2015年11月21日20時24分
日本相撲協会の北の湖理事長の急逝から一夜明けた21日夕、帰京する棺を載せた車が九州場所が開かれている福岡市博多区の福岡国際センターを訪れ、お別れをした。玄関前に整列した親方衆らが合掌して見送り、大勢のファンから「北の湖」「ありがとう」の声が飛んだ。
遺族の意向により葬儀は密葬で執り行い、12月22日午後1時から東京・国技館で協会葬を営むことが発表された。
この日は朝から入り口に日の丸の半旗が掲げられ、親方衆や力士、行司らは着物に喪章を付けて過ごした。その一方で、「場所優先」を掲げていた理事長の遺志を尊重し、千秋楽の表彰や優勝力士のパレードは通常通り実施するという。
弟子たちは悲しみをこらえて取組に臨んだ。部屋頭で幕内の北太樹(きたたいき)は「基本が大事だと常々言っていた。相撲よりも四股でよく怒られた」。付け人を長く務めたロシア出身で三段目の大露羅(おおろら)は、夜半に痛みに耐える理事長の叫びを聞いたことがあるという。「世間に病気を見せないように頑張っていた。相撲が好きだった。悲しい」と話した。
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