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福島県40年人口2割減 避難地域は4割超

 福島県は18日、地方創生の推進に向けた人口ビジョン案をまとめた。現状のペースで人口減が続ければ、2040年の県人口は約147万人と現在の約193万人より2割減少すると推計した。福島市で開いた有識者会議で報告した。
 将来人口は東京電力福島第1原発事故に伴う避難区域を抱える自治体の住民意向調査結果などに基づき算出した。住民の避難が続く浜通り地方や、過疎化が進んでいる会津地方の計23町村は、減少率が4割を超えると予測。うち双葉町など9町村は6割を超すとの見通しを示した。
 県人口は1997年の約214万人をピークに減少に転じ、ことしまでの5年間で約10万人減少した。
 県は会議で、雇用機会の確保などにより県人口の減少傾向を抑制し、40年は約160万人を維持するとした総合戦略の素案を提示。40年度の合計特殊出生率を14年度の1.58から2.16に上昇させるなどの数値目標も盛り込んだ。


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2015年11月19日木曜日

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