出てますよね。
あははっ!まさかまさか好きなわけないさ私のことなんか絶対に。
だって私が聞いたのはですねようやく会う日取りが決まったときに赤坂の昔の局舎の隣にね…。
フルーツパーラー。
でそこのソファに座って和田さんが待っていらしたらそこに黒柳徹子さんがいらした。
そうよ!「
(黒柳徹子のモノマネ)あら誠ちゃん今日はなんの用事で来たの?」っておっしゃったんでしょ?そうそう。
そしたら和田さんは「今日は僕のお嫁さんになる人と会うんだ」っておっしゃったって。
そう。
会う前にもう決めてたっていう。
そう!だから私が嫌だっつったらどうしちゃったんだろう?「私は嫌だ」って言わなかったの?
(平野)言わなかった。
それはなぜかっていうと和田さんがインテリ好きなのよ。
(スタッフ)あははっ!インテリが好きなの?それでね和田さんと「ざくろ」っていうさあの…あそこに行ったのね。
あっしゃぶしゃぶ屋さんね。
しゃぶしゃぶ屋さんに行ったのね。
そしたらさ魚…つきだしで魚が出てきたの。
その魚がさ1個1個全部さ…魚ってこうやって泳ぐでしょ?だからこっち側とこっち側に目が付いてるでしょ。
それがさその魚はこっち側に2つ目が付いててこっちないの目がないのよ。
上に…ヒラメみたいなことになってるんですか?そう!そしたらそのさ和田誠っていう人がさ「左ヒラメの右カレイ」って言ったの。
はあ〜!そのひと言で?それでなんて学のある人だと思って。
もうそこで折れたの?あははっ!
(スタッフ)あははっ!そしたら…聞いて!えっ何?そしたら永六輔さんが…私が結婚するかもしれないみたいなことになったの話が。
そしたら永さんがそこのTBSのそのね角の果物屋さんとこに私のこと呼んで「レミちゃんちょっと来て来て」っつって…。
永さんが心配して…。
心配して私のこと呼んでそれでええ〜っと「知ってる?和田誠さん」「なんにも知りません。
イラストレーターってどんなことするか知りません」って言ったの。
そしたら「あのねイラストレーターでもね和田さんっていう人はね似顔絵を描くんだけども点と口と線ぐらいでもうちょんちょんちょんだけでその人にそっくりに描くのが和田さんなんだよ。
だからレミちゃんのいろんなものを省いて省いてがちゃがちゃを省いて本質を見たんだよ」って。
あら〜。
もうそれだけ聞いただけでその人いい人そうに思っちゃうじゃないですか。
うん。
思った?うん!そう思った。
それで無事に結婚なさいました。
そうしました。
1週間で。
1週間…出会ってから1週間で結婚して。
そう。
レミさんはでもお嫁にいったときにはその今みたいにお料理をメディアでなんていうの…。
なんにもなんにもなんにもなんにもなんにも…。
まあ料理研究家…ではない?だから私は「愛好家」って言ってるんですけどあの〜あんなもん研究するもんじゃないもんだって。
楽しくて。
楽しくて!だって食べられるもの同士の組み合わせでいろんなことができるしあんな楽しいままごとのようなものないと思うね。
でも苦になることはなかったんですか?だからもう苦になることはやらないしだから好きだから苦にならないのよね。
へえ〜!で今や料理愛好家として有名なレミさんの今日はお料理を作っていただけると。
そう。
鍋1つで作るの。
鍋1つで?うんうん。
はいパスタ料理ですか?はいはい。
じゃあね「茹でないパスタ」。
あっ…ふふっ。
レミさんが作ってくれるのは「サワコの朝」のために考案した新メニュー「茹でないパスタ」。
パスタと具材をすべて1つのフライパンで調理できる簡単でおいしいひと皿です。
あっ「レミパン」1つですべてをやっちゃうんですか?
(平野)そうやっちゃうの。
今これ空。
(平野)そうです。
これねもう佐和子ちゃんでもできる簡単だから。
私でもできる?はい。
(平野)水入れるじゃんこうしてね水入れるでしょ。
鍋に水を入れます。
(平野)水入れるでしょ。
そうしたらカブ入れちゃうでしょ。
はい。
(平野)それからトマト入れちゃうでしょ。
そのままおっきいまま?
(平野)この中で湯むきするの。
この鍋の中で。
レミパンの中で。
そう。
チョリソーからいいうまみが出る。
チョリソーから…。
(平野)チョリソーからうまみが出る。
でチョリソーじゃなくったってソースでやってももちろんかまわない。
でこれね「和だし」っつって…。
あっ和だしねはい。
それとあとこのニンニクね。
あっニンニクがあったここに。
私さいつもねニンニクをねこうやってやってんのここで。
こうでしょ…えいっ!あっ豪快…。
(平野)ほらっ!佐和子ちゃん取れるのよ!あっという間!
