友達がイヤな思いをしないためにどんなことに気を使うべきかな?高橋さんが心がけていることは番組ホームページで。
推計462万人と言われる認知症の高齢者。
皆さんも身近な人が認知症になって悩んでいませんか?今回番組で家族と認知症についてアンケートを行ったところ1,500件以上の回答が寄せられました。
4人に1人は認知症の家族を抱え疑った事がある人を含めると1/3に達しています。
実の母が3年前認知症と診断されました。
中島さんはそれ以前から母親が認知症ではないかと疑いを持っていました。
きっかけはこの部屋で中島さんの夫が突然倒れた時の事でした。
今回の「団塊スタイル」は家族が認知症のサインにいち早く気付き対処するための方法をお伝えします。
よく知られているのが激しいもの忘れと関係の深いアルツハイマー型認知症。
これまで作っていた手の込んだ料理が作れなくなるなど日常生活でその前兆を見分ける事ができます。
意外と知られていませんがアルツハイマー型に次いで多いのがレビー小体型認知症。
ありもしない幻視に特徴があります。
原因はレビー小体と呼ばれる特殊なタンパク質。
早期発見のサインは睡眠にありました。
REM睡眠行動障害というですね…。
認知症のサインに気付き予防するにはどうすればいいのでしょうか?脳の状態を調べる検査や日付や場所の認識などを調べる検査などで診断するもの忘れドックについて紹介します。
一方認知症の人やその家族を支える動きが広がりつつあります。
こちらはオレンジリングが目印の「認知症サポーター」。
全国で600万人以上が支援活動を行っています。
さあ皆さんも親や配偶者の認知症のサインを見逃さず早めの発見と対策を目指しましょう。
風吹ジュンです。
国井雅比古です。
今回のテーマは我々シニア世代にとっては大変深刻な「認知症」がテーマです。
今や推計462万人の高齢者が認知症であると言われていますがこれからもどんどん増える事が予想されています。
番組でもねこれまで認知症の予防をするために健康や生活をいかに送るかというその事をお伝えしてきましたが今日はどうしたら配偶者や家族の認知症に気付く事が早くできるかという事がテーマですよね。
今日はいろいろ本当に専門的な話をいち早く知りたい。
役に立つ話が聞けるといいと思います。
ではゲストをご紹介します。
ふせえりさんです。
どうもよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前回年老いた親とのつきあい方で。
お父さん!お父さんなのよ。
おいえり来たかまた。
お父さんもう大丈夫?もの忘れしてる場合じゃないのよというね。
ふせさんは認知症に気付くって今日のテーマなんですけど。
うちね87の父がいるんですけど母はもういないんでね。
その父がちょっと心配なんですがこの間はちょっと笑えない出来事がありまして。
ちょっと話せば長いんですが先生に聞いてみようかなって。
ぼけてるのか?これ認知症なのか?って何かちょっと分からないじゃないですか。
境目がね。
あれ?どうしちゃった?という事があったんですよ。
ねえそれが家族が早く気が付けばいろいろ策があるかもしれない。
ではまずは母親が認知症で困っているという方を取材しました。
2人の娘そして82歳になる認知症の母親と暮らしています。
認知症の影響で母親は人が変わってしまったと言います。
母親の認知症を疑い病院で診てもらったのが2年前。
きっかけは父親の病気でした。
それまで面倒見のよかった母が父の看病をしなくなったのです。
この扉の奥が父親の寝ていた部屋。
しかしここには近寄らずいつもこの台所の隙間に隠れるようになったと伊藤さんは言います。
その後激しいもの忘れも起こり火の消し忘れで火災報知器をたびたび鳴らすなど伊藤さんでは対処できなくなりました。
そこで認知症の専門医の診察を受ける事にしました。
エックス線CT検査で脳の状態を見たり認知機能検査を受けたりしました。
