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メガネ型端末で「遠隔接客」の新サービス
11月19日 18時54分

メガネ型端末で「遠隔接客」の新サービス
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デパートの店員がメガネ型のウエアラブル端末とインターネットの中継機能を使って、利用者のパソコンに商品の映像を映し出しながら接客するという試験的なサービスが始まることになりました。
このサービスは、東京・豊島区にあるデパートが20日から紳士服売り場で試験的に始めます。
利用者は、インターネットを通じて、離れた場所どうしでその場の映像を映したり会話したりできる機能を使って、デパートの売り場にいる店員に商品の説明を求めます。店員は、カメラ機能のあるメガネ型のウエアラブル端末を使って、商品の映像を利用者のパソコンに映し出し、最大30分間、商品を説明したり質問に答えたりするという仕組みで、利用者は、そのままネットを通じて商品を買うこともできます。
デパートは、紳士服の一部のブランドで試験的に始め、消費者の反応を見たうえで、今後の展開を検討するとしています。
デパート各社は、外国人旅行者のいわゆる「爆買い」で業績を伸ばしていますが、国内の消費者については、ネット通販の利用が増えていることから、ネット通販の事業者にいかに対抗していくかが課題となっています。
「そごう・西武」の千野史晴紳士服飾部長は「デパートの持つ接客の強みを生かして、ネット通販にありがちな疑問や不安を解消し、消費者に選ばれるサービスにしていきたい」と話しています。

ネット通販の市場規模

ネット通販の事業者は、商品を受け取れる場所を増やしたり、配達までの時間を短縮したりして、利便性を高めることで利用者を伸ばしています。経済産業省のまとめによりますと、国内のネット通販市場は、去年は12兆7900億円と、前の年に比べて14%拡大しました。

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