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姉置き去り容疑の弟 被災者向け住宅を断る11月19日 18時59分
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4年前、東日本大震災で住宅が全壊し、足が不自由な姉を千葉県君津市の山の中に置き去りにしたとして逮捕された63歳の弟が、当時、被災者向けの住宅への入居を断っていたことが分かりました。弟は「家が壊され、将来に希望が持てなくなった」などと供述しているということで、警察は当時の生活の状況などを詳しく調べています。
逮捕された千葉県香取市の無職、黒川勝雄容疑者(63)は、東日本大震災が起きた直後の平成23年4月、足が不自由だった当時60歳の姉を千葉県君津市の山の中に置き去りにしたとして保護責任者遺棄の疑いが持たれていて、19日、検察庁に送られました。
姉は、置き去りにされたとみられる場所から数百メートル離れた川の中で死亡しているのが見つかりました。当時、黒川容疑者は千葉県山武市の住宅に姉と一緒に住んでいましたが、東日本大震災で住宅が全壊したということです。山武市によりますと、震災後に黒川容疑者が市役所を訪れた際、被災者向けに無料で貸し出す公営住宅に入居するよう勧めましたが、これを断ったということです。
警察によりますと、黒川容疑者は「家が壊され、姉の介助を続けるなか、貯金も減ってきて将来に希望が持てなくなった。姉の面倒が煩わしくなった」などと供述しているということで、警察は当時の生活の状況や事件のいきさつを詳しく調べています。
姉は、置き去りにされたとみられる場所から数百メートル離れた川の中で死亡しているのが見つかりました。当時、黒川容疑者は千葉県山武市の住宅に姉と一緒に住んでいましたが、東日本大震災で住宅が全壊したということです。山武市によりますと、震災後に黒川容疑者が市役所を訪れた際、被災者向けに無料で貸し出す公営住宅に入居するよう勧めましたが、これを断ったということです。
警察によりますと、黒川容疑者は「家が壊され、姉の介助を続けるなか、貯金も減ってきて将来に希望が持てなくなった。姉の面倒が煩わしくなった」などと供述しているということで、警察は当時の生活の状況や事件のいきさつを詳しく調べています。