プロ野球:巨人監督、高橋由伸が受諾 現役は引退
毎日新聞 2015年10月23日 18時16分(最終更新 10月23日 19時20分)
プロ野球の巨人は23日、次期監督就任を要請していた高橋由伸外野手兼打撃コーチ(40)が要請を受諾したと発表した。高橋由選手は今季限りで現役を引退し、監督業に専念する。26日に記者会見を開く予定。高橋由選手は球団を通じ、「巨人軍の歴代監督は偉大な先輩方が務めてきました。そこに少しでも近づけるよう、覚悟を持ってまい進します」とコメントした。
球団によると、高橋由選手は23日午後に、渡辺恒雄最高顧問、白石興二郎・取締役オーナーと面会し、就任要請を受諾する意向を報告した。球団は原辰徳前監督(57)の今季限りでの退任を受け、19日夜に後任候補を高橋由選手に一本化し、20日に東京都内で久保博球団社長、堤辰佳ゼネラルマネジャーが本人と会談し、就任を要請していた。
高橋由選手は千葉県出身。神奈川・桐蔭学園で甲子園に2度出場し、慶大では通算23本塁打の東京六大学リーグの新記録を樹立した。1998年に巨人を逆指名してドラフト1位で入団。1年目から主力として活躍し、2004年にはアテネ五輪にも出場した。通算成績は1819試合に出場して1753安打、321本塁打、986打点、打率2割9分1厘で、ベストナイン2度、ゴールデングラブ賞7度。打撃コーチ兼任となった今季も、代打の切り札として活躍した。【平本泰章】