みどりさんの記事に出てきたグラパンが非常においしそうだったのでどうしても食べたくて、実食してきた話。
純喫茶「デン」
11月の初めにみどりさんがオフ会兼食レポとして「グラパン」の記事を書かれていた。
普段あまり食レポはおいしそうだと思っても中々お店まで足を延ばさない。
だけど、今回はすごく気になったので(できる範囲で)速攻でお店に行って来た。
できる事なら僕も縦だかよこだか解からんビフテキみたいなグラパンを食べてみたいのである。
鶯谷駅からデンへ
家からだと鶯谷が一番行きやすかったので、11時位に鶯谷駅に到着。
やっぱり山の手線の他の駅とは「格」
駅の正面の道から横に一本入るとラブホと風俗案内所、飲み屋ばっかり。
とてもじゃないが学生とか一見さんお断りな雰囲気がむんむんだ。
因みに鶯谷駅は山手線で一番乗降者数が少ない駅として逆にある意味有名だ。
「デン」は駅から10分位あるいた場所にあって少し奥まった場所にあった。
観光客向けとかじゃなくて地元の人達が普段使うお店だからだろう。
最初ちょっと通り過ぎた。
純喫茶のカレー
お昼には少し早めの時間だった事もあってすんなり入店。
喫茶店て言うとスタバとかブルーボトルコーヒーとかのイメージがあったけどお店の中は昔ながらの喫茶店。
喫煙OKなので愛煙家には嬉しい場所かもしれない。
僕はタバコは吸わないけど行き過ぎた嫌煙も良くないと思う。
地図を調べる為にみたサイトに「タバコを隣の席で吸われたので嫌でした」って書き込みがあったけど昔ながらの喫茶店だからそこは仕方ないのでは……。
タバコは兎も角、横の席でおっちゃんがカレー食べてたのでそっちに浮気しそうになりながらグラパンを注文してしばらく待つ。
メニューはグラパン、パスタ、カレーととてもシンプル。
あー、カレー食いたいなぁと思いながらグラパンをさらに待つ。
本当にカレー、おいしそうだったんです……。
グラパン
カレーの誘惑に耐えつつ10分ほどで念願のグラパンが運ばれてくる。
デカい!
1斤の食パンを半分に切り、
中をくり抜いてホワイトソースを流し込み、 食パンごとオーブンで焼いたもの。
みどりさんの記事にもある通り食パン半斤をくり抜いて出される大きさはハンパでは無い。
普通のお店なら中身を食べきれば完食だけど側までとなると結構な量だ。
グラタンとパンのコラボレーションが最高だ。
ふわっふわのパンにとろとろのグラタンを染み込ませて食べると非常に美味しい。
パンとグラタンの相性が良いのだ。
グラタンの中にたっぷりタマネギが入っていてそれがシャキシャキと食感にアクセントを出してくれて食べていて飽きない。
更に中身を食べたあと、パンの側を食べていくけどそこが「お焦げ」の様で芳ばしくてまた食感と味が少し変わって更に飽きない。
楽しみにしていた甲斐があってとても幸せな時間を過ごせた。
もう一つのデンの魅力
デンは昔ながらの喫茶店で昭和にタイムスリップしたような感覚になる。
内装もスターバックスみたいにスタイリッシュという訳ではない。
だけど、のんびり出来る「空気感」みたいな物があって居心地が良かった。
あと、ママが丁寧で温かみのある接客をしてくれる。
馴れ馴れしい訳でもなく機械的でもなく自然とまた来たくなる感じが凄くいい。
前に京都に行った時にとある京野菜のお店に朝食に行った。
とても美味しいと評判のお店なので僕の期待は高かった。
朝8時にお店の前に行くとすでに長蛇の列ができていた。
流石に人気のお店だしなー、とのんびりとまって90分ほどで入店。
中は古民家分のお洒落な店内で夜は居酒屋になるそうだ。
だけど完全にお店の中は人でいっぱい……。
バイキング的に料理を取って行くのが有名なハズだったけど交通整理もされていないから右と左から人が料理を取っていくので真ん中でぶつかって半分喧嘩していたり。
料理の供給が追い付かないのかテーブルはスカスカ。
店員は料理を出したりする事でてんやわんや。
新しくできた所だし美味しい京野菜が有名なお店だったけどまた行きたいな、とは思わなかった。
なんと言うか落ち着いて食べる事が出来なかった。
学生の時は食事なんてお腹が膨れれば良いと思っていたけど、改めて食事とはまわりの環境も含めて大切なんだなぁと思う。
いずれのにしても純喫茶デンのグラパン、とても美味しいので是非!