世界の安全保障に現有の資産でアメリカが関与し続けるには、日本に2隻目の空母を配備すればいいーアメリカ戦略予算評価センター海軍アナリストのブライアン・クラーク氏が、議会に報告する研究結果を2015年11月17日に発表しました。
日本には、すでに空母USSロナルド・レーガン(CVN-76)と巡洋艦、駆逐艦、そして、4隻の揚陸艦で構成される水陸両用即応軍(ARG)が配備されています。しかし、西太平洋には2隻の空母が必要で、現在はアメリカ西海岸から太平洋を横断して展開するため、航海の20%が太平洋横断に費やされ、実際には1.4隻しか配備されていないと分析しています。
クラーク氏は、2隻の空母が日本に配備されたとしても空母航空団(CVW)は2個必要なく、現在厚木基地に配備されているCVW-5を増強して2隻の空母に搭載する、CVW-5は岩国基地への移転を進めており、より多くの航空機を受け入れられるとしています。
日本配備の2隻の空母が通常の西太平洋での任務を行い、アメリカ西海岸ベースの5隻の空母が交代でインド洋やペルシャ湾に展開し、東海岸ベースの4隻の空母がヨーロッパに展開するともしています。
アメリカ海軍高官は、日本に追加の空母を配備することなど話したこともないと否定しますが、議会では選択肢の一つと考えられている模様です。
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