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【サッカー】ハリル監督が“冬期講習”要望 戦術が浸透せず危機感2015年11月19日 紙面から
日本代表が18日、2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア2次予選のアウェー2連戦(12日シンガポール戦、17日カンボジア戦)を終え、羽田空港に到着した。年内最終戦となった前日のカンボジア戦は2−0の辛勝。戦術の浸透が進まないバヒド・ハリルホジッチ監督(63)は、国内組を対象に座学の“冬期講習”を開くことを要望した。 熱帯の東南アジアから帰国したハリル監督は、少し疲れた表情を見せながらも、「寒いね。もうすぐ雪でも降るのかい」と冗談を言った。そして、新しいプランを明かした。「(国内組で)ミーティングを開きたい。次のステージでやることを伝えたい。向上するためにも必要」。19日にもスタッフミーティングを開き、Jリーグの各クラブのオフの予定を調べ、「冬期講習」の日程などを詰めるという。 危機感の表れでもある。前日のカンボジア戦はFIFAランク183位の相手に2−0。先発8人を入れ替えた前半は特に機能不全に陥り、「何人かの選手にはかなり怒っている」と語気を強めた。3月の就任以来、国内合宿を要望したが実現したのは1回だけ。来年3月まで約4カ月間代表活動がないため、「(オフの)課題とか伝えてくれる」(DF槙野)というミーティングを要望するという。 ただ、年内の実現は難しい状況。対象者は「35人いる」という大枠の国内組になる。12月26日に行われる天皇杯の準々決勝には、常連組を多く抱えるFC東京、浦和、G大阪に加え、鳥栖(林)、仙台(六反)、広島(塩谷、水本、浅野)も残っている。MF遠藤(湘南)も12月はU−22日本代表の活動がある。今回のメンバーで11月中にシーズンが終わる可能性があるのは金崎(鹿島)と山口(C大阪)だけ。ハリルが熱望する冬期講習は年越しとなるかもしれない。(占部哲也) PR情報
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