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広島の旅館 自粛要請従わずに食中毒拡大11月21日 18時02分
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今月、広島市の旅館に宿泊した客がおう吐や下痢の症状を訴えてノロウイルスが検出され、市は食事の提供の自粛を要請しましたが、旅館が営業を続けた結果、120人余りに感染が拡大していたことが分かりました。旅館では「心よりおわび申し上げます」とコメントしています。
感染の拡大が分かったのは広島市中区にある「世羅別館」です。
広島市保健所などによりますと、今月9日にこの旅館に宿泊した横浜市の高校生が相次いでおう吐や下痢などの症状を訴え、ノロウイルスが検出されたことから、保健所では今月12日、食事の提供の自粛を要請しました。
要請に強制力はなく、旅館ではその時点ではノロウイルスの発生した原因が不明だったことや、ほかの宿泊客の発症が確認できなかったことなどから、食事の提供を続けたということです。
その後、翌日になって従業員からもノロウイルスが検出されたため、保健所は集団食中毒として食事の提供を禁止しましたが、この日まで旅館に滞在した、滋賀県など3つの小学校の合わせて125人が発症したということです。
自粛要請前に宿泊した人も含めると、発症した人は合わせて214人に上りますが、いずれも現在は回復しているということです。
「世羅別館」では、「当時の判断が甘かった」としたうえで、「心よりおわび申し上げます。今後は日頃の衛生管理や社員教育を徹底して見直します」とコメントしています。
広島市保健所などによりますと、今月9日にこの旅館に宿泊した横浜市の高校生が相次いでおう吐や下痢などの症状を訴え、ノロウイルスが検出されたことから、保健所では今月12日、食事の提供の自粛を要請しました。
要請に強制力はなく、旅館ではその時点ではノロウイルスの発生した原因が不明だったことや、ほかの宿泊客の発症が確認できなかったことなどから、食事の提供を続けたということです。
その後、翌日になって従業員からもノロウイルスが検出されたため、保健所は集団食中毒として食事の提供を禁止しましたが、この日まで旅館に滞在した、滋賀県など3つの小学校の合わせて125人が発症したということです。
自粛要請前に宿泊した人も含めると、発症した人は合わせて214人に上りますが、いずれも現在は回復しているということです。
「世羅別館」では、「当時の判断が甘かった」としたうえで、「心よりおわび申し上げます。今後は日頃の衛生管理や社員教育を徹底して見直します」とコメントしています。