生字幕放送でお伝えしています≫ATPワールドツアーファイナル。
1次リーグ、グループB。
大会6日目1次リーグの最終日を迎えました。
スペインのラファエル・ナダルとスペインのダビッド・フェレール。
第1セット、タイブレークに入っています。
タイブレークは、フェレールが3ポイント続けて取っています。
3ゲーム連取のナダル。
そのあと、4ゲーム連取のフェレール。
ダブルフォールト。
≫ここはいい流れをつかんでいるフェレールにとっては痛いダブルフォールトになります。
≫タイブレークはサービスが2回ずつで交代をしていきます。
ナダルが1つ、返しました。
少しずつ、お互いミスが目立つようになってきました。
ナダルは先ほどこのタイブレークで自分のサービス2つ落としました。
タイブレークではサービスゲームを落とすことをミニブレーク。
相手のサービスを破ることをミニブレークといいます。
2つフェレールがミニブレークしています。
まだ今大会、勝ち星のないフェレール。
両者のポイントが6の倍数になりますとチェンジエンドです。
エンドが変わります。
ラファエル・ナダルはバブリンカ、マレーにいずれもストレートで勝っています。
このツアーファイナル今年はまだセットを落としていません。
増田健太郎さんの解説でお伝えをしています。
サービスゲームの安定感という意味では今日、両者ともになかなか苦しんでいますよね。
≫そうなんですよね。
あと、流れというのがどうしても、お互いリードしていると追いつかれてしまう展開が多くて、まだまだ今、4−2でフェレールがリードしていますけど分からないですね。
≫タイブレークに入ってもサービスゲームが安定しないところがあります。
フェレールとしては、やはり長いラリーを続けていきたいんですか。
≫そこからずっと打ち続けたいといういいペースで打ちたいというのがフェレールの戦術というか流れですね。
≫ここもナダル、返せません。
ナダルが攻め急いでいるようなところがありますか。
≫やはりフェレールのショットに少し食い込まれているケースが多いですね。
フェレール、非常に体を動かして前で、前でナダルのボールを処理しようとしているんですね。
ナダルは少しずつ押されていって苦しい展開を強いられながらポイントを返しているような感じです。
≫フェレールは、ここは2つサービスが続きます。
7ポイント取りますとタイブレークをものにすることができます。
アウトです。
セットポイントを迎えました。
チャレンジをします。
アウトの判定に対してナダルのチャレンジ。
アウトです。
フェレールは今大会初めてのセット獲得に向けてのセットポイントです。
ワイドサービスはリターンがアウトの判定。
ナダルがチャレンジするかどうか…。
≫ナダルが打ったボールに対してアウトの判定だったんですがオーバールールしたんですね。
そしたら今度フェレールのほうが…。
≫判定どおりアウトとなりました。
ラインパーソンのアウトの判定に対して主審のオーバーコール。
インの判定に対してのフェレールのチャレンジ。
これが判定どおりアウトということで第1セットは7−6。
タイブレークを制してフェレールが取りました。
デビスカップ日本代表コーチの増田健太郎さんの解説でお伝えしています。
第1セットのスタッツです。
ファーストサービスの確率がナダル、70%フェレール、56%。
ファーストサービスで取ったポイントはフェレールのほうが上。
セカンドサービスで取ったポイントはほとんど変わらず。
ウィナー、14。
特にフェレールの回り込んでの逆クロスです。
≫ナダルのボールが跳ねる前に処理して速い打点から打ち込む展開を非常に多く繰り返していますのでエースが多くなってきます。
≫そのほか、下から4番目5回のショット以下のポイントの獲得それから5回から9回のショットの獲得。
それほど大きな差は出ていません。
走っている距離は、やはりフェレールのほうが長いですね。
≫ファーストサービスの確率はナダルのほうがいいんですがやはりナダルはスライス系のサービスを使ってファーストサーブを打っていますのでその辺で確率が上がってくるんですよね。
ただ取得率はフェレールのほうが高い。
なので、それがセットを取っている要因にもなっていますよね。
≫ナダルとしては今大会初めてセットを落としました。
準決勝進出はすでに決めています。
1次リーグ敗退が決まっているフェレールですがフェレールにとっては初めて今大会セットを奪いました。
≫この辺のお互いの心理というのが今、どういうところにあるのかなという。
やはり勝ちが決まっているナダル。
そして、1つでも多く勝ちたいと思っても明日が、いわゆるないフェレールなんですよね。
100%、それ以上出しても何も問題ない。
そういった体当たりのフェレールのプレー。
こういったところが少し表れているのかなというのは感じますね。
≫今日でグループBの1次リーグが終わります。
ナダルはすでに準決勝進出を決めてフェレールはグループBの最下位が決まっています。
バブリンカとマレーがこのあと対戦をして勝った選手が準決勝進出ということになります。
年間の長いツアー大会の最後の戦いになりますワールドツアーファイナル。
第1セットタイブレークを制して7−6でフェレールが取りました。
フェレールにとっては今年最後のゲームになります。
1セットダウンの、ナダルのサービスゲームからです。
第1セットは、立ち上がりいきなり3ゲーム続けてナダルが取りました。
そのあと4ゲーム続けてフェレールが返しました。
第2セットです。
ダブルフォールト。
今日2つ目。
ナダルはこのゲームどういうふうに考えてトライしていくでしょうか。
≫やはり気持ちをリセットしてプレーもリセットして正確に自分のテニスに引き込んでいきたいというのがナダル。
でも今、攻め急ぎましたよね。
サービスから。
≫過去2試合と比べて、ナダルの今日の違いというのは増田さん、どのようにお感じになっていますか。
≫やはり、自分からの展開が少しうまくいっていないという印象はありますね。
前の2つの試合というのは自分の得意なフォアハンドをうまく散らして深い位置へしっかりとコントロールできていたんですが少しフェレールに食い込まれているなという印象はありますね。
≫ネットポイントはこれで6分の5。
確かに、そうですね。
積極的にネットをとるというシーンが今日は少ないかもしれませんね。
ここぞで出る、ガッツポーズ。
増田さん、食い込まれているとおっしゃいましたけれども逆にそれは今までナダルが相手に対してやってきたこの2試合でしたね。
≫そうなんですね。
ナダルは回転量を多くして相手を押し込んでいくんですがフェレールは今非常にタイミングを速くして打ってくるので。
ナダルがボールを持ち上げる時間を奪っているんですね。
≫同じ食い込ませるにしても少し、やり方が違うわけですね。
≫はい。
≫ですからナダルとしては第1セットでは自分のタイミングでしっかりと打てる時間がフェレールによって奪われていたわけですね。
≫はい。
≫ゲームポイントです。
