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【FC東京ニュース】

秀人、最終戦に「ただただ勝ちたい」

2015年11月21日 紙面から

鳥栖との大一番に平常心で臨むというMF高橋=東京・小平グラウンドで(馬場康平撮影)

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 FC東京のMF高橋秀人(28)が20日、今季リーグ最終節・鳥栖戦(22日・味スタ)に向け、「ただただ勝ちたい」と勝利を渇望した。

 東京は今季、目の前の試合だけを見据え、一戦必勝を貫いてきた。そうしてクラブ史上(現行制度での2005年以降)最高となる勝ち点62を積み上げた。最終節に勝利すれば、年間王者を決めるチャンピオンシップ出場が決まる。この大一番を前に、中盤の底で主に守備をつかさどる男は平常心を保ちつつも、熱い言葉を吐き出した。

 「4位じゃ意味がない。ここで結果を残せなかったら、たとえ最高勝ち点を更新しても、それが記憶に残ることはない。何年かたっても、誰もが思い出せるような目に見える結果が必要」

 そう語る高橋に気負いは感じられない。フィッカデンティ監督の就任以降、チームとして勝者のメンタリティーを手に入れようとしてきた。「内容よりも結果」。それがいつしかチームのマインドとなった。だからこそ、高橋は言う。

 「続けてきたことをぶれないで続けるだけ。そうやって染み付いてきたモノがある。今は勢いだけじゃない」

 飽くなき勝利への欲求は、選手それぞれが育んできたものだ。「ただただ勝ちたい。その気持ちを一人一人が強く太くピッチで発するだけ」。高橋は出し惜しみすることなく、持てるモノ全てを鳥栖戦にぶつける。 (馬場康平)

 

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