男女平等指数、韓国は145カ国中115位=日本は101位

賃金格差と政治における不平等が主な原因
トップはアイスランド

 日本は101位で下位だった。日本では公務員や企業の役員に占める女性の割合が9%と非常に低い上に、女性が首相に就任したこともなく、国会議員の中で女性が占める割合も9%と低かった。中国は91位で、経済、教育、政治のいずれもほぼ中間レベルだったが、一般家庭では娘よりも息子を好む傾向が今なお非常に強いことから、新生児の男女比が極端にアンバランスで、このことがランクを下げたようだ。

 世界的に見ると女性の年収は1万1102ドル(約136万円)で、2万554ドル(約253万円)の男性のわずか半分レベルだった。英国の日刊紙ガーディアンは「2008年のリーマン・ショックをきっかけに、性別に伴う賃金格差は今なお改善されていない」と報じた。

 一方で韓国では男女格差が以前に比べて大きく改善されているにもかかわらず、WEFはこの点を評価しなかったという不満の声も聞かれる。また韓国では男性に兵役の義務が課されており、これが大学などの在学期間に含まれる影響で、男女の教育を受ける期間に差が出るという特殊な事情も考慮されていない。女性家族部(省に相当)は「WEFが発表した指数は男女格差そのものの指数というよりも、どの分野で格差が大きいかを示しているだけだ」とした上で「韓国でも女性の地位は向上しているが、それでも格差はまだ大きいため、その点が結果として反映されたようだ」との見方を示した。

イ・ギフン記者
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