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【プロ野球】

大田、キャンプ男を返上せよ 由伸監督が辛口エール

2015年11月19日 紙面から

キャンプ男返上へ、打撃改造に取り組んでいる大田(右)=宮崎市で

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 「キャンプ男」を返上せよ。宮崎で秋季キャンプ中の巨人・高橋由伸監督(40)が18日、来季で8年目を迎える大田泰示外野手(25)を「素質があるかどうかは分からない。まだ結果が出てないんだから」と辛口批評。“永遠の大器”の尻を激しくたたいた。

 ドラ1入団の大砲候補も、7年通算5発では周囲を満足させることはできない。「身体能力はあるじゃないですか。走って、投げて、遠くに飛ばせる。それはアドバンテージ」と指揮官。ただ、結果が足りない。

 大田と言えば、「キャンプ男」のありがたくないレッテルが貼られている。毎年、春と秋のキャンプでは注目を集め、東海大相模の先輩でもあった原前監督も期待の言葉を繰り返してきた。しかし、その後ろ盾はもうベンチにいない。

 本人も立場は自覚している。幾多の強打者を育ててきた内田打撃コーチの指導で、宮崎ではバットを体の正面で構える、脱力を意識した打撃改造に着手。「チャレンジだと思ってやる」と意欲的に取り組んでいる。

 いつまでも「キャンプ男」ではドラフト1位の看板が泣く。「来年、結果としてどうなったかということが大事」と高橋監督。練習ではなく試合で目立て。指揮官の指摘を待つまでもなく、大田には「数字」が求められている。 (井上学)

 

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