その結果アルツハイマー型の認知症と診断されました。
現在は薬を処方してもらい症状が落ち着いてきたと言います。
すごくふせさんうなずいてらっしゃった。
いや〜何かよく分かるというかやっぱりね親はねやっぱりいつまでたってもお父さんじゃないですか。
お母さんじゃないですか。
それがどんどん崩れていくって何かちょっと切なくて認められないですよね。
さあここからはですね順天堂大学医学部教授の井関栄三さんとご一緒して頂きます。
よろしくお願いします。
井関です。
よろしくお願いします。
井関さん今のVTRご覧になってどんなふうに印象を受けましたですか?そうですね。
普通認知症というともの忘れの事がまず頭にくるんでこの方もおそらくそうなんでしょうけどご主人の介護を熱心にしてたのがなかなかそれをしようとしなくなって後ろに逃げてしまう。
あれはですねおそらくやらなくちゃいけないとは思ってるんだけどどういうふうに介護したらいいか分からなくなってきてるという。
そうじゃないかと思いますね。
認知症と言いますけどもいろいろあるようですね形がね。
はい。
大体普通の方は認知症という形でイメージするのはこの「アルツハイマー型認知症」の事ですね。
やはりもの忘れ記憶の障害が一番表に出てくる病気ですね。
これはアルツハイマー型認知症患者の脳の画像です。
初期には海馬と呼ばれる記憶を担う部分が萎縮しもの忘れが起こります。
進行すると脳の全体が萎縮し徘徊や字が書けなくなるなどさまざまな症状が現れます。
例えばよくご家族に聞いてるのは「いつからこんなふうになりました?」って言いますとですね「いやこの2〜3か月ぐらい」って言いますけどね。
「私の見たかぎりでは2〜3か月どころか2〜3年でもない。
もっと前からじゃないですか」というのはやはりあれですね。
やはりそれは気付いてなかったという事になりますね。
あるんだ。
印は兆候は…。
「こんな事はね前からなかったですか?」というと「そんな事はありましたけどでもそれは年ですからそうだと思ってたんですけど」という言い方をされますね。
さてそのアルツハイマー型の認知症にいち早く気付くための日常生活の中のサインというのはあるんでしょうか?先ほどVTRの伊藤さんのケースをご覧頂きたいと思います。
82歳になる認知症の母親を介護する伊藤さん。
医者から指摘されて初めて日常生活で認知症のサインがあった事に気が付きました。
その一つが認知症と診断される10年以上前に起こったこのブラウスを巡るある出来事です。
生地を買ってきた娘の萌さんが裁縫の得意だったおばあちゃんにブラウスを縫ってほしいと頼みました。
ところが…。
娘の萌さんの話を聞いて伊藤さんは不思議に感じました。
あれだけ裁縫が得意だった母がなぜやった事がないなどと言うのか?娘の依頼から1か月後母からブラウスを受け取った時伊藤さんは驚きました。
なんとブラウスに近所の洋裁店の領収書が挟まっていたのです。
自分では作れなかったためお金を払って仕立ててもらったのです。
それだけではありませんでした。
思い返せばこのあともさまざまな異変があったと言います。
グラタンなど凝った料理が得意だった母。
しかし毎日のように焼き魚など簡単な料理しか作らなくなりました。
サッシの溝など細かい部分の掃除も欠かしませんでした。
しかしそうした細かいところがいつ見ても汚れているようになったのです。
ところが伊藤さんはそれが認知症のサインだとは思いもしませんでした。
はあ〜。
認知症と分かりにくい。
確かにね。
そうですよね。
普通の生活には支障なくてその今の縫い物だけという。
スポッと抜けてる。
10年前からってどうしてたらいいんだろうって今もうすごいドキドキしちゃった。
特に領収書が入って。
自分がやったって事になるんだったら領収書は抜いておけばね。
そうですよね。
でもそれも忘れちゃってるのか。
お母さんのサインはどう解釈したらいいのか。
どうご覧になられました?あのレベルではまだね認知症というレベルではなかったと思います。
