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使用済み核燃料の再処理工場 完成2年余延期11月16日 20時17分
国が進める核燃料サイクル政策の柱となっている青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場について、事業者の日本原燃は、国の審査が終わっていないことなどから、来年3月としていた完成時期を2年余り延期することを青森県に報告しました。
日本原燃の工藤健二社長は青森県庁を訪れ、青山祐治副知事などに使用済み核燃料の再処理工場と、工場で取り出すプルトニウムを使って作る「MOX燃料」の工場の完成時期を、いずれも延期することを報告しました。
再処理工場は、来年3月としていた完成時期を2年余り延期して「平成30年度の上半期」に、「MOX燃料」の工場は再来年10月としていた完成時期をおよそ1年半延期して「平成31年度の上半期」としています。完成時期の延期は、再処理工場は23回目、MOX燃料工場は5回目です。
延期の理由について工藤社長は、国の安全審査が終わっていないことや、重大事故が起きた場合の対応施設の新設など安全対策への工事に一定の時間がかかることを説明しました。
国が進める核燃料サイクル政策では、再処理工場と共に柱となっている福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」を巡り、原子力規制委員会が今月13日、文部科学大臣に対し、今の日本原子力研究開発機構に代わる運営主体を特定するよう求める異例の勧告をしています。
再処理工場は、来年3月としていた完成時期を2年余り延期して「平成30年度の上半期」に、「MOX燃料」の工場は再来年10月としていた完成時期をおよそ1年半延期して「平成31年度の上半期」としています。完成時期の延期は、再処理工場は23回目、MOX燃料工場は5回目です。
延期の理由について工藤社長は、国の安全審査が終わっていないことや、重大事故が起きた場合の対応施設の新設など安全対策への工事に一定の時間がかかることを説明しました。
国が進める核燃料サイクル政策では、再処理工場と共に柱となっている福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」を巡り、原子力規制委員会が今月13日、文部科学大臣に対し、今の日本原子力研究開発機構に代わる運営主体を特定するよう求める異例の勧告をしています。