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日越首脳会談 人工島造成に連携して対処へ
11月21日 0時08分

マレーシアを訪れている安倍総理大臣は日本時間の20日夜、ベトナムのズン首相と夕食を共にしながら会談し、南シナ海で中国が人工島を造成している問題について、国際社会の懸念事項として緊密に連携して対処していくことで一致しました。
会談でズン首相は、南シナ海で中国が人工島を造成している問題をみずから取り上げ、「中国の行動により地域が緊張し懸念が生じている。ベトナムはいろいろなところで反対の声を上げている」と述べました。
これに対し、安倍総理大臣は「思いは同じだ。南シナ海における大規模な埋め立て、拠点構築、その軍事目的の利用など、現状を変更し緊張を高める一方的な行動は国際社会の懸念事項だ」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は「開かれた自由で平和な海を守るため、国際社会の連携が重要だ。ズン首相の指導力に期待したい」と述べ、国際社会の懸念事項として緊密に連携して対処していくことで一致しました。
また、ズン首相がベトナムの海上警察の能力向上に協力を求めたのに対し、安倍総理大臣は、供与が決まっている中古の巡視船6隻の引き渡しがまもなく終了することを伝えたうえで、新造船の供与も検討する考えを示しました。
一方、安倍総理大臣は、これに先立ってラオスのトンシン首相と会談し、南シナ海情勢について日本の立場を伝え理解を求めたほか、首都ビエンチャンの上下水道の拡張計画に最大100億円余りの円借款を行う考えを伝えました。

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