多分あの方はやればやったでですねそれなりにやられたんだろうと思うんですね。
だけども本人自身が自信がなくなってきた。
そういう意味では自覚があったという事にもなるんですね。
でまだそういう能力がきちんとしてるがゆえにああやって自信がなくなってきたところを買ってね何とかお孫さんの期待に応えてあげたいってそういう気持ちの配慮は十分あった。
そういう状態。
ただ一番早期の気付きと言える状態では確かにあっただろうと思います。
そのアルツハイマー型認知症が出てくるサインと言いますかね兆候をちょっとまとめて頂きましたので説明して頂きましょうか。
まず一つは「同じことを何回も言ったり聞いたりする」。
これはもの忘れ記憶障害ですね。
これは一番目立ちますね。
それから「慣れている場所なのに道に迷う」というですね。
もっと早く出てくる障害は日付が分からないといったですね今日何日だっけ?といったですね時間の見当識の障害がより早いですね。
時間が最初。
次が場所みたいな。
そうですね。
それからですね「ささいなことで怒るようになった」。
これは性格変化ですね。
それから「得意な料理をつくらなくなった」。
これは複雑なものの段取りがつかなくなるといった事ですね。
これ以外にもですね例えば計算が苦手になるといった計算力低下。
よく買い物に行ってもですね何でもお札を出してしまってお財布の中は小銭でいっぱいと。
お釣りを計算するのがちょっと自信がなくなってくるとね。
ありますね。
でも自覚も含めて周りの人がそれに気付くというのも本当大変な事のような気がするんですけど。
だからこんな事もあるだろうというふうに見過ごさないでちょっとこれはサインかな?というふうに思って他の事についてもどうなんだろう?といってやっぱり注意をしないといけないですね。
感じてもあまり直接には指摘しないようにして。
本人に?はい。
自分の中でこれは?というふうに考えてあとは少し注意して様子をね見ていくって事が大切で。
ちょっと不注意で言っちゃいそうだよな。
「さっき言ったじゃないのよ。
何度も」なんてさ。
「何で分かってないのよ」とか。
何度も言ってますねお父さんに。
「もう言った言った。
聞いた聞いた」みたいな。
あれは傷つきますね。
だからなるべくそういう事は言わないようにという事で。
分かりにくくなってしまう原因ですねそれは。
それにね余計に本人もおどおどしてますしね自信がなくなりますし今までやった事もやってた事もですね失敗するといけない忘れてしまうといけないと思うとやらなくなったりしますので。
だから堂々とやってもらって危なくない事だったらちょっとその辺は目をつぶってしかしこちらはそれを一つのサインとして気付いていくという事が大切だと思います。
「お前はいつもそういう事言う」とか言われちゃうんですけど。
でけんかして終わっちゃったりするんでやっぱそこを見逃しちゃいけないって事なんですね。
さてじゃあこちらをちょっとご覧頂きたいと思います。
認知症とひと言で言いましてもいろいろな種類があります。
まず一番多いのが「アルツハイマー型」ですね。
今まで話してきましたけれども52%。
およそ半分の方がアルツハイマーです。
次がこの「レビー小体型認知症」というのが14%。
聞いた事ありますか?初めてです。
知らないですね。
それではこのレビー小体型とはどんな認知症なのかある家庭を取材しました。
3年前認知症の母親を見送った三輪春美さんです。
現在は夫の他に息子夫婦6人と暮らしています。
三輪さんは実の母であるハヅエさんが89歳の時突拍子もない事を言いだして驚いたと言います。
三輪さんと母が2人で過ごしていると…。
三輪さんには何も見えません。
そしてまたある時は…。
誰?え?誰だいあれ。
母ハヅエさんは三輪さんがいるはずもない男性と浮気をしているというのです。
当時三輪さんはいよいよ母がおかしくなってしまったと思いました。
