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大手銀行グループ決算 海外事業で明暗11月14日 0時45分
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大手銀行グループ3社のことし4月から9月までの中間決算が出そろい、三菱UFJフィナンシャル・グループと、みずほフィナンシャルグループは、アメリカを中心に海外での貸し出しが伸びて増益となる一方、三井住友フィナンシャルグループは新興国経済の減速の影響を受けて減益となりました。
各社が発表したことし4月から9月までの中間決算によりますと、三菱UFJフィナンシャル・グループは最終的な利益が去年の同じ時期より3.6%増えて5993億円、三井住友フィナンシャルグループは19.1%減少し3881億円、みずほフィナンシャルグループは8.1%増加し3841億円となりました。
「三菱UFJ」と「みずほ」は、アメリカを中心に海外での貸し出しが大幅に伸びたこと、投資信託や保険の販売が堅調だったことから増益となりました。一方、「三井住友」は、海外での貸し出しが伸びたもののインドネシアの株価の下落により出資する現地の銀行の減損処理を行うなどアジアの新興国経済の減速の影響を受けて減益となりました。
記者会見でみずほフィナンシャルグループの佐藤康博社長は「中国経済の動向次第では現地に進出している日本企業に影響が出てくる可能性があり、注視したい」と述べ、アジアの新興国経済の動向が金融業界にとってリスクになり得るという認識を示しました。
「三菱UFJ」と「みずほ」は、アメリカを中心に海外での貸し出しが大幅に伸びたこと、投資信託や保険の販売が堅調だったことから増益となりました。一方、「三井住友」は、海外での貸し出しが伸びたもののインドネシアの株価の下落により出資する現地の銀行の減損処理を行うなどアジアの新興国経済の減速の影響を受けて減益となりました。
記者会見でみずほフィナンシャルグループの佐藤康博社長は「中国経済の動向次第では現地に進出している日本企業に影響が出てくる可能性があり、注視したい」と述べ、アジアの新興国経済の動向が金融業界にとってリスクになり得るという認識を示しました。