深見真氏&刻夜セイゴ氏のコミックス「魔法少女特殊戦あすか」1巻が発売されました。
戦う魔法少女とはとても気になります。
なによりも漫画の帯ですよ帯。
虚淵玄驚嘆!
「魔法少女にこんな残酷な運命を背負わせるなんて
ひどいよ! あんまりだよ!」
お、お前が言うな!!
とまずはこれを言わないと始まりません。
ストーリー
謎の生物・地冥界(ディスアス)の侵攻によって危機に瀕していた人類は、不思議な魔法の力を得た魔法少女達の活躍によって救われた…。
そして3年後、それぞれの生活に戻った彼女達に、その日常を切り裂く新たな事件が勃発!!
人類の救世主となり“伝説の5人(マジカル・ファイブ)”と呼ばれた魔法少女達は、運命に翻弄されながらも懸命に現在(いま)を生きる…
1巻裏より
物語は、魔法少女たちが平和を取り戻したその後が本編になります。
主人公・大鳥居あすかは3年前の戦いで地冥界(ディスアス)を倒した5人の魔法少女のうちの1人。
戦いの後、高校一年生になったあすかは魔法少女としての活動からは離れ、平穏に生活をしていたが転校先でできた友人がテロリストに襲われている所を助けたことから、再び戦火の中に身を投じる事になる。
作者紹介
原作は深見真氏、銃器をしようした格闘技・アクションを得意とする漫画原作・小説家。
アニメ『がっこうぐらし!』4話「えんそく」11話「きずあと」の脚本。秋アニメでは『ゆるゆり さん☆ハイ!』のシリーズ構成・脚本もされています。
同性愛の演出も得意にしており、漫画の中でも大鳥居あすかの友人の2人。同じ魔法少女のくるみと同性愛の空気も感じます。
作画は、刻夜セイゴ氏。
全体的に女の子がムチムチしており、バトル物の漫画で必須な戦闘・アクションシーンの描写もしっかり描かれています。
ハッピーエンドからのスタート
魔法少女といえば、悲惨な死とは無関係であり、魔法も困っている人を助ける為に使うというのがこれまでのスタンダードな「魔法少女」でした。
近年は「魔法少女りりかるなのは」「魔法少女まどか☆マギカ」の影響もあり、これまで避けられてきた、魔法少女と死を取り扱う作品も増えてきました。
『魔法少女特殊戦あすか』では普通の物語で言えばハッピーエンドからのスタートなのです。
両親や仲間の死と直面し、立ち向かい得た平和の中で普通の人として生活しようとする主人公あすか。
ほのぼの魔法日常ライフでも送って欲しいものなのですが、そうはいきません。
テロに巻き込まれた友人の死の危機を前に魔法少女としての「宿命」を思い出し「死んだ者の分まで生きろ」と新たな戦いが始まっていきます。
魔法少女と可愛くは書かれていますが、中身は非常にバトルが多め、グロテスクなシーンもあるので「きゃっきゃウフフ」を期待して見ると期待はずれに終わってしまうかもしれません
今後が気になる第1巻
最初の敵・地冥界のボスは3年前に倒され世界は平和を取り戻します。
ですが街中でテロ組織がドンパチしたりと治安はかなり悪い様子。
敵がいなくなった魔法少女達の存在意義がテーマになるのでしょうか。
新しい敵は「私たちはとても悪い魔法少女なんだから」と自称悪い魔法少女達を含めた「人間」。
ファンタジーな敵と戦ってきた少女たちがリアルな敵と戦っていくことになります。
水着の友人死にそう...
彼女たちの目的も判明していないためまだまだ全容がはっきりしませんが、非常に続きが気になる第1巻でした。
設定はいい素材が揃っている漫画ですので深見氏がどうまとめるのかが楽しみです。
可愛い女の子とミリタリーが加わった「戦う女の子」が好きな方には魅力的な作品に感じると思います。
今なら「ニコニコ静画」で1話を読むことが出来ますので気になる方はぜひ読んでみてください。
1話見てきたけど、グロが多くてダメだった。