エミー・ロッサムちゃんがかわいかった。ビバヒルが生んだスーパースターのヒラリー・スワンクはやっぱり演技うま〜だった。
ALSに罹患する主人公ケイト(ヒラリー・スワンク)はセレブな人妻。罹患後、ワーカーさんに病人として扱われることに辟易し、人として接してくれる人が欲しいと感じるようになり、出会ったのが女子大生のベック(エミー・ロッサム)。
彼女は誰を前にしても、がさつである。それが、「この人なら私を一人の人として接してくれるかも」とケイトの心を惹きつける。そして、健康であったら知り合うことのなかった二人のストーリーが始まる。お互いがお互いを支え合う。ベックを頼っていたはずのケイトが、またベックの支えでもあったのだ。ベックの成長ストーリーは服装などから察することができる。
病気が進行する過程で、出会う人による気づき。誰しも死ぬことは決まっているが病気にでもかからなければ死期はわからない、ただ、病に侵された人が、ただ死を待つだけではないということを教えてくれる。それぞれが、生を存分に楽しむために生きているのだ。
死が間近でも、嫌な服装をさせられたら嫌だなてって思ってしまう。
死人が生人と変われる「岸辺の旅」の感想も描けばよかったなと思った。この映画もちゃんとしてて、死人サイドからの視点が新鮮だった。