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南シナ海問題で首相 日本の立場に支持求める
11月21日 12時31分

南シナ海問題で首相 日本の立場に支持求める
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マレーシアを訪れている安倍総理大臣は日本時間の21日午前、カンボジアのフン・セン首相と会談し、南シナ海で中国が人工島を造成している問題は、海洋における法の支配に基づき平和的に解決すべきだという考えを伝え、日本の立場に支持を求めました。
このなかで安倍総理大臣は、「フン・セン首相が隣国との連結性の強化を重視していることを承知している。連結性強化を目的に、カンボジアの国道整備に170億円の円借款を決定した。フン・セン首相とともに両国の発展のために努力していきたい」と述べました。
これに対し、フン・セン首相も、「日本がカンボジアの連結性の強化を支持してくれて、メコン川流域の諸国、カンボジアのためにもうれしく思う」と応じました。
また、安倍総理大臣は、南シナ海で中国が人工島を造成している問題について、「南シナ海の安定に、わが国も重大な関心を持ち、海洋における法の支配の原則に基づく平和的な解決を重視していく。大規模な埋め立てや拠点の構築、その軍事目的の利用などの一方的な現状変更を深刻に懸念している」と述べ、日本の立場に支持を求めました。
これに対し、フン・セン首相は、「中国とASEANの間の『行動規範』策定の枠組みなど、当事者間の対話が重要だと考えている」と述べるにとどまりました。
さらに安倍総理大臣は、北朝鮮の拉致問題の解決に向けて、北朝鮮と国交を持つカンボジアの協力や支援に期待感を示しました。

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