肥満傾向の比率が全国で最も高い福島県の子どもたちのために、県教育委員会が「自分手帳」を制作した。自分の体重の変化や体力テストの結果を書き込み、健康に関心を持ってもらう狙いだ。19日から全県で配布される。

 全県配布に先立つ17日、南会津町の荒海小学6年の14人に自分手帳が手渡された。杉昭重教育長が「夢をかなえるためには丈夫な体が必要です」と話すと、子どもたちは大きくうなずいていた。

 手帳を受け取った君島こころさんは「体力テストの結果はその場限りのものだと思っていたけれど、しっかり記録すれば自分の成長がわかる。手帳を使ってランクアップしたい」と話した。