こちらの病院では幻視と認知症の関係について研究が行われています。
「もうびっくり仰天です」。
「まずやっぱりぼけたのかしら?と思いましたね」。
三輪さんを取材したVTRを井関さんに見て頂きました。
もの忘れなどの認知機能障害に加えはっきりとした幻視が現れるのが特徴。
原因はレビー小体と呼ばれる特殊なタンパク質。
これが脳内の広範囲に出現し神経細胞を死滅させる事でさまざまな障害が出ると考えられています。
これはレビー小体型認知症患者の脳の画像。
一つの脳をさまざまな角度から写しています。
脳の機能が失われている部分が青や赤緑で表示されています。
三輪さんは8年前レビー小体型の認知症だと分からず適切な治療を受けさせられなかった事を今でも後悔しています。
もっと原因が分かってれば具体的に対応をどうしていいかというのがねもっと分かってればよかったのかなと。
それは悔やまれますね。
確かに悔やまれるでしょうね。
そういった病としてレビー型というかそういうものがあると分かっていれば。
今日ね知ったからですけど普通だったら「何言ってんの?」って何か霊的なものを想像しちゃって。
ご家族も非常に驚いてですねおはらいに行ったりですとかね。
そんな形でそして「どうもね変だ変だ」というだけでね。
私の方で「これこれこういう病気ですよ」って言いますとこれはもうご家族も安心しますし。
その主な症状をまとめて頂きましたのでそれ説明して頂けますか?まずですね必ずある症状これは記憶障害ですね。
もの忘れがある。
これアルツハイマーと同じですね。
ただですねアルツハイマーに比べても最初のうちは非常に軽いです。
ほとんど目立たない事もあります。
だから最初は認知症とは思われないですね。
ところがですねこの特徴的な症状として実際にないものが見える。
幻視ですね。
これが一番の特徴ですね。
あともう一つこの「うつ的である」というのはですねこれはわりと多いのは非常に初期の頃にですねうつ状態を呈する事が多いんですね。
でうつ病というふうに言われていてあとになってこのレビー小体型認知症というふうに診断された例もかなりあります。
そうですかじゃあ症状としてはうつ病的というのはもう本当に元気がなくなってこれはうつ病じゃないかと言われて?みんながみんなじゃないですけどもそういう方もかなり。
中にはレビー小体型であること。
そうですね。
あとはこの「動作が緩慢になる」。
これはですねパーキンソン症状ですね。
この病気はですねパーキンソン病と非常に関係の深い親戚みたいな病気ですね。
だから動作が緩慢になる遅くなるですね。
歩行が不安定になる。
前かがみになってちょっと小刻みな…。
腰が悪い膝が悪いでですね動きが悪くなりますのでなかなか区別がつきづらいですね。
幻視などの認知症が進行が進む前に家族が気付くポイントというのはあるんでしょうか?この一番最後のものは早く診るには非常に重要な症状ですね。
この「睡眠時に異常な行動をとる」。
これが「レム睡眠行動障害」と言います。
これも非常に早期から出てくる症状として有名な症状ですね。
そこでレム睡眠行動障害からレビー小体型認知症を早期発見するポイントを教えて頂きました。
…などがあります。
もっと前から出てくる症状として「睡眠で気付くレビー小体型認知症」って書いてありますけどレム睡眠というのは夢を見てる時の睡眠ですね。
夢を見てる時はですね普通私たちは体にですね筋肉に抑制がかかってるんですね。
夢に沿っていちいち声出したり体を動かしたりしたら困りますので動かないようになってます。
ところがその筋肉に対する抑制が取れてきますと夢の内容に沿って激しく叫んで「怖いやめろ!」とかですねあるいはもう手を激しく動かしたりひどい人ではベッドから落ちたり。
あるいはそれを「どうしたの?」と言おうとした奥さんを手をパンとたたいたりとかですね。
これは寝てる最中ですのでね本人に責任ないんですけども。
これがレム睡眠行動障害と呼ばれる症状ですね。