第2セットの立ち上がり。
いきなりデュースになりました。
アンフォースドエラーいわゆる単純なミスは両者ともに第1セットほとんど数は変わりませんでした。
ただ、過去2試合に比べても印象としてはかなり今日は多いというナダル。
ちょっと、ナダルが過去2試合バブリンカ、マレーに対して強さが目立っていましたからね。
少し今日はどうかというところが目に付いてしまいます。
ナダル、第2セットの第1ゲーム取りました。
年間のポイント上位8人だけが出場できるこのワールドツアーファイナル。
1次リーグの最終日を迎えています。
錦織圭選手が所属するグループAはすでにすべてのゲームが終わっています。
フェレール、ジョコビッチが準決勝進出を決めています。
フェレールのフォアハンド第1セットの打った場所です。
バックハンド側に集めてウィナーを空いたフォアハンドのほうに狙っている展開が見受けられますね。
≫ですから、ウィナーは…。
≫フォアハンド側へたたき込んでいるんですね。
≫こういう形なんですね。
このサーブもかなりバック側を意識させています。
ただ、ナダルはマレー戦ではバックハンドを徹底的に攻められましたが。
悠然とそれを受け流した形でした。
ここはやはり食い込まれているところがあるんですか。
≫はい。
フェレール非常に動きが速いですね。
ボールの上がったところを本当に、少しでも速い打点でたたいていっていますね。
≫センターへのフリーポイント。
サービスだけでポイントを奪いました。
バックのダウンザライン、見事。
≫これはナダルの配球が非常によかったですね。
フェレール、だいぶ後ろのほうで今、ストロークしましたよね。
こうなってくるとナダルも狙う余裕ができてくるんですね。
≫僅かにアウト。
バブリンカやマレーもあのナダルのスライスには苦労していました。
フェレールのスライスの対応はいかがですか?≫今のところペースを落とさずに非常に振り切っていい返球ができているんですね。
ですから、ナダルとしてもペースを落とさせたいという意図があるんですがフェレールがそれをさせてないですね。
≫そのペースは落ちないんですね。
この回り込んでのフォアは今日、非常によく決まっていますフェレール。
サービスゲームキープ。
≫あそこからのフォアハンドを大体ナダルのフォアハンド側にコントロールしてエースを取っていたものをコースを変えましたね。
≫ストレートにきましたね。
これはちょっとナダルも予測できなかったと思いますね。
≫ある程度フォアが好調だというのはフェレールに対して、ナダルは思っている部分はあるでしょうか。
≫はい。
≫第2セットはサービスゲームのキープが続いています。
第3ゲームです。
今のバック側のボールに対してアウトじゃないかという…。
ナダルのチャレンジです。
このボールに対して。
インの判定でした。
判定どおりです。
ポイント、フェレール。
第2セット、チャレンジ残りはナダル、2回です。
今のはワイドサービスです。
≫ここは得意のワイドサーブを使ってきましたね。
≫立ち上がりはこのセンターそしてワイドと絞らせなかったナダル。
第1セットでした。
この逆クロス!また決まりました。
何か、逆クロスを打てばほとんど決まるという錯覚さえ覚えてしまいます。
≫ただ、ここのナダルのバックハンドの返球がちょっと浅かったんですよね。
そこをフェレール見逃しませんでした。
≫何回も今日、見た光景ですね。
2013年からこのツアーファイナル6連敗中のフェレール。
ナダルとしては準決勝進出が決まっています。
サーブ間の時間が29秒かかっているというナダルです。
≫先ほどのポイントでウォーニングを取られました。
≫25秒というのがATPのルールになっています。
ナダルとしても準決勝に向けては当然、早くこのゲームを終わって備えたいところもあったでしょうがそうもいっていられない状況になりました。
≫今は全くそんなことを考える余裕はなくなっていると思いますね。
≫準決勝のことはほとんど頭にないでしょうね。
≫はい。
≫なんとかこのサービスゲームをキープ。
準決勝はこの翌日に行われます。
第2セットはお互いサービスゲームキープが続きます。
この1次リーグ、グループB。
バブリンカ、マレーナダル、フェレールの4人です。
このあと、バブリンカとマレーが1次リーグ最後の対戦で勝ったほうが準決勝進出ということになります。
準決勝はそれぞれのグループの上位2人が進出します。
グループB1位のナダルそして、グループA、2位のジョコビッチの対戦が決まっています。
ナダルは、仮に今日、落としたとしても直接対決でバブリンカ、マレーのいずれにも勝っていますのでグループBの1位は決定しています。
まだ決まっていないのはグループBは2位、3位。
これをバブリンカとマレーが争うということになります。
グループAでは錦織選手があのフェデラーと非常にすばらしい今大会の中でもナンバーワンのゲームをやってくれましたね。
≫錦織も、劣勢になりながら追いついていくあのパフォーマンスには本当に驚かされますね。
≫今年はほしいところでポイントが取れなくて苦しんでいたところがありましたがそれを払拭するような見事なプレーがありました。
1セットアップのフェレール。
ニューボールで迎える第2セット第4ゲーム。
第1セットは互いに3つずつのブレーク。
第2セットはお互いここまでキープが続いています。
1万7800人収容のロンドン東部テムズ川沿いにありますO2アリーナです。
ファーストサービスの確率は今日、45分の27。
60%です。
相変わらずサービスでは絞らせていないでしょうか?≫今、いいワイドサービスから入りましたね。
仮に、あそこから返球されてきてもフォアハンド側が大きく空きますからそこに打ち込むことができます。
≫またワイド。
リターンエースかというところで今、インの判定に対してチャレンジ、フェレール。
審判の判定に対しての確認です。
1セット、3回失敗するまで何度でも行えます。
インです、リターンエース。
やはり、こういったボールは絶対逃しません。
≫しかも、今、打ち分けましたね。
ずっと逆クロスの方向を見せていてたまに、フォアハンド側に狙うんですよね。
≫先ほども、画面でいいますと画面奥のコートのときにストレートのフォアハンドを見せました、フェレールです。
センターへのサービスエースが決まりました。
今日4つ目のサービスエースです。
第2セットは2−2。
今年のポイント上位8人しかこの舞台に立つことはできませんツアーファイナル。
今日で1次リーグが終わります。
第2セット、第5ゲームナダルのサービスゲームです。
≫今日はナダルこのフォアサイドでセンターへのサービス対応してきますね。
やはりスライスサーブをうまく生かしています。
≫アウト。
ナダルは今大会セカンドサービスのときにポイントをよく取れています。
ただ、今日はセカンドサービスで取ったポイントが50%。
過去2試合は58.7%。
出場8人のうち2番目にいい成績です。
