プレミア12:大谷に沈黙の韓国打線に則本ら継投陣は「打ちごろ」

プレミア12:大谷に沈黙の韓国打線に則本ら継投陣は「打ちごろ」

 世界ランキング上位12位までの国・地域が参加している野球の国際大会「プレミア12」で、19日の準決勝戦に先発登板した日本代表・大谷翔平に、韓国はお手上げ状態だった。韓国プロ野球リーグでは体験したことのない時速160キロメートルの速球、ストライクゾーンの隅を突く完ぺきなコントロール、140キロメートル台半ばに達する変化球に、バットが空を切った。韓国は大谷を相手に一度も2塁まで進めなかった。

 ところが、日本は大谷を7回まで投げさせてマウンドから下ろした。投球数はたった85球で、まだ十分に投げられる状況だった。トーナメントの準決勝でエースを早々に降板させたのは、ほかの投手でもいくらでも韓国打線を抑えられるという自信があったからだった。

 日本の小久保裕紀監督は「球数にかかわらず、大谷が7イニング投げたらほかの投手で抑えられると思っていた」と語った。

 しかし、これが結果的に裏目に出た。時速160キロメートルの剛球に目が慣れていた韓国の打者たちからすれば、急に打ちやすい投手を相手にすることになったのだ。

 開幕戦で零封勝ちを支えた則本昂大や松井裕樹ら日本の継投陣は4点を許し大崩れした。金賢洙(キム・ヒョンス)は「大谷の球を見た後でほかの投手の球を見たら、すごく遅く感じた」と語った。

オ・ユギョ記者
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