これはですねこのような幻視とか記憶の衰えが出てくるですね場合によってはですね数年前から10年前もっと前から出てくる事もしばしばあります。
大きな声で叫ぶとか手足が動くって寝相が悪かったり寝言というのも私たちもありますよね。
そのレベルのものではもうないですね。
寝言というようなレベルじゃなくて本当に非常にはっきりした家族が驚くというですね。
で体を大きく動かすといってもちょっと動かすぐらいのところじゃなくてですね激しくけがをするぐらいに。
この頻度というのは結構多いんですか?月に1回とか2日とか。
そうですね。
早いうちは月に1回とかそんなレベルですけどだんだんはっきり言うと認知症レベルに近づいてくるとかなり頻回数日に1回ぐらい。
認知症を疑った場合は早くまずはどうすればよろしいんでしょう?気付きを感じた場合にはやはり専門医を訪れる。
ここで言うともの忘れ外来なんていうですねそういう専門外来をやってるところに例えばそれは精神科医だったり神経内科医だったりあるいは老年内科医だったりとかいろいろある訳ですけど一応認知症を専門にしてるもの忘れ外来というものを開いてるようなところにまず伺ってみるとよろしいんじゃないかなと思いますね。
その段階で「あっそうですよ。
初期の認知症ですよ」って例えば言われた時にはどういう策があるんですか?これは認知症の種類によっても違いますけど今現在初期であればですねその進行を食い止めるお薬がございますので完全に止められる訳ではないですけども少なくとも進行を食い止めて普通であれば短い期間で進むものを長くいい状態を保つ事ができるという。
そういう事はもう。
これも進行した段階だったらあんまり効果はないですね。
早く見つけた方がいいんだ。
あともう一つはやはり家族日常生活に対する注意ですね。
例えばそうですね簡単に言うと頭と体に対する適度な刺激のある生活という事ですね。
でも高齢者がこれだけ増えてきてる訳ですから健康診断のようにそういう認知症の検査も一般的な事になるとそれは家族にとって進めやすいですよね。
そこでですね最近では健康診断のように認知症を調べるもの忘れドックというのがあるんですね。
こちらをご覧頂きたいと思います。
こちらの病院では8年前から予約制でもの忘れドックの検診が行われています。
まず案内されるのはプライバシーが守られている小さな個室。
よろしくお願いします。
ここで臨床心理士による簡易認知機能検査が行われます。
では今日は何月ですか?今日は10月です。
はい。
では今日は何日ですか?今日は22日です。
はい。
ここでは認知症の検査に世界的に用いられるMMSEを使います。
日にちや時間場所の認識。
100から順番に7を引き計算能力や言語能力を検査。
図形を描き写すテストなども行い認知機能を調べます。
検査を受けるにあたって注意してほしい事があると言います。
次は脳の断層写真を撮影するエックス線CT検査。
認知症の要因となる脳の萎縮や出血を調べます。
最後に医師による診察と結果説明が行われます。
前とはね少し違うんだという事があればお話をして頂きたいという事で。
まずは問診。
日頃の生活ぶりを詳しく聞き取ります。
そしてエックス線CT検査の画像を見せながら結果を説明し今後どのように認知症に向き合えばいいのか説明します。
そしてドックを受ける時は家族が同行すると良いと言います。
もの忘れドックはおよそ2時間。
脳の状態を早めに把握する事で適切な対策を行う事ができるのです。
もの忘れというとうちの父はちょっとムッと怒りそうなんですけどね。
「もの忘れなんかしておらん」みたいな。
どうなんですかね。
認知症というのはですね誰も突然なる訳ではありませんで。
お年相応の段階からですね認知症につながるまでの間にですね期間がありまして要するに予備軍ですね。
この段階を見つける事が非常に重要で。