最初にフェレールが第1セットでボディーサーブをうまく対応していたんですがそのあとは、かなり苦しいリターンを強いられています。
≫お互い、ここはキープ、キープが続いていますからブレークが非常に重要になってくるんですよね。
出だし、あれだけブレークできていた展開がいきなりできなくなって今、どうやってお互いブレークしようか考えているところだと思います。
≫第1セット、第2セットの大きな違いというのは何か増田さんお感じになっている部分はありますか?≫出だしはペースが早かったですね。
お互い、すごい勢いで始まって、まだほとんどお互い展開できていないのにポイントがどんどん進んでいくという形でした。
後半から少しお互い落ち着いた形でラリーができるようになってキープ、キープの展開が続きましたよね。
今は完全にキープ、キープの流れになってますね。
≫第1セットは確かにショートポイントであっという間に取ってしまうというような形が立ち上がりからありました。
≫激しいラリーを予想していたのでこういうペースで?というぐらい速いペースでしたよね。
≫むしろナダルが押していて2連勝の勢いもありますしあの強さもありますからひょっとしたらフェレール相手といえども簡単にいくのかなというそれぐらいの勢いがありました。
1次リーグ、グループB。
ナダル、フェレールのお互い最後のグループリーグの戦いです。
第1セット、タイブレークでフェレールが取りました。
第2セットはキープの展開が続いて第6ゲーム、フェレールのサービスゲームです。
深めのサービスはダブルフォールト。
フェレールダブルフォールトは2つ目。
マレー戦では8つありました。
3本連続、外しています。
今、ナダル側からしますと増田さんブレークのために、ナダルが今一番しなくてはいけないことはどういうところになりますか。
≫やはり、自分の展開に持っていくことですね。
フォアハンドがどうしてもまだうまく展開しきれていない。
ですから、しっかり構えたところからボールを散らせるようにしていきたいです。
≫ここまでの展開としてはベースラインでの打ち合いというのが基本にはなってきています。
あまりネットを取っていくというシーンはそれほど今日、両者多くありません。
≫このゲーム、少しフェレールにミスが続いていますからナダルとしてはチャンスですね。
≫回り込んでのショット。
これも早く打っていったんでしょうか。
≫少し前で処理しようと思って自分の立ち位置を変えたんですが少し振り遅れてしまいました。
≫アンフォースドエラーはほとんど一緒。
フォアハンドのウィナーはフェレールのほうが上。
ポイント先行を許した中からゲームポイントを迎えました。
ここで角度をつけてきた。
フェレールもナダルも見事でした。
≫久しぶりのロングラリーでしたね。
≫よく取りました。
一瞬ですね。
体重が左にかかりました。
≫タイミングが若干早く処理することで決めることができました。
≫デュース。
ライジング気味にとってそのあと、しかしナダル。
ナダルはチェンジオブペースがうまくいきません。
≫フェレールがよく返してますね。
ペースが遅くならないようにしています。
≫逆にブレークのチャンスを迎えています、ナダル。
いいフォアハンド。
今日は、フォアハンドが好調。
≫しかも今のフォアハンドはしっかり回転をかけていて弾んでから高くバウンドさせているんですね。
ですから、打たれたあとカウンターを取られないようにもしてあるんですね。
≫深いところでのリターンを強いていきましたフェレール。
いいサービスが続きました。
デュースに突入しましたがフェレールサービスゲームをキープ。
まだ今大会、勝ちがありませんがナダル相手にその1勝を取れるかどうかという。
≫フェレールとしては今この展開は、自分にとってはナダルを倒すにはチャンスな場面ですね。
≫ここ、そろそろブレークが勝負を分けてきそうですが。
≫彼としてはこの機は逃したくないという強い気持ちがあると思います。
≫ここ、フェレールとしては攻め込んでくるでしょうか。
いいショットが決まりました。
押し込まれていましたが、ナダル。
やはり、ナダルは1本で局面を変える力というのがすごいですね。
≫そうですね。
それに対してフェレールはずっと打ち続けなければいけない。
≫セカンドのコースに対してはかなりフェレールもアジャストはしています今日のゲームです。
コースは読んでもいいリターンまでは至りませんでした。
≫角度のあるサーブですからね。
返球も非常に難しいです。
≫ファーストサービスは今日、65%の確率で入っています、ナダル。
もう一度ファーストサービスです。
サービスでのポイントがお互い、60分の35。
これもリターンとしては難しかったでしょうか。
≫はい。
非常に曲がってますね。
ですから、それを抑えるのはやはり簡単ではないです。
≫非常にバウンドが弾むというのがロンドンのO2アリーナの特徴です。
スライス系はかなり伸びていくんですよね。
≫はい。
≫ラブゲームでキープしましたナダルです。
なかなかブレークの雰囲気が出てこない第2セットになりました。
第7ゲームまで第2セット、終わりました。
ナダルの4−3です。
第1セットはタイブレークでフェレールが取っています。
ナダルにとっては準決勝進出を決めているこの1次リーグの最終戦ということになります。
≫ナダルが簡単にポイントでサービスをキープすることができましたね。
こういうサービスのキープのしかたができるとリターンゲームに力を注ぐことができるんですね。
ですから、そういったゲームで少しでもサービスを簡単にキープしていくことでリターンゲームに集中力を増してブレークしていくチャンスをうかがうのが大切になるので今、ナダルが非常にいい形でサービスゲームを取りましたので次にかなりの力をリターンゲームに注げるんじゃないかと思います。
狙ってくると思います。
≫終盤でのリターンというのはかなり重要性を持ってきます。
ATPツアーファイナル1次リーグ、グループBの最終戦の日を迎えています。
各選手、残り、このグループリーグ1試合ずつです。
第1セット、タイブレークでフェレールが取りました。
お互い3つずつのブレークがありました。
第2セットはキープが続いて第8ゲーム、フェレールのサービスゲームです。
フェレールのサービスはどう見ていますか?≫今のところ非常にナダルのバックハンドをうまくついて、いい形でストロークできていると思います。
≫しかし上を抜いていきました。
フェレールも今日珍しくブロック気味に落としていきました。
≫ドロップショット使いましたね。
≫リターン側のナダルがポイント先行。
大きなリターンゲームになりますナダル。
1セットダウンです。
少しトスアップのタイミングが合わないケースがあります。
アウトだ…。
ダブルフォールト。
第2セット、取るにひとしいブレークのポイントがやってきましたナダル。
3回、あります。
≫こういう流れのときは1回でしとめたいんですよね。
やはり、スライスで相手のペースを変えるまでには今日は至っていないナダル。
ただ、まだあと2回あります。
