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パリ同時テロのアバウード容疑者がIS機関誌に
11月19日 6時21分

パリ同時テロのアバウード容疑者がIS機関誌に
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パリの同時テロ事件に深く関わった疑いのあるモロッコ系のベルギー人、アブデルアミド・アバウード容疑者は、ことし2月に発行された過激派組織IS=イスラミックステートの英語版の機関誌「ダービク」のインタビューで、ベルギーにISの拠点を築いたものの、ことし1月に捜査当局に摘発されたことなどを説明していました。
このインタビューは、ことし1月中旬から2月の間にシリアで行われたものとみられます。この中でアバウード容疑者は「イスラム教徒に戦争を仕掛けたヨーロッパをテロの恐怖に陥れるため、私を含む3人がベルギーに渡った。ベルギーはイラクなどでイスラム教徒を攻撃している有志連合の一員だ」と述べています。
そのうえで「ベルギーでは武器を調達し、隠れがを設けることができ、ヨーロッパを攻撃する作戦を計画していた」と説明しています。
しかし、その隠れががことし1月、警察を狙った大規模なテロを計画した疑いで捜査当局に摘発されてメンバー2人が死亡したことに触れ、「摘発のあと、私が彼らと計画を練っていたことを知った情報機関は、私を捕まえるために世界中から情報を集めていたが、私はシリアに戻ることができた。私の名前と写真はあちこちのニュースに出ていたのにヨーロッパに滞在でき安全に離れることもできた」と主張しています。

IS 機関誌で改めて犯行認める

一方、過激派組織IS=イスラミックステートは、パリで起きた同時テロ事件について、インターネット上の機関誌で改めて犯行を認めたうえで、「フランスは何年もの間うぬぼれていたが、8人の戦士たちがパリをひざまずかせた。自動小銃と体に巻きつけた爆弾だけで武装した男たちの行動の結果、非常事態宣言が出された」などと主張しました。

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