(平野)一発で。
ほんとだ。
これでもういいの?これ中に入れちゃうパラパラパラ〜って入れちゃう。
でこのまんまフタするのこうして。
はい。
(平野)であとこれはパスタさ茹でないの。
パスタは別に…別茹でしとかないの?しとかないでこのうまみの中に吸わせちゃうのこれみんな。
あっこれこのまま?先生大丈夫なんですか?先生あとで食べてください。
先生って私?全然平気ですから。
あっきた!大変大変!熱湯にしてるでしょ。
そしたらさ佐和子ちゃんこれをここに半分に割って入れてください。
ここに?このまま?ここに。
そう。
半分に切って?はいパチッとやってはいそのまんま。
入れるんですか?ふふふっ。
(平野)そうこれでいいの。
これでいいんですか?
(平野)そうこれでいいの。
でこっからまあ7分ぐらいかな。
7分。
であとやることないのずっと。
やることないの?そう。
だからもうチョリソーのおいしいさうまみとかカブの甘みとか…。
全部が入るの?うんうん。
だから全部パスタの中に全部入っちゃう。
全部…。
(2人)入っちゃう!そう。
ああそう〜。
(平野)それで見て見て見て…こうでしょこうしたらさ皮がさほら取れるの。
あっトマトの皮が。
(平野)ほら!まあ〜…。
最近はだってお孫さんも…。
もう3人いらっしゃるんですって?3人そうそう。
お嫁さんと料理本も出して。
そう。
でお嫁さんがまた全然料理しない方だったんだって?お嫁はだってうちの…うちに来たお嫁はひどくてさ。
シジミがアサリになってアサリがハマグリになると思ってたんだって。
あははっ!最悪な嫁でしょ?でもその人がお料理好きになったんでしょ?レミさんのおかげで。
そうそう。
それで勉強してこりゃ大変と思って…。
食育インストラクターになっちゃった今。
えっ!?免許取っちゃった。
それ何を教えたんですか?まず。
お料理なんにも知らない人に。
なんにも知らないから「全部私のとこに来て来て見てて黙って見てて」って。
横で見てなさいって?うん。
そしたら「はい分かりました」って。
でまたでっかいのこんな背でっかいのよ。
態度もでっかいし。
態度もでっかいの?まあ〜態度もでっかいのよ。
えっお姑さんとお嫁さんとケンカしたりなんか。
ケンカはしないね。
ケンカはできないねおっかないから。
おっかないの?背でっかいからこのくらいあるから。
あははっ!あっいい時間になりました。
(平野)そう。
バター入れました。
入れました…。
おいしそう!
(平野)でこれで平気もう。
おしょう油が合う感じ。
(平野)そう。
オッケーねこれでね。
なるほど色がきれい。
はいはいはい…。
なんかねレミさんのお料理ってね雑っぽく見えるんだけど…。
そうなのよ!雑な料理よ!でもすごくきれいだし食べるとこれもう大変ですよ。
はい出来ました!
(2人)完成です!パチパチパチ…
(拍手)
(平野)イエ〜イ出来たね。
やった〜!はいレミパンパスタ。
(平野)はい。
レミパン1つだけで。
(平野)そう作っちゃった。
ねっ。
普通これだったら3つぐらいお鍋いるかなっていう感じなのに。
そう。
いただきます!わはははっ!うん…。
うん!ちょうどパスタ茹で上がってる!
(平野)いやほんとに?うん。
これ柚子コショウがいい子でさいい仕事してくれるのこの子が!私大好き柚子コショウ。
うん!ほんとだ!
(平野)すごくいいでしょ?急にコ〜ンってね。
コ〜ン!