軽度で…レビー小体型やアルツハイマーというのは軽度で診断できるって事でしょうか?要するにさっき言った幻視ですとかね強い記憶障害というのはまだなくてもですねやはり細かい認知機能検査なんかをするとそれぞれ特徴が出てきますしペット画像なんかをねやりますとそれぞれの非常にわずかな部位に特徴的な変化は出てきますね。
そういった事で分かります。
また3年ぐらいたったらですねまたちょっといらして下さいというふうな形。
そういう形ですね。
だからあくまで気付きがですねあるなしにかかわらずまず本当に健康診断ですね。
だから決して敷居は高くなくてですね本当にちょっと行ってみようかという感じでですねそういう形で来て頂くと。
だからドックにではですね外来よりはやはりわりと気楽に来て頂く方が多いですね。
いろいろと認知症の早期発見について伺って参りましたけれども今認知症の方やその家族を支援しようという動きがさまざまなレベルで広がっています。
ご覧下さい。
この日薬局の従業員が店に集まりある講座が開かれました。
それは…認知症サポーターとは厚生労働省が平成17年度から始めた制度。
認知症を正しく理解し地域や職場で認知症の人や家族を支援するボランティア。
無料で誰もが受講でき現在600万人以上が活動しています。
この日はビデオやテキストをもとに認知症の症状や早期発見のポイントなどを学びました。
そして認知症の人への対応が説明されました。
まず一つが驚かせない。
急がせない。
そして自尊心を傷つけない。
この3つが非常に重要だと言われております。
更に認知症の介護をする家族の気持ちを理解する大切さも学びました。
受講すれば認知症の人を支援する目印としてこのオレンジリングが渡されます。
認知症サポーターには認知症の人やその家族が安心して暮らすための支援が期待されています。
若い世代にも認知症の家族をサポートする動きが広まっています。
9月この高校で認知症の特別授業が行われました。
集まったのは1年生およそ160人です。
「おかあさんいたの?」。
「我が家にシリアスドラマは似合わない。
そう思っていたのに」。
「あっブリばっかじゃん」。
「我が家では時々変な所から変なものが出てきます」。
「どうそお構いなく。
もうおいとましますので」。
授業ではおばあさんが認知症になりその息子や孫までがおばあさんの素行に振り回されるという短編映画を視聴しました。
更に専門家を招いて認知症の基礎知識や家族ができる早期発見の方法などを分かりやすく教えます。
生徒からも質問が出ました。
参加した生徒の中には身近な家族の問題として考えている人も多くいました。
今回講師を務めた武地さんは若い人たちが高齢者の手助けになると考えています。
若い人たちの方が何かおじいちゃんおばあちゃんの…。
優しいですよね積極的で。
「うちにもいたけどおじいちゃんこうだった」とかそういう受け止め方が社会全体でできると何かちょっと変わってくるような気がしますね。
そうですね。
あと何かお子さんがタブレットや何かでいろんな情報を若い子が持つという事でもつきあい方が変わってきますよね。
だからそういう家族が家族ぐるみでいろいろつきあっていくという事ってすごく違ってくるかもしれませんね。
だから以前のようにですね特別な病気だと。
あまり周りに知らせたくない病気だというふうな考え方でいくとやはり閉じこもってしまいますんでこれは誰でも自分たちはねなりうる病気なんだと思ってそのうえでねじゃあそういう方が家族に出たからじゃあもうこれはね隠しておこうじゃなくてですねそれを共に生きて周りともね周囲との関係も絶やさずに。
そういうのは大切だろうと思いますね。
ふせさんのお子さんというかおじいちゃまに対してどうなんですか?何かこう「あれ?おじいちゃん変じゃない?」という事は?意外と敏感に気付きますよね。
でも意外と話をしながら「何か細かい事までちゃんと話してるから別に大丈夫だよ」なんて言ったりするんですけど。
