制限なく記事をお読みいただく方法はこちら

官房長官:朴裕河教授在宅起訴「日韓に影響なし」

毎日新聞 2015年11月20日 18時09分

 菅義偉官房長官は20日の記者会見で、韓国の検察当局が慰安婦問題を扱った学術書の著者、朴裕河(パク・ユハ)世宗大教授を名誉毀損(きそん)罪で在宅起訴したことについて「日本政府としてコメントは控えたい」と述べたうえで、「いかなる国でも表現の自由が確保されることは極めて重要だ」と語った。

 日韓両政府は2日の首脳会談で慰安婦問題の「早期妥結」で合意したことを受け、外務省局長協議を継続している。朴氏の起訴が協議に与える影響について、菅氏は「ないと考えている」と述べた。

 朴氏の著書「帝国の慰安婦 植民地支配と記憶の闘い」を巡っては、元慰安婦らが昨年6月、刑事告訴していた。【高本耕太】

最新写真特集