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東アジアサミットで南シナ海問題に懸念表明へ
11月22日 12時16分

東アジアサミットで南シナ海問題に懸念表明へ
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ASEAN=東南アジア諸国連合と日本、アメリカ、中国の首脳らが出席する、EAS=東アジアサミットが、マレーシアで始まり、安倍総理大臣は、南シナ海で中国が人工島を造成している問題に深刻な懸念を示し、法の支配の徹底を呼びかけることにしています。
EAS=東アジアサミットは、ASEAN10か国の首脳らに加え、安倍総理大臣、アメリカのオバマ大統領、中国の李克強首相らが出席して、マレーシアのクアラルンプールで始まりました。
EASサミットは、地域の政治や安全保障に関わる課題について、首脳らが自由に討議する場で、南シナ海で中国が人工島を造成している問題や、北朝鮮の核やミサイル開発なども取り上げられる見通しです。
このなかで、安倍総理大臣は、南シナ海の状況について、現状を変更し、緊張を高めるような一方的行為が継続しているとして、深刻な懸念を表明することにしています。そのうえで、安倍総理大臣は、去年の「アジア安全保障会議」で提唱した、「国家は、国際法に基づいた主張をし、力や威圧を用いず、紛争解決には、平和的収拾を徹底すべし」などとする、「海における法の支配の三原則」の徹底を訴え、各国に同調を呼びかけることにしています。
安倍総理大臣としては、同様の立場に立つアメリカと連携し、ASEAN諸国の理解を得て、中国に自制を促したい考えで、会議のあとに発表される予定の議長声明に、明確なメッセージを盛り込めるかが焦点です。

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