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「聲の形」大垣観光PR 漫画作品、パンフに

  • 「聲の形 舞台ガイド」とクリアファイル
    「聲の形 舞台ガイド」とクリアファイル

 大垣市出身の漫画家、大今良時さん(26)の出世作「こえの形」を通じて大垣の街の魅力を知ってもらおうと、市はパンフレット「聲の形 舞台ガイド」を作った。作品の舞台に市内の水門川周辺の風景が登場。劇場アニメ化も決まったため、作品を通じ、観光PRで全国発信をめざすという。

 「聲の形」は大今さんが2008年に「週刊少年マガジン」新人漫画賞に投稿して入選。先天性聴覚障害を持つ少女、西宮硝子と彼女をいじめる石田将也を中心に、疎外感や孤独、絶望、純愛などを描いている。

 漫画には水門川や美登鯉みどり橋、大垣公園、新大橋などが背景に描かれ、「水門小」など地元を連想させる名も出てくる。

 読み切りのリメイク版が13年に同誌に掲載され、連載がスタート。単行本7巻も発行された。社会的なテーマや切り口、内容が高く評価され、今年の手塚治虫文化賞新生賞を受賞している。

 パンフレット5000部のほか、クリアファイル1000部を作成。市のPRイベントなどでの限定配布を検討している。

2015年11月19日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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