ここも2回あるという感覚ではなくてこのポイントでという意識になりますか。
≫そうですね。
早い段階で抑えておかないとずるずるいってしまうんですね。
≫セカンドをナダルどう対応してくるか。
取りました、ナダル。
ブレークに成功。
第2セット両者を通じて初めてのブレークです。
1セットダウンのナダル。
第2セットを取り返すチャンスを迎えました。
これから、サービスゲーム。
第9ゲームはナダルのサービングフォーセットです。
あのリターンがその表れだったでしょうか。
≫そうですね。
さあ、ここのサービスゲーム非常に大切になります。
ファーストセットではこの展開から挽回を許しているので。
≫第1セットは5−5からお互いブレークでタイブレークに入りました。
第1セットは粘ってタイブレークでものにした、フェレール。
フェレールのバックを攻め続けました、ナダル。
≫フェレール、少し後方からフラット系のボールで返しすぎてしまいましたね。
もう少し上に持ち上げないと。
≫セカンドサービスのポイントの確率がナダル、第2セットは高くなっています。
僅かにアウト。
≫ナダルはしっかり落ち着いてラリーができてますね。
ファーストセットのときはかなり決め急いでしまったんですがこのシーンでは。
今はしっかりと自分の展開に持っていっています。
≫深いボールも多いですね。
≫はい。
≫セカンドサーブです。
前に出た。
あのセンターへのスライスサーブはナダルの、今日のいいショットの1つです。
非常に回転がかかってフェレールの体の遠くへ、遠くへとコントロールされていきますね。
≫3回のセットポイントです。
首位通過は決まっているナダル。
ナダルの展開でした!フェレールもよく食らいついていきましたがそれの上をいったのがナダルでした。
第2セット、6−3ナダルが取りました。
第1セット、タイブレークフェレール。
第2セット、6−3、ナダル。
セットカウント1−1でファイナルセットにもつれ込みます。
ベストオブ3セットマッチ。
2セット取った選手が勝ちです。
デビスカップ日本代表コーチの増田健太郎さんの解説でお伝えしています。
第2セットのデータです。
ファーストサービスの確率はフェレールのほうが上。
しかし、セカンドサービスポインツウォンセカンドサービスで取ったポイントがナダルが86%に対してフェレールが25%にとどまりました。
アンフォースドエラーが少しフェレールのほうが目立ってしまったという第2セットです。
第2セットの印象はいかがでしたか?≫後半特にナダルが非常にボールを散らせるようになりましたよね。
最後も、非常に相手をよく走らせてました。
リードすると、少し決め急ぐ展開がファーストセットは見られたんですがセカンドセットは非常にその辺を集中して落ち着いてプレーしてます。
今、自分の得意なショットフォアハンドをどれだけ効果的なところに、正確に打っていくか。
そこがちゃんとできていると思いますね。
≫ナダルにとっては準決勝を見据えながらという1次リーグ最後のゲームだったと思いますがそうも言ってられない展開が続いてこのゲームを勝つということにまず集中すると思います。
ナダルにとっての第3セットの大事なポイントはどういうふうにお考えですか?≫やはり、我々も考えてしまっていたんですが少しでもいいプレーをして準決勝につなげていく。
もうそんな余裕はほとんどないと思うんですね。
出だしのフェレールのプレーが非常によかったです。
ですから、相手をしっかりと見据えて、今の自分のプレーをちゃんと行っていく。
そしてポイント差を広げて、フェレール相手にきっちり勝つということが大事になってくると思います。
≫1次リーグ、両者にとっての最後のゲームです。
第1セット、タイブレークでフェレール。
第2セット、6−3でナダル。
ナダルのペースでした。
さあ、第3セット。
フェレールは初勝利に向けて。
まず、自分のサービスゲームから始まっていきます。
抜いていきました。
フェレールにとっては第2セットから第3セットに向けて立て直しとしてはどういうところになってきますか。
≫やはり早い展開でナダルをどんどん押し込んでいくというか。
回転系の高いボールを上げてくるのでその余裕を与えないようにしていくのが大事ですね。
今、セカンドの後半で少し流れを失ってしまったのでそれを取り戻したいところです。
≫ギリギリ。
第1セットではかなりタイミングが速くショットを仕掛けていって。
ナダルから時間を奪っていたフェレール。
≫ナダルがボレーでしとめるシーンが多くなってきましたね。
ここ14ポイントのうち13ポイントはナダル。
7ポイント連続で、今ナダルが奪っています。
ややスライスが浅くなる傾向がある今日のナダル。
≫ナダルとしては早い段階でブレークをしかけたいんですよね。
今のミスは、ちょっと不本意だったと思います。
≫そうすると、このポイント仕掛けますかね。
≫取りにいきたいそういうプレーをしてくると思います。
≫そしてセカンドサービス。
なかなか、今日セカンドサービスでフェレールがポイントを取れません。
コート上にありますスクリーンに当たったでしょうか。
コート上、13.2mのところにスクリーンがありますがこのスクリーンにボールが当たりますと相手の得点ということになります。
こういった得点ですとかチャレンジの回数それからリプレーなどもこのモニターには映し出されます、O2アリーナ。
さあ、フェレールがゲームポイントを迎えました。
0−30から。
≫今のはナイスサーブでしたね。
ワイド、ワイドに見せていて不意を突いてセンターへコントロールしてきました。
≫やはり今日要所でセンターへのサービスいいですね。
落としたが、越えず。
このミスというのはフェレールにとってはどう影響しますか。
≫今のバックハンドのタイミングですといろんなショットの選択があったんですよね。
その中でドロップショットを選んでしまって、それがミスにつながってしまったのは本人としてもしまったという感じですね。
≫先にじれてしまいましたか。
かなりナダルが引き出し多くさまざまなショットを打ち込んでいきました。
24回のラリー。
≫ナダルらしい回転のかかったボールを打ち返していました。
≫やはり、あれに苦労するんですね。
≫そうなんですね。
≫またブレークポイントを迎えました。
いい逆クロスです。
また出ました。
フォアハンドのウィナーは13本目。
≫フェレールはあの展開になると確実にしとめてきますね。
ナダルは、いかにあそこにボールを配球しないように気をつけるかですね。
≫要所ではセンターへのサービスを打ってきます。
入りました!トップスピンロブが決まって。
今、ナダル陣営も拍手していました。
≫これはすばらしいリカバーでしたね。
ナダル、でも、非常にフォアハンド、よく振れています。
低いところからでもしっかりと持ち上げることができていますから。
ただし、このリカバーは見事です。
≫体勢としても難しいでしょう。
≫はい。
≫フェレールのアドバンテージ。
ここでフォアハンドのウィナー!今度はナダルのスーパーショット。
