あなたは昨日一日振り返ってみて、
新しく出会って自己紹介した人はどれだけいましたか。
「菊谷です。こんちは~。(ペコリ)」
程度の簡単な自己紹介も含めて、でいいですよ。
3人?5人?
・・では一昨日は?
1日にあなたが新しく5人の人と出会うとしましょう。
(これはかなり社交的な部類かと思います。)
さて、あなたがそのペースで、
地球上のすべての人に出会うには、
何年かかるでしょうか?
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↓
答えは「370万年」
日常の何気ない出会い。
それは、貴重であり、
かけがえのない出会いであることが分かります。
■『袖触れ合うも多生の縁』
ということわざがあります。
和服の着物は袖が長いので、
すれ違う時によく袖が触れ合います。
そのように袖が触れ合うのも、
多生の縁があったんですよ、ということです。
【多生の縁】という言葉を、
【多少の縁】と思っている人もあります。
多少の縁、となれば、
少しくらいの縁があった、ということですが、
「多少」ではなくて、「多生」ですから、
生まれる前からの過去世、
何度も会っては別れてきた、
深い因縁のあった人なんだよ、ということです。
過去世、何度も生まれ変わり、
死に変わりしてきた、魂の歴史の中で
何度も会って、縁があった人だからこそ、
今生でまた袖が触れ合うようなことがおきたんだよ、
といわれることわざなのです。
そうなってくると、先日私は
禁煙車両でタバコ吸い始めた人に一言言ったのですが、
言った私も躊躇する気持ちと一時戦いましたし、
言われた相手もムッときたか、恥ずかしがったかわかりませんが、
少なくとも袖触れ合う以上の感情のやり取りはあったわけです
あのタバコの中年男性も
私にとって「多生の縁があった相手」
ということになりますね。
確かに世界中のほとんどの人は感情のやり取りがあるどころか、
370万年かからないと、
自己紹介もできないのですから、
今、身近なところで接点を持ち、
時に自分に大きな影響力を与えている人たちって、
よほどの因縁が過去世から育まれてきたから
そんなことが起きているといえますね。
たとえば、結婚相手でも、
30億の女性の中から1人選ぶんですよね。
向こうも30億の男性の中から1人選ぶ。
その1人と1人が結ばれる。
そして、ケンカしている。
いや撤回。
仲むつまじく添い遂げる。
そう考えると、深い因縁を懐かしんで、
そのご縁を大切にしていきたいものです。