帰り道 登り道
傘を被ったぼんやりお月様が見下ろす帰り道。
ピキットした冷気ではなく、寒さだってどこかぼんやり…
美味しいお魚が食べたくなって訪ねた小さな居酒屋さんで、ほっぺが喜ぶ味を堪能した帰り道です。
…お腹一杯だね……
…ポンポコリン(笑)……
ちょっぴりほろ酔い気分のとーさんと、ノンアルコールなのに良い気分のかーさん。
運動がてらブラブラ歩きの帰り道は、見通すとずっと登り道です。
重たくなったお腹を抱えて、知らず知らず少し「ふぅ……」と落とした溜息。。。
何も言わずとーさんが、そっと手を伸ばしてくれます。
何故か歩き方が下手くそなかーさん。
何でもない所で、コケッ!なんて事にならぬ様…
ずっと続く登りの道にいじけない様に…
そうだね。
遠くばかりを見て溜息をついちゃいけないね。
まずは…次の電信柱まで!
その次は、その先の信号機まで!
そうやって一緒に歩けば、あら不思議!
何時の間にか、もう半分。
石畳を数えて歩けば躓かない。
でこぼこ道だって躓かない。
万が一躓いたって、繋いだ手がグッと引き上げてくれるさ!
楽しい事ばかりが続くわけじゃないけど、苦しい事ばかりだってないよね。
一緒に歩き続ければ、一歩ずつ進めるよね。
高級車でバビュ~~ンとかっ飛ばしても、歩幅分しか進まない歩みでも、きっと人生のメモリが進む分量は同じなんだ。
だったら歩こう!
手を繋いで、自分達の速度で、自分達の歩幅で。
一番苦しい最後の上り坂…
とーさんの掌がそっと背中に添えられます。
力任せに押すでなく、かーさんの速度に合わせてただ添えられたかに見えるのに、その実その掌分、かーさんの体の重みがふわっと消えます。
あの角を曲がると、もうすぐ我が家。
小さいけれど確かに我が家。
そこには、お留守番でちょっぴりブータレた茶トラーズが待ってます!
「かーさん!遅かったですよ!」
「とーさんお土産はあるんでしょうね!」
もうすぐ帰るよ…もうすぐ帰るよ…
帰り道は登り道
人生だって登り道
苦しくたって、辛くたって、一緒に一歩ずつ……
帰れる場所には、ほら…愛しいモノタチが待っている。
ご訪問と、ひと手間をかけての応援、いつも有難うございます。
読んで頂けることが、かーさんの力になっております!
心からの深謝を♪
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