≫ナダル、非常にフォアハンドが振れてきましたね。
≫2本とも、そうでしたね。
お互い、すばらしいショットの応酬になりました立ち上がり。
第3セットデュースになってから3度目。
なかなかチャンスがフェレールにとってきませんでした。
今度は、バックに、いいショット。
≫今、展開の中で明らかにフェレールのほうがいわゆる走っている量が多いんですね。
ですから、一見、同じようにラリーをしているように見えても主導権はナダルのほうが握っていますね。
≫ナダルのブレークポイント。
よくフェレールもしのいでいます。
4回目のデュース。
振れている、フォア。
長いラリーで活路を見いだそうとしてきましたフェレール。
対応としても決して悪くないように見えますが。
≫よく走れていますし早い打点でボールをさばいていますよね。
ただナダルのスイングスピードが非常に上がっています。
あの状態からでもまたエースとってきますから。
≫3度目のブレークポイント。
落として…。
ネットです。
5回目のデュースです。
このゲーム、10分が経過しました。
このツアーファイナル今年一番長くコートに立っています。
ナダル、3試合目。
まもなく試合開始から2時間です。
デュースになってほとんどファーストサービスの失敗がありませんでしたがフェレール。
ポイント、ナダル。
ですから、フェレールとしてはフォアハンドをどう封じるかというのがこのゲームの中でもしくは、このセットの中で課題となるでしょうか。
≫はい。
今、うまくバックハンドのほうにコントロールはできていたんですがナダルのバックハンドのほうから振ってきました。
ですがフェレールのほうはこの展開から、空いたフォアを狙いたいですよね。
≫ブレークポイント、4回目。
セカンドサービスでポイントが取れていない今日のフェレール。
しっかりバック側に打ち込んで深いフォア側でポイントを取りました。
≫フェレールはやはりポイントを取るとなるとこの展開ですね。
≫6度目のデュースです。
ナダルの返球も見事。
ナダル、5度目のブレークポイントを迎えます。
≫今、フェレールがフォアハンド構えて決定的なところまでいったんですけどねナダルが方向をうまく読みました。
それで、カウンターを仕掛けることができました。
≫アウト…。
7回目のデュース。
決めきれない要因というのはどうですか?≫やはり非常に速いテンポでラリーができていますね。
ですから、お互い構えてしっかり打てないんですね。
ですから、決定打になかなかつながらないという今、お互いしのぎ合いですね。
≫13分を超えましたこの第3セットの第1ゲーム。
フェレール、アドバンテージ。
デュース、7回。
そして、このナダル、5回のブレークポイントがこの第1ゲームであります。
返せない。
ようやく決着。
フェレール、取りました。
13分57秒。
第3セットの第1ゲーム、キープ。
これは大きなキープになりました。
≫フェレールはここを切り抜けられたのは大きいですね。
≫一番どんなところがよかったとお感じになりましたか。
≫やはり攻撃をずっと続けたことですね。
自分からのミスもほとんどなくずっと打ち続けることができました。
ナダルは確かにスイングスピードが上がって非常にいいショットを繰り返してエースを取るシーンが何回もあったんですがそれにめげずに走り続けて自分のプレーを貫き通しました。
あそこで少しでも気持ちが弱気になってしまうと一気に持っていかれてしまうんですね。
フェレール非常にいいプレーをしました。
≫落ち着いてフェレール陣営を見ていました。
お父さん、お母さんそして、フィアンセのトルネルさんの姿も映りました。
今日、この日でグループリーグのゲームが終わります。
観客の中で立っている人がいて座ってくださいというアナウンス。
よく動く。
アウト…。
しかし、フェレールもよく動きます。
≫本当にすばらしい運動量ですね。
≫しかも、あの14分に近いゲームを制したあとの22回のラリー。
9回以上のショットが続いた場合はナダルが18回ポイントを取っています。
今度は体に向かってかなり厳しいリターンをさせました、ナダル。
今、ネットに出る前のサイドへのショットが厳しかった、ナダル。
このショットです。
≫こういうところですかさず前を取れるのは気持ちがすごく、アグレッシブ攻撃的なんですね。
消極的であるといいショットを打ったあとでもつい、見逃してしまうんです。
で、また、ストロークというペースになってしまうんですがナダルは今見逃しませんね。
≫過去2試合に比べますと今日はこういったシーンが増田さん少ないとは思いますが。
≫そうですね。
≫時折バックの強いショットを見せてきます。
≫今は完全にフェレールが角度をつけたショットで。
ナダルはもう戻れないという覚悟で一発逆転を狙って打っていきましたね。
≫長い第1ゲームのあとはナダル、第2ゲームをキープ。
第3セットはお互いのキープが続きました。
セットカウント1対1で迎えた第3セットはお互いのサービスゲームキープが続いて第3ゲームです。
このゲームのあとにボールが変わります。
さすがに巻いてくることはできませんでした。
ナダルはリターンポジションがかなり深かったですね。
≫はい。
それを見逃さなかったですねフェレールは。
それを見てすかさず前にきました。
≫イメージとしては外から巻いてオンザラインというところだったでしょう。
バックでかなり厳しいショットを打ち込んできました。
まだ、ツアーファイナルで今大会、勝利がないフェレール。
逆をつきましたが、アウト。
2007年には準優勝の経験がありますフェレール、この大会。
狭いところを狙い続けました。
僅かにアウト。
≫ちょっと、低い位置から無理をしましたね。
≫入っています。
今日の鍵になるショットの1つ。
あの回り込んでのフォアフェレール。
≫ただ、ナダルも今回1回返しましたね。
少しずつ読み始めているんですよね。
≫ある程度ポジショニングとしてナダルが深めをとったりしてきていますがそれも、その表れでしょうか。
≫打ち込まれるときディフェンスのポジション取ってますね。
≫フェレールサービスゲームキープ。
そうしますとフェレールとしてもキープはしましたが。
ナダルに、ある程度対応されているなと感じる部分というのがありますか?≫やはりラリーしていて長くなってきてますね。
やはり、自分の最初のほうに攻撃していたショットが少しずつ返されているというイメージはあると思います。
そんな中ででも今キープを続けていますからね。
かなり苦しんではいるんですが最終的にはこのキープをしっかり繰り返してフェレールとしては簡単にキープしているナダルのサーブをどこかでワンチャンスで狙えれば勝ちにつながりますのでそこを狙っていると思いますね。
≫今年のポイントランキング上位8人だけが出場を許されています。
今、ガットの調整を行おうとしているフェレール。
まだ今大会、勝ちがありません。
3戦全敗で終わるわけにはいきませんし。
この大会は、賞金もかなり高額なものがありますし。
≫ですから準決勝にいけないからということではもう、ないですね。
