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女神達は、今日も平和です。 作者:イグニス
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女神様、お仕事です!

プロローグ読んでくれ(コピぺ面倒かった

設定作り込み過ぎて捨てられなかったんだ…
転生管理者の、朝は早い。

ぶっちゃけ寝ないから早いも遅いもないんだけど。

「あれ?今日はちゃんと仕事をするつもりなんですか?」

「酷いわね。まるで私は仕事をしていないみたいな言い方をして…普段仕事が無いだけよ。」

「まあ、それもそうですね。ところで、私が今手に持っているのはなんでしょう?」

「なっ…なんだと…それは明日発売の筈のMH7じゃないか⁉︎何故貴様がそれを持っている⁉︎」

「ビ◯クカメラに行ったら早売りしてました。もちろんアリスさんの分もありますよ?」

「まじか…仕事早く終わらせてくるわ…」

そう言って彼女、転生管理者ことアリスさんは大慌てで例の部屋へと向かった。いや、向かったと言うよりは、飛んだと言った方がいいか。

その部屋とは、亜空間。彼女の部下が作り出した空間で、どこまでもどこまでも続いてるように見え、とにかく黒い。でも、光が無さそうなのに何故か視界が確保できている不思議な空間。

「さてと、さっさと終わらせますか!」

そう言って彼女は、スマホ(仮)を取り出して何やら地図機能を使って様々な人を観察し始めた。



「もう面倒臭いからこの人でいいや!90億人もチェックしてられっかー!」

腕を振り上げて、これでもかとばかりにスマホ(仮)に表示してあるボタンを押す。

そうすると、スマホの画面の中から1人の寝ている少年が幾つもの光の粒になって浮かび上がってくる。そして、スマホの画面から飛び出し、また収束されて寝ていた時の姿を取り戻す。

「ふう、今ので結構信仰ポイント使っちゃったわね…やっぱり適当に選ぶのはあんまり良くないわね。」

彼女のスマホには、[約6億信仰ポイントを使用しました。]というダイアログが表示されている。

そして彼女は少年を起こしにかかる。少し揺さぶるとすぐに目を開けそうになったので、寝起きは良い方なのだろう。

少年は少し驚いているようで、辺りを見渡している。

「起きたようね」

「あなたは、誰なんですか?」

「私は、異世界の女神。名前はアリスって呼ばれてるわ。本当は違うけど...」

「つまり、神様ってことですか?」

「まあ、そういうことになるわね。」

「で、あなたは私を何のためにこんなところに連れてきたんですか?」

少しばかり声のトーンが上がっていて、傍目からでも喜んでいるのがわかる。

「あれれ?もしかして異世界転生って知らない?」

「つまり私を異世界に転生させるためにここに呼び出したんですよね?」

「呑み込みが早くて助かるわ。最近の若者なのに異世界転生を知らないっていうのはちょっとびっくりしたわ。しかも文学少年なのに。」

「まあ、僕が好きなのは小説の類ですからね。」

「というわけで、あなたは異世界への転生者に選ばれました~おめでと~ぱちぱちぱち」

「言葉で擬音を言う人ってどうなんでしょうね」

「まあそれは置いといて、異世界に転生する?しない?」

大抵の場合ここで地球への未練と葛藤することになるのだが、少年はあまり知識が無かった為にすぐに決められたのかもしれない。

「もちろんします。」

「じゃあ、異世界に行くにあたってあなたに特典を付けようと思うの。」

「特典?」

「つまり、異世界に行くにあたってのボーナスみたいなものよ。急に知らない国に放り出されたら困るでしょう?そのお詫びみたいなものよ。ある程度までは神様パワーで何とかなるけど、さすがにチート級の能力とかになるとある程度の対価は要るけどね。それから、異世界の言語の知識とヘルプ機能は標準装備としてつけてあげるわ。」

本当はヘルプ機能など付けないのだが、事前知識が無いのは不利だと思ったのだろう。

「それだったら、非日常が欲しいです。対価の要らない範囲で。」

「非日常が欲しい...?随分と難しい注文ね。そもそも異世界に行くこと自体が非日常だと思うけど。」

「でもそれだとそのうちその非日常が日常になってしまうような気がするのです。」

「わかったわ。じゃあ、それに準ずる能力を付けておくわね。さっそくだけど、もう異世界に飛べる準備は整っているわよ。」

「じゃあ、今すぐお願いします!」

彼女はまたもスマホ(仮)の画面を押す。そうすると、少年の後ろに光を発する隙間が現れ、ダ◯ソン顔負けの吸引力で少年が吸い込まれていった。





少年が異世界生活をしているであろうその頃…

「はちみつくれ〜」

「いいですよ」

「おいおい、はちみつクレクレする奴はゆうた認定されるぞ?」

「わかってるよ〜オンではやらないよ〜」

「…」

女神達は四人でモ◯ハンをしていた

「そういえばハーベストとアドベントはどこへ行ったのですか?」

「あ〜あいつらなら新しい転生者にちょっかいかけに行ってるみたいだよ〜」

「また変な事をしなければ良いのだけれど…」

「ところで残りの2人は何処へ行ったんだ?」

「ご◯うさ見直してるってよ〜」

「また随分と古いアニメを持ち出して来たわね…あっ、また逆鱗落ちた」

「おめ〜」「おめでとう」「d( •ω• )」



女神達は、今日も平和です。

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