カレーなる辛口Javaな転職日記 RSSフィード

2015年 11/22

「開発途中で退職したエンジニアの責任 東京地判平27.3.26(平26ワ12971)」

http://d.hatena.ne.jp/redips+law/20151122/1448185741

興味深かったのでメモ.

当初は,本件ゲームは同年3月18日までにリリースすることを目標としていたが,これに間に合わず,延期された。

その後,Y1は,同年5月21日付けで,Y2は,同月25日付けでXを退職したところ,Xは,Yらが開発設計仕様書も作成せず,突然の退職によって本件ゲームの開発が頓挫して損害を被ったとして,主位的に不法行為に基づく損害賠償として,予備的に労働契約上の債務不履行に基づく損害賠償として,5400万円の賠償を求めた。

裁判にまでいくのが珍しいだけで,ゲーム業界に限らずこの手のトラブルは日常茶飯事な気が.

明確な指示もないのに,信義則上又は雇用契約上,ゲームを完成させるためには必ずしも必要のない開発設計仕様書を上記のような手間と時間をかけて作成すべき義務があったということはできない。

まあ妥当な判決.

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/redips+law/20151122/1448185741

  • id:living 記事内には書いてないけど、X社には前身となる会社があって、開発はその頃からスタートしていた。さすがに「1ヶ月でソシャゲ作って」という話ではない/「最大20対20の大人数のリアルタイムバトル」でぐぐると…
  • id:fuba “事実認定の中では,Y1が本件ゲームの開発のためにエンジニアを集めようとして行った行為について,Xから情報漏えいだとする警告がなされたとあり,このことが退職の契機になったとされる。” つらい
  • id:sue445 “最大20対20の大人数のリアルタイムバトル”ここだけでウッとなった

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