一戦一戦が大きな賞金とポイントをやはり獲得できますので。
しかも勝ち負けに対してプレッシャーみたいなものから開放されているので思い切ってプレーできるんですよね。
≫今大会の獲得ポイントをご覧いただいていますが1次リーグで1勝すると200ポイントもらえることができます。
このポイントの積み重ねがATPのツアーランキングに関わってきます。
優勝すると、500ポイントをもらうことができます。
仮に1回も負けずに優勝しますと1500ポイントもらえますから。
グランドスラム四大大会の次に大きなポイントということになります。
≫非常に大きなポイントですよね。
≫このポイントは1年間有効になってきて世界ランキングに直結してくるポイントになります。
1セットオールで迎えた第3セット。
ナダルのサービスゲーム。
第3セットの第4ゲームです。
≫ナダルのセンターへの逃げていくサービスを今、フェレールは思い切りたたいていきましたね。
単純に返球するんじゃなくてそこから少し思い切ってプレーしてくるようになりました。
≫ファーストサービスのやり直しです。
バックが決まっています。
インの判定に対して今、ナダルがチャレンジを行います。
判定の確認です。
13.2mのコート上からの高さがありますスクリーンに映し出されます。
判定どおり、インです。
サイドにアウト。
どこかでブレークをお互い入れなくてはいけない展開になってきます。
≫フェレールは少し追い込まれた位置からのバックハンドを思い切って振り抜いてきていますね。
≫かなり強力にスピンを入れていこうという狙いでしたか。
≫はい。
≫強烈なスピンがマレー、バブリンカを大いに苦しめました。
強いナダルの復活を大きく印象付けたこの大会。
第1セットでできていたような速いタイミングでとらえていきたいところなんでしょうか。
≫はい。
少しラリーが長くなっているのでフェレールとしては早い展開をもう1回戻したインですね。
ですから、多少無理してでもバックハンドからでも思い切り打っていっていますね。
≫要所でボディーに向かってくるサーブを打ち込んできます、ナダル。
ネットにかけて、ナダル。
深いボールで押し込んでいきました。
なかなかブレークのチャンスが生まれません。
2ゲームスオールですファイナルセットです。
≫こういう展開になると1つのブレークというのが勝敗を分けるサービスゲームになってしまいますので。
お互い、非常に慎重にならざるを得ない部分とリターンゲームでどれだけ思い切ったプレーができるかなんです。
≫ナダルも仕掛けとしてどのぐらいのタイミングで入れてくるかですね。
ナダルが少し早めのタイミングで打ってきていますか。
≫はい。
ナダル、少しバックハンドを多く打たされていますね。
なかなかフォアハンドで打つシーンが少なくなっています。
≫ボールの上がり際を今、バックハンドでとらえていくシーンが多くありましたが、ネット。
立ち上がりから確かに徹底してナダルのバックをついてきているフェレールです。
狙いは明確でしたが…。
珍しく声を荒らげました。
≫ナダルにとっては、これは大きなチャンスですね。
このリードを生かしたいところです。
≫相手のミスからチャンスをもらいました。
越えません。
さあ、次のポイントです。
フェレールとしてはこの形でポイントを取りたいというのが2つ見えましたね。
≫バックハンドから返ってくる返球を相手、フォアサイドへ打つフェレールのパターンですね。
≫しのいでゲームポイントです。
取りました。
なかなかこの第3セットはブレークという形になりません。
フェレールの3−2。
第3セット、これからナダルのサービスゲームへと移ります。
≫やはり展開としてフェレールはナダルに回り込んだフォアハンドを打たせたくないんですね。
ですから、フォアハンドのワイドに動かしながらの展開にしていきたい。
ですからうまくバックハンドにコントロールして空いたところのフォアハンドへ打っていきたいというところなんです。
ですけど、ナダルのほうはそれをいかに回りこんで自分のフォアハンドを主体にするか。
どちらが主導権を握るかはその辺が鍵になってくると思います。
≫第3セットに関していいますと主導権はなかなか両方握れない握らせてもらえないというほうが正しいですか。
≫サービスゲームではお互いのプレーができているということですね。
ですからセカンドの後半でナダルが大きくリードできたのはフォアハンドから、大きく主導権を握ってラリーができた結果だと思いますね。
ですけど、今は完全にお互いがイーブンの状態になっている印象です。
≫その分、ある程度バックハンドでフラット系の強いボールを打たなくてはいけないケースが出てきてますね。
≫そうですね。
その無理が多少、ミスにもつながっているということですね。
ですからリターンゲームでお互いのそれぞれのプレーがどっちが出せるか。
そこだと思います。
≫第1セット、フェレール第2セット、ナダルが取りました。
このグループBの1次リーグの最後の対戦を迎えています。
第3セットはキープが続いてこれから、第6ゲームです。
ナダルのサービスゲームです。
すでに準決勝進出1位での通過が決まっているラファエル・ナダル。
準決勝はこの次の日ジョコビッチとです。
確かにフォアに打てないナダル。
フェレールのミスになりました。
今日、このドロップショットというのはそれほど両者、多くありません。
ここから仕掛けていきました。
≫やはり打ち合いの中でなかなかドロップショットを打つチャンスがこないんですね。
≫厳しいサーブ。
サーブでのポイントとなりました。
≫やはりナダルとしてはなかなかフォアハンドから打ち込む展開が少ないですよね。
ですから、どうしてもポイントは取れていても苦しい展開になっているんです。
≫いいリターンでした。
第1セットでよく見せたような早いタイミングでのリターンを見せていきましたフェレールです。
ナダルのサービスゲームキープ。
やはりブレークの兆しがなかなか出てきません。
≫ただ、ナダルも決して…。
ポイント的には簡単に取れているんですがラリーの内容ではやはりまだ納得いった形で取れていないですね。
それはやはり、フォアハンドから展開できていないというのが1つの大きな要因です。
≫ですから、勝つ、得点するプラスアルファ、そういうことが出てくるかどうかなんですね。
≫少し足を取られましたが…。
左足。
大丈夫でしょうか。
少し詰まったような形だったんでしょうか…。
左足首を気にしました。
フォア、失敗。
増田さん、第2セットでかなりフォアハンド伸びやかにナダルが打ってきましたけども。
久々にそれが出たかなと思ったんですが。
≫まさに今のパターンですよね。
これを彼が今の展開で、思い出して多く使うようになるとまた有利になってくると思います。
≫それを使わせていなかった第3セットのフェレールです。
逆に、フォアハンドの逆クロスが久々に出ました。
しばらくこのショットは見ませんでした。
立ち上がりから絶好調の逆クロス。
エースで、最後取りました。
