文系の大学を出てからずっと営業の仕事をしています。有形のものを売ったり、無形のもの(サービス)を売ったり。転職も何度か経験したので扱ったものは多いんですが、営業として心がけていることがあるので書いておこうと思います。
それは「営業とは顧客の夢を叶える魔法使いのような仕事」ってことです(タイトルのまんまでしたすいません笑)
たとえばあるお客さんが「A」という商品を欲しいといいます。じゃあお客さんがAが欲しいんだからそのままAを差し出すのは「お買い物ごっこの子ども」でもできてしまうかもしれない。たしかにそれでOKな場面ももちろんあるんだけど、お客さんの事が好きで興味が湧いたりすると「ねえ、なんでAなの?」と聞いてみたくなります。
「いや昔っからAだからさ」
「A以外ではだめなんですか?」←蓮舫笑
「いやAより安くて使い勝手が良くてメンテが簡単なのがあったら嬉しいんだけど」
「さがしましょか?」
「いいの?」
「いいっすよ、興味湧いちゃったし」
この興味という一歩は営業と顧客の距離を近づける一番の要素。仕方ないから付き合うとか嫌いだけど売上のために、っていうお客さんとの付き合いは絶対に損。自ら業者と客という関係を妙に作り上げてしまうとwin-winなんて夢のまた夢。
お客さんが抱えている「夢」を叶えようとする営業担当、お客さん自体が気づいていない夢を掘り起こしてあげる営業担当というのは売上をガンガン伸ばします。だって現状をらくらく変えていく仕事をしているんだから。
「いまよりも安い、品質がいい、短納期、満足できる」夢を叶える仕事。そう思うと営業という仕事も楽しくできると思うんですよ。
そりゃ一日数百件のテレアポとか知らない企業の飛び込み訪問が続くと萎えますけどね。僕はああいうのは苦手でした。お客さんとの距離をどんどん近づけていって仕事を取っていくのが得意なので。相手がよくわからないと力が出ないんです。
顧客も人間なら営業も人間。トラブルになることもあります。自分が悪かったり相手が非を認めているならともかく、「ワシは客でお前は営業や、わかってるやろ」というような担当者っていうのもたまに現れます。
「で、納期はいつになるの?」
「こちらも最大限努力はしてるんですけどマンパワーで作る製品なのであと10日はかかります」
「いやいや、そんなゆるい納期を私はこちらの担当者達に伝えることができない。そっちでもう少し納期を詰めて日々進捗を報告してくれ」
「(゚Д゚)ハァ? ←心の声」
「進捗を報告するだけで納期が遅れていくことはご理解頂けるんですね?」
「製造担当に製造を止めて進捗状況を確認するんですから納期はその分遅れていきますがそれで良いんですよね?じゃあ今から現場止めてきますので・・」
「いやちょっとまってくれとりあえず」
たまにこういう「邪悪な魔法使い」にも変身します(笑)そっちが業者いじめを楽しむんだったらこっちにも考えがある、って感じでしょうか。クレームの対応も営業の仕事の醍醐味ですが、モンスター顧客への対応は毅然とやるのも魔法使いの仕事です。
大変だなぁと思うこともあるけど、顧客と営業という枠を越えてご飯を食べに行ったり、フェイスブックやSNSで絡んだりするという関係を作れることもあるし、こっちが困ってる時に助けてもらったりすることも。やっぱり人間と人間のつながりって大事なんですよね。
いつかボタンを押せばなんでも出来てしまうような時代になってしまうかもしれませんけど、営業という仕事は永遠に残ると思うんですよ、人類がいる限り。
僕が尊敬するリクルート伝説の営業マン、大塚寿さんの営業本。
法人営業をやってるならぜひオススメな3冊。リクルート式とかいいながらリクルート以外の法人営業でもバリバリ役立ちます。リストアップ、テレアポのスクリプトなどなんでもござれという感じ。
久しぶりのサキ足(笑)ただのアフィリエイト広告じゃないですよ、ホンマに持ってますよということで(^_-)