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「年齢リスク」とは?

体の機能のバランスがとれたエイジングを

アンチエイジングドックにおける老化度の評価方法(吉川敏一編,アンチエイジングドック,診断と治療社 より改変)

アンチエイジング医学の発達に伴い、アンチエイジングドックを開設する医療機関が増えています。
このドックでは、血液検査や頸部エコー、骨密度検査などにもとづき、骨、筋肉、血管、神経、ホルモンの老化が進み、機能が低下していないか、その機能年齢を推定し、実年齢と比較して老化度を判定します。
機能年齢がきれいな正五角形ならば、体の各器官がそれぞれ正常な加齢変化をとげている証拠です。一方、五角形が歪になり、例えば実年齢が40歳なのに骨年齢が50歳の方は将来、骨粗鬆症から骨折をまねき、晩年は介護が必要になるリスクがあります。
アンチエイジングドックでは、歪な五角形を正五角形に戻すための生活習慣改善指導やサプリメントの処方などが行われます。体の各機能のバランスのとれたエイジングが重視されているのです。

「年齢リスク」は現代日本人の老化のロードマップ

老化の加速と年齢リスク

しかし、アンチエイジングドックはまだ誰でも受けられるほど身近な存在ではありません。
そこで、より多くの方々にご自分の老化度を推定する目安とし、生活習慣を見直すきっかけとしていただくために、年齢研究所がご提案するのが「年齢リスク」です。
株式会社日本医療データセンター(JMDC)の協力を得、100万人を母集団とするレセプトデータを分析。エイジングとの関わりが強い生活習慣病などを発症した実年齢を統計処理し、発症リスクが高まる年齢を洗い出す調査研究を行っています。
100万人がそれぞれに異なった生活習慣を送った結果、体の各器官の老化が加速し、各器官の発症リスクが高まる年齢を意味しますので、言いかえれば、現代日本人の平均的な老化のロードマップを示すものといえます。