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 九州電力の瓜生道明社長は18日、再稼働した川内原発1、2号機(鹿児島県)について、報道陣に「60年運転に向けて頑張っていく」と意欲をみせた。東京電力福島第一原発事故後に原則40年とされた運転期間の延長をめざす考えを示したものだ。原子力規制委員会の審査を通れば最長20年延長できる。

 川内1号機は運転開始から31年、2号機は30年を迎えている。九電の瓜生社長は、川内2号機が1号機に続いて営業運転へ移行したことを報告するため、鹿児島県庁に伊藤祐一郎知事を訪問。その後、報道陣の取材に答えた。他電力では、関西電力が高浜1、2号機(福井県)などの運転延長をめざしている。(礒部修作、長崎潤一郎)