(平野)なるでしょ?やった〜!ふふふっ。
そういうことも思いつくんですか。
思いつく。
いろいろ試行錯誤するの?分かる分かる分かってくる。
だんだん分かってくる。
もうやってればやってるほど分かってくるね。
分かってくるもんなの?これはこれが合わないとか…。
分かる分かる…。
唐辛子よりも柚子コショウとか。
お料理お料理お料理お料理って思ってたらねだんだん分かってくるの。
あっちゃんと追究してるんだ!してますよそれはうん。
まだ新しい料理を考えるんですか?だって食べられるもの同士の組み合わせだから無限にねいっぱい出てくるじゃない。
まだまだ知らないような食材が世の中にいっぱいあってこれからの時代楽しいんじゃないかな〜。
いろんなところから問い合わせがあるでしょ?これ使って作ってみてくださいとか。
そうそうだから太っちゃうよね。
あははっ!今後の夢はなんですか?私さ夢って聞かれるのがいちばん嫌なの!夢なんて持っててかなわなかったら嫌じゃない!ああ…。
「今年の抱負はなんですか?」とか「来年の抱負なんですか?」って言うでしょ。
抱負なんて持ってたら悲しいじゃない。
だからそういうのやらないの。
そういうの持たないの。
持ったことあるんですか?持たない持たない持たない!絶対持たない!それでこの仕事楽しそうだなやってみようかなってねそれでクリア。
これちょっとあんまりやりたくないなこっちがいいかなって自分の好きなものをねずっとねこうつまみ食いしていくじゃない。
でフッと後ろ見たときにあっ自分の好きな方向にこう向かってるなって感じがするの。
ちゃんと一本線が通ってるんだ。
通ってると思う。
こうアトランダムに拾っていったにもかかわらず。
そうそうそうそう。
へえ〜。
はいそうだもう一曲。
曲聴きながら私頂きますから。
マイケル・ジャクソンマイケル・ジャクソン!マイちゃんの「・Youarenotalone」ってあの歌が好きで好きであれ聴くと涙出てきちゃう。
もうさマイちゃん死んだときからずっと全部もうマイちゃんの本を読んで詩も読んで…詩集も買ってでマイケル・ジャクソンがほんとにすばらしい人だって…。
あんなこと言われちゃってねえ疑惑だなんたってかわいそうに。
でほんとにすばらしい人でさ天使だと思ったのね。
うん。
だから私はもう和田さんに「お父さん…和田さんやっぱりマイちゃんは天使だったよ」って言ったの。
そしたら「天使が整形するか」っつったのよ。
あははっ!
(平野)失礼しちゃうでしょ!だから私はもう1週間ご飯作らなかったね。
ケンカしちゃったんだ!1週間ご飯作らなかった?そうよ作らないわよ!あんなすばらしいマイちゃんのことを天使のマイちゃんのことを…。
いいじゃん整形したってさ別に。
いいね!いいね〜しみじみ?しみじみ…いい!マイちゃん大好き!だから夢の中でマイちゃんとしゃべってたりとかするのよね私いっぱいね。
ええ〜何しゃべってるんですか?それがねいい人なの!すごくいい人でさ私のご飯もさ食べてくれたからね「おいしいおいしい」っつって。
ああいう夢もっと見ないかな〜。
マイちゃんいいね〜。
あははっ!いいねレミさんの毎日が。
毎日が楽しそうで。
なんだかねもうバカみたいでしょ?私ね。
いやこのテンションが下がらないところがすばらしいですよ。
(平野)テンション?でもさ80になっても90になってもこうなってんのかな?私。
いいねそれがいいね。
えっ?嫌だな〜杖突いて?だってその歯が丈夫だから200歳まで生きるって歯医者さんに保証されたんでしょ?そうそうそうそう…。
生きようよいっぱい。
私は無理でしょ。
佐和子ちゃん生きようよ!分かりましたついていきます。
これからも仲よくしてください。
こちらこそこちらこそですよ。
もう愛してますから。
愛してますか?おかしいでしょこれ。
酔っ払ってませんから私たち。
今後も…。
豪華なゲストが続々登場します。
お楽しみに!2015/11/21(土) 07:30〜08:00
MBS毎日放送
サワコの朝[字][解]【平野レミ▽幸せをつかむ料理】
ゲスト・平野レミ/料理愛好家▽「お料理、お料理…」と思っているとだんだんわかってくる。料理は楽しいおままごと!鍋一つで作るパスタレシピを初公開!阿川佐和子が迫る
詳細情報
番組内容
ゲストは、料理愛好家の平野レミさん。底抜けの明るさと簡単で美味しい料理で幅広い支持を得る平野さんのデビューは実はシャンソン歌手としてでした。仏系アメリカ人で仏文学者の父の影響でシャンソンを聴き始め、その薫陶を受けフランス人に話しかけられるほど完璧な発音で人々を魅了しました。そんな平野さんが一転、料理の道を歩み始めたきっかけとは!?
番組内容2
プライベートでは、番組のオープニングイラストを手がけるイラストレーターの夫・和田誠さんと、出会いから一週間で結婚を決めたといいます。スピード婚に結びついたドラマのような展開とは!?
平野さんが考案したレミパン一つで作る手間要らずのパスタ料理のレシピを初公開します。阿川が絶賛するそのパスタとは!?お楽しみに!
出演者
【司会】
阿川佐和子
【ゲスト】
平野レミ(料理愛好家)
1947年、東京都生まれ。
1964年、高校中退後シャンソンの道へ。日航ホテルのミュージックサロンで歌手デビュー。
1970年、「誘惑のバイヨン」で歌手デビュー。
1970年、TBSラジオ「それゆけ歌謡曲」に出演。
1972年、イラストレーターの和田誠さんと結婚。
2001年、調理器具「レミパン」を発売。累計販売個数が250万個を超える。
出演者2
2015年、万能だしパック「わたしの和だし」を発売。
音楽
【番組テーマ曲】
「Tea for Two(二人でお茶を)」歌:ドリス・デイ
お知らせ
【解説放送あり】
制作
【製作】MBS TBS
【制作協力】TBSビジョン
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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