ラブゲームキープ。
5つ目のサービスエースです。
少しだけナダルにフォアハンド。
回り込んでのフォアがあってブレークのチャンスがあるかなと思わせました。
≫ただし、ナダルはそこからの攻撃で結果、ポイントは取れなかったので。
≫ミスになりましたからね。
≫それをナダル自身がどういうふうにとらえてしまったかというのが1つの大きなポイントですね。
それと、回り込んだナダルに対して、すかさずフェレールがフォアハンドにたたきました。
あれでまたナダルが回り込む気持ちをそぐという意味では大きな効果を発揮したと思いますね。
≫フェレールとしても今日、ナダルに勝ってこのグループリーグ1勝を挙げて終わりたい。
今シーズンフェレールにとっては最後の大会。
最後のゲームとなります。
1次リーグの敗退が決まっています。
勝ちますと200ポイントを獲得することができて1勝しますと16万7000ドル。
アメリカドルでもらいます。
日本円にしますと2047万円という。
≫大きな金額ですね。
≫1勝するとですからね。
そのお金のためだけではありませんけども。
≫意外と選手たちって賞金のことを気にしないでプレーしているケースが多いんですね。
やはり、目の前の敵に勝ちたい。
この大勢の観客の前で自分の強さというものをアピールしていきたい気持ちって強いんですね。
≫1万7800人収容のO2アリーナ。
このグループBの1次リーグ最終日を迎えた今日もいっぱいです。
第1セット、フェレール。
第2セット、ナダルが取って迎えた第3セットキープが続いて第8ゲームです。
まずフェレールが先手を取りました。
フェレール、仕掛けるとしたらどういうところが大事になってくるでしょう?≫やはり早いタイミングでナダルのショットをどんどん、抑え込んでいく。
特に終盤に入ってきていますからお互いがどっちが、思い切ったプレーを最後にできるかが非常に大きなポイントになってくると思います。
≫2つ先行。
これ、フェレールにとってはものにしますと1勝に向かって大きく近づくブレークポイントになります。
2つ、リターンゲームでポイント先行。
準決勝も見据えながらという最後のゲームでしたがここまで形の上では苦戦。
ラファエル・ナダル。
ナダルの展開。
ここで、何かプレーの質が変わりました。
≫回り込んでからプレーしましたね。
でも、これフェレール非常にいい返球だったんです。
でも、ナダル、しっかりとボレーできました。
≫さあ、1本返しました。
フェレールはここ、相手のサービスを破りたい第8ゲーム。
これも深かったです。
0−30から戻してきました。
打ち込んでいけませんでした。
ナダルはかなり左右を揺さぶってきて…。
≫回転量を多くして。
フェレールのたたき込むショットを封じていましたよね。
≫左右、さらにスピンも大きくかけていきました。
逆をつきました。
エース。
0−30からサービスゲームをキープ。
ナダルはこの試合初めてのサービスエースです。
なかなか相手のサービスを破れません。
さあ、今度は逆にナダルのリターンがどう仕掛けてくるでしょうかね。
≫少し思い切ったプレーができると思います。
今のサービスをしのいだことによって。
≫第9ゲームです。
ですから、お互いにとってプレッシャーのかかるサービスゲームが続いているということになります。
≫フェレール少し無理しましたね。
なかなか長いラリーに引き込まれていくのをいやがっているのは分かるんですけれども。
≫ただ、一発で局面を変えるという形ではフェレールとしてはそういうプレースタイルではないですけどね。
ここで、きました!ナダルのフォアハンド一閃!ナダルの対応、いかがでしたか。
≫完全にこの逆クロスを待ちましたね。
スライスでペースを落としてこの逆クロス構えさせて、打たせてから得意のカウンターのストレートですね。
≫ですからようやくスライスもいい形で決まりましたね。
エースで1つ取りました。
第3セットで、2つ目。
トータル今日6つ目のサービスエースです。
ナダル、大きなブレークのチャンスがきました。
2度あります。
このあとはナダルのサービスゲーム。
あのフォアをフェレールとしては打たせたくないでしょうか?≫そうなんですよね。
≫抜いてきて、取りました!ナダル、ブレーク!大きな、大きなブレーク!サービングフォーマッチにこれから向かっていくラファエル・ナダル。
第3セットです。
≫フェレールがナダルのフォアハンド側に打ってくるショットをうまく利用しましたね、ナダルは。
そこからストレートのフォアハンドですね。
得意なコースなんですよ。
そこをうまくおびき寄せる形でカウンターを取っていきましたね。
≫ですから最後の2つのポイントはいずれもフォアハンド。
増田さんのお話ですと待ち構えてというお話がありました。
≫確かに自分から回り込んで打っている展開ではないんですがそこにうまく合わせてストレート系のフォアハンドをうまく入れましたよね。
≫さあ、大きなブレークポイントになりました。
バブリンカに6−3、6−2。
マレーに6−4、6−1。
いずれもストレートでこのグループリーグ、勝って第3戦を迎えました。
スペインのナンバーワンナンバーツーの対戦です。
フェレール、ナダルとそれぞれ、第1セット第2セットを取ってファイナルセット。
ナダルが第9ゲームブレークして第10ゲーム。
このゲームを決めるサービスゲーム。
サービングフォーマッチ。
回り込んでスペースが少ないところに打ち込みました。
≫非常に難しい方向に打ちましたよね。
体が開いてボールが切れてしまうケースが多い場所に、この場面でよくコントロールできました。
≫2時間34分が経過しました。
フェレールとしては攻めていくしかありません。
逆をつきました。
≫ナダルはしっかりと回り込んでからの展開を作りました。
≫ここも待ち構えて…。
マッチポイントを迎えました。
≫すばらしいですね。
いずれもフォアハンドからの展開。
やはり最後の局面で自分のプレーをしっかりとやるというところは、ナダルすばらしいですね。
≫全勝で準決勝進出に向けて…。
決めました!最後もやはりフォアからの展開でした。
ラファエル・ナダル6−7、6−3、6−4。
スペイン勢同士の対戦。
ダビッド・フェレールを破って3勝0敗。
1次リーグのグループB全勝で準決勝進出。
最後の最後で、増田さんフォアハンドが強力に決まっていきましたね。
≫そうですね。
この辺が、本当にナダルのプレーという感じです。
でも、この展開から、最後には自分のプレーをする。
ここがやっぱりすばらしいところですね。
≫しかし、フェレールもマレー、バブリンカと本来のフェレールからしますとややパフォーマンスとしてはうまくいかなかったところもありましたが今日は、すばらしかったですね。
≫そうですね。
今日は、本当にどういうプレーをするんだろうと思ったんですが自分の力をすべて出し切ったすばらしいプレーでした。
≫フットワークのよさそして、食いつく姿勢。
ガッツあふれるストローク。
そして何より今日は回り込んでのフォアハンド。
