青森県のニュース
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野生キノコ出荷制限 初解除
国の基準を超える放射性セシウムが検出されて出荷が制限されていた青森県の一部地域の山林で採取される「ナラタケ」というキノコについて、国は、「放射性物質の濃度が安定して低いことが確認できた」として、20日に出荷制限を解除しました。野生のキノコの出荷制限の解除は、全国初です。
出荷制限が解除されたのは、青森市と十和田市、それに、鰺ヶ沢町で採取される「ナラタケ」というキノコです。
原発事故の影響で、青森県内の一部地域では、平成24年以降、野生のキノコから、基準を超える放射性セシウムが相次いで検出され、国から出荷制限を指示されていました。
その後、青森県が、県内で消費が盛んな「ナラタケ」の検査を継続して行ったところ、放射性セシウムの濃度がこの3年、安定して、基準の半分以下であることが分かり、国は、「放射性物質の濃度が安定して低いことが確認できた」として、出荷制限を解除しました。
野生のキノコの出荷制限は、全国10の県の109市町村で続いていますが、制限が解除されたのは、同じく20日付けで解除された長野県のマツタケとともに全国で初めてです。
青森県林政課では、「農家の収入減の要因となっていたので、解除されて、良かった。ほかのキノコについても早期の解除を目指したい」としています。
11月20日 19時37分