今日いろいろ伺って参りましたけどもこの認知症社会って言いますか中で大事な事は基本的に何が一番大事だとお考えですか?まず家族が早く気付いてそして早く認知症を見つける事によってですねそしてその予防のね予防あるいはその治療のね手段を早く見つけて早くそれを行うという事。
これはまず一番大切な事ですね。
ふせさん今日はいろいろ伺いましたけど参考になりました?やっぱり早く見つけるとそれだけ道がいろいろあるんだなというのとまああれですね本当に否定しないでやっぱり感情をちょっとこちらも抑えて何か人格認めてあげるというね。
病気になってもならなくても。
というのが接していくのが大事なんですよね。
今日のレビー小体だけでも例えば夜中に騒いでこれはレビー小体なんだって事が分かればね。
ただの悪夢じゃなくてね。
おはらいに行くんじゃなくて。
だからそれはもっといろいろ知ってこちらが情報をいっぱい持つという事も大事なんだなとは思いました。
ありがとうございました。
さて今日のお茶は何でしょうか?今日のお茶は菊花プーアル茶ですね。
菊の花。
菊の花とプーアル熟茶ですね。
これを?一緒にいれます。
このように中にお花が…。
浮いてますよきれいに。
NHKのドラマで「55歳のハローライフ」というドラマの時にこのお茶をよく頂きました。
どうぞ。
いい色が出てますね。
はい。
頂きます。
本当にいい色だ。
菊花のその柔らかいね。
香りとお茶が…飲みやすくなってませんか?何ともこの香りがう〜ん独特の。
へえ〜。
いいお味が今出てますね。
では視聴者の皆さんの輝いてる姿をお伝えする「私の団塊スタイル」です。
「義理の母が習っていた日本舞踊に連れていってもらったのがきっかけで私は今も続けています。
母は98歳になり入院しておりますが頭はしっかりしていて舞踊の話になると『ずっと続けてちょうだいね』と見守ってくれます。
今こうして趣味を生かして元気で過ごせるのも母のおかげと感謝しております。
ふだんは口では言えませんが母が元気なうちに私の気持ちを伝えたいと思い投稿させて頂きました。
おかあさんありがとう」。
おかあ様に伝わりますよね。
すてきでした。
さてこの「私の団塊スタイル」では皆さんからの写真とお便りを募集しています。
趣味や仕事に打ち込んでいる本当に輝いてる姿を是非お寄せ下さい。
皆様からのご投稿をお待ちしています。
今日は結構重いテーマですが「認知症」という。
でも知識をちゃんと持てば何か怖くないというかやっぱり積極的に受け入れられるという気が今日はしました。
そういう病気で脳の中のやっぱり小さくなったり縮んだりそれが原因なんだって事が分かれば受け止め方が随分違ってくる。
違いますよね。
でも病気であるって事をちゃんと周りが理解してあげる事で随分変わるし予防にもつながるという事が今日は勉強になりましたね。
2015/11/20(金) 20:00〜20:45
NHKEテレ1大阪
団塊スタイル「知っておきたい認知症のサイン」[解][字]
462万人と推計されている認知症の高齢者。今回は、配偶者や親の認知症に日常生活の中でどう気付き、どのように対処すればよいかを考えていく。
詳細情報
番組内容
462万人と推計されている認知症の高齢者。今回は、配偶者や親の認知症に日常生活の中でどう気付き、どのように対処すればよいかを考える。もの忘れと関係の深い“アルツハイマー型認知症”や睡眠の状態と関連のある“レビー小体型認知症”、それぞれの症状を伝えながら、暮らしの中で気付くためのポイントを伝える。他にも、気付いた後の対処法として“もの忘れドック”などを紹介。家族の支えで早期発見、早期解決を目指す。
出演者
【ゲスト】ふせえり,【VTR出演】京都大学医学部付属病院…武地一,【解説】順天堂大学教授…井関栄三,【司会】風吹ジュン,国井雅比古,【語り】上村典子
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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