特に逆クロスがすばらしかったですね。
≫ショット力もすばらしかったんですが。
一番すごかったと思うのは最後までパフォーマンスを全くめげることなく出だしから最後まで本当に100%の力を出し続けるというそういうことができる選手。
さすがだなと感じましたね。
≫やはりなかなかプレーヤーとしてはそういったところは難しいんですか?≫やはりこれだけの力を出し続けるというのはどこかで集中力を切らしてしまったり体力面で落ちてしまうケースがあるんですが。
このフェレールという選手はそれをまったく、めげることなく走り続けること打ち続けることができるんですね。
だからこそランキングにずっととどまれるんだと感じさせますね。
≫ラファエル・ナダルがセットカウント2対1。
ダビッド・フェレールを破って3連勝で準決勝進出を決めました。
第3セットのスタッツをご覧いただいています。
数字に表れる以上のものが何か、出てきたような気がします。
最終的なスタッツですがセカンドサービスでのポインツウォンセカンドサービスで取ったポイントの確率が少し、ナダルとフェレールでは差が出たということになりました。
長いラリーもナダル、フェレールともに制してという形になりました。
やはり、フェレールのほうがよく走っているというデータが出ています。
デビスカップ日本代表コーチの増田健太郎さんの解説でお伝えしてまいりました。
これで、ナダルが全勝で準決勝に駒を進めるということになりましたが。
≫準決勝に向けて非常にいい形で進んだのではないかと思います。
ただ、今日の試合は、正直ナダルにとってはもう少し簡単に勝ってジョコビッチ戦に備えたかったというのはあったと思いますが。
やはり、ナダルの精神力すばらしいですね。
ああいう展開になっても動じることなく最後、勝ち切りましたね。
≫しかも最後の最後になって自分のプレーでポイントを重ねていきました。
では、このゲームをハイライトで振り返りましょう。
立ち上がりはブレーク合戦ということになりましたね。
≫しかも、ものすごいハイペースのラリーでした。
こんなペースでいくのかな?と思ったぐらいお互い、非常にハイペースでした。
≫第1ゲーム、第3ゲームを取ったのがナダル。
しかも、ブレークが2つでした。
第6ゲーム、フェレール。
今度はフェレールが逆に第6ゲームラブゲームで取りました。
≫逆クロスは見事でしたね。
≫今日は光っていました。
そして、第12ゲーム。
これもデュースが続いて…。
フェレール5回目のブレークポイント。
これを制したということになります。
そして、タイブレーク。
このタイブレークフェレールが制しました。
第1セット、フェレールが取りました。
≫勢い、ありましたね。
5−6、サービスダウンというところからブレークバックしてタイブレークに持ち込んでからの流れは見事でした。
≫第2セットの第7ゲームです。
ナダルがラブゲームキープ。
打って変わって第2セットはキープが続きました。
そして、第8ゲームでした。
これもフェレールのミスも中にはありましたがナダルのブレーク。
≫ナダルのペースが非常に上がりましたよね。
スイングスピードが上がって急にラリーを支配するようになりました。
≫特に目立ったのはフォアハンドを振り抜いたショットが見事でした。
バックからの展開で最後ナダルがラブゲームで第9ゲームを取って第2セットを6−3で制しました。
第3セットに入って第1ゲーム。
ブレークポイントを5回、握られましたがフェレールがしのいで13分57秒の第1ゲームを取りました。
≫ここはフェレールよくしのぎましたね。
≫このあと、第2ゲームも長いラリーが続きましたがここはナダルが取りました。
そして、第3セットの第9ゲーム。
このパスでナダルが取って最後、第10ゲーム。
センターのサーブで崩してフォアハンドで相手を追い込んで。
このポイントに何かナダルの今大会のよさというのが凝縮されたようなポイントでした。
6−7、6−3、6−4でラファエル・ナダルがダビッド・フェレールを破ってグループB、3戦3勝で1位通過を決めたということになります。
1位通過は決まっていましたが全勝で準決勝進出を決めたナダル。
残す試合はグループB、1次リーグあと1試合です。
およそ3時間後バブリンカとマレー1勝1敗同士で戦うということになります。
勝ったほうが準決勝にいくんですよね。
≫そうなんです。
これはお互い一歩も引けない戦いになります。
しかも、お互い、非常にストロークの強いプレーヤーですので最近では、対戦はないんですよね。
≫およそ2年、対戦がないです。
2013年以来ですね。
≫ですから、この舞台でどんなプレーをお互いするのか非常に楽しみです。
≫およそ3時間後にバブリンカとマレーの戦いが始まります。
グループAはこの1日前にすべて終わっています。
フェデラーとジョコビッチが準決勝進出。
錦織は、最終戦フェデラーに勝ってジョコビッチが敗れれば準決勝進出という条件がありましたが敗れはしましたが本当にすごいゲームを見せてくれましたね。
≫すばらしいプレーでした。
フェデラー相手に劣勢から挽回していく彼のパフォーマンスの高さを見られた試合だったと思います。
≫この結果準決勝の組み合わせです。
それぞれのリーグの1位対2位ということになります。
グループAの1位になりましたフェデラーはグループBの2位マレーかバブリンカとの対戦。
そして、グループBの1位ナダルとグループA2位のジョコビッチの対戦です。
ナダル対ジョコビッチは過去ナダルの23勝。
ジョコビッチの22勝。
現在は、ジョコビッチが3連勝中という対戦です。
あと1試合が終わりますといよいよセミファイナルそして、ファイナルとゲームは続いていきます。
このあと、午前5時からマレーとバブリンカ。
勝った選手が準決勝に進む1次リーグ最後の試合をお伝えすることにいたします。
スペイン勢同士の対戦フルセットまでもつれ込みましたがラファエル・ナダルがダビッド・フェレールを破って3勝0敗で準決勝進出です。
解説はデビスカップ日本代表コーチの増田健太郎さんにお願いをしてまいりました。
増田さん、長い時間どうもありがとうございました。
≫ありがとうございました。
2015/11/21(土) 00:10〜00:50
NHK総合1・神戸
バークレイズ ATP ワールドツアー ファイナル▽ナダル×フェレール[字]
男子シングルス・1次リーグ グループB「ラファエル・ナダル」(スペイン)対「ダビッド・フェレール」(スペイン) 【解説】増田健太郎,【アナウンサー】早瀬雄一
詳細情報
番組内容
〜イギリス・ロンドンから中継〜[延伸のとき以降の番組に変更あり]
出演者
【解説】増田健太郎,【アナウンサー】早瀬雄一
ジャンル :
スポーツ – その他の球技
スポーツ – オリンピック・国際大会
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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