March 30, 2008
March 30, 2008
Coach S's Basketball Trip 2008: Day 1
Coach S's Basketball Trip 2008
Date: 3/3-3/8, 2008
Place: Los Angeles and Las Vegas

今回の研修旅行では、少年国体チームの監督であるS先生を向かえ、3/3から約1週間にわたり、アメリカのバスケットボールのシーズン終盤の試合と練習を中心に研修し、監督であるS先生にチームの強化のきっかけをつかんでいただくことを目的とした。短い日程ではあったがロサンゼルスとラスベガスにて、トップレベルの高校生の練習と試合、大学ディビジョン1チームの練習と試合、トップマイナーリーグ(NBDL)の試合、トッププロレベル(NBA)の試合を網羅することができた。また、高校、大学、プロレベルの経験をもつ3人のトップコーチにご指導いただく機会に恵まれた。
Day1: March3 (Mon): Day of Arrival
S先生の到着日。午前9:40空港にてS先生をお迎えしレンタカーにて移動。10:30ホテルにチェックインを済ます。部屋にてS先生からは昨今の日本の高校バスケットボール事情について、またこちらからもアメリカのプロ、大学並び高校バスケットボール事情についてお互い情報を交換する。1時にリトル東京へ移動。弊社社長とランチ・ミーティング。その後弊社オフィスへ移動。5時過ぎには試合会場のフェアファックス高校へと出発。6時到着。7時試合開始。本日から始まったカリフォルニア州の高校のプレーオフ1回戦を観戦。
日本では少年も成年と同じ国際規定にあわせてあるが、アメリカの高校生は8分の4クォーター制と日本の高校生の10分よりも2分短い。またショット・クロックは日本の24秒に対してアメリカの高校生・大学生は35秒と長い。成年との体力の差を考慮し1クォーターを8分と短くする一方で、ショットクロックは35秒と長めに設定。ファンダメンタルの育成を重視するこの年代の選手たちが時間制限にとらわれることなくしっかりと確実に攻めることを意図している。また、オフェンス・リバウンドを取れば、再度プレーを組み直しする時間もある。
24秒ルールにてより速い展開のバスケットを意識させることも重要だが、技術・体力ともに発育段階の世代であるということを考慮すれば、アメリカの高校のルールの意図も納得できる。
7pm High School Game: CIF Southern Cal Play-off 1st Round: Perris High School at Fairfax High School (62-78)

試合は、昨年のカリフォルニア州ディビジョン1のチャンピオンチームであるフェアファックスの勝利。若い世代だけにメンタル面の不安定な部分(過緊張ではなく集中力の不足)が見られ、決して安心して見れる試合ではなかった。しかし6-10(208cm)の注目選手Sidney (3年生:アメリカの高校は4年制) を中心にダンクを連発するなど最終的には自力の差を見せつけた。アメリカのトップレベルの高校生では控えのポイントガードもダンクできる身体能力も持ち合わせており、まさにタレントの宝庫。トップカレッジのコーチがそれぞれUCLA とUSCからも観戦に姿を見せるなど、そのタレントの高さと注目度には驚かされるばかりであった。現実的には、現在3年生の有望選手であれば、残りの1年間を高校でプレーした後、大学では1年間だけプレーすれば、その後はNBAに入るという可能性もある。
唯一、S先生との共通の疑問は、第3クォーターでようやく相手を突き離しかけたところでメインの選手をベンチに下げたことであった。点差が10点は開いたが、そこでもう5点ほど突き離しておくこともできたはず。後日、練習見学したときに質問してわかったが、それは先週から続いている連戦のため、主要選手は少しでも休ませたかったということ。それは、この後に続く試合がよりタフで大切なものになることがわかっていたからだということ。その辺のさじ加減がヘッドコーチとしてもっとも難しいところである。
9pm NBA Game: Los Angeles Clippers vs. Philadelphia 76ers at Staples Center (80-106)

高校生の試合の後、急いでステイプルズ・センターへ移動。第4クォーターだけであったが、NBAという最高峰の試合も観戦。クリッパーズのベンチ裏の前から2列目とかなり良い席であったため、選手のサイズ、スピード、力強さ、そのどれもが日本では見ることのできないレベルにS先生にも満足していただけた。また、会場の大きさ、試合中のエンターテイメント、セキュリティーシステムなど、全てにおいてスポーツをプロとして1つの商品、または作品として仕上げられたNBAの質の高さが感じられた。
Date: 3/3-3/8, 2008
Place: Los Angeles and Las Vegas
今回の研修旅行では、少年国体チームの監督であるS先生を向かえ、3/3から約1週間にわたり、アメリカのバスケットボールのシーズン終盤の試合と練習を中心に研修し、監督であるS先生にチームの強化のきっかけをつかんでいただくことを目的とした。短い日程ではあったがロサンゼルスとラスベガスにて、トップレベルの高校生の練習と試合、大学ディビジョン1チームの練習と試合、トップマイナーリーグ(NBDL)の試合、トッププロレベル(NBA)の試合を網羅することができた。また、高校、大学、プロレベルの経験をもつ3人のトップコーチにご指導いただく機会に恵まれた。
Day1: March3 (Mon): Day of Arrival
S先生の到着日。午前9:40空港にてS先生をお迎えしレンタカーにて移動。10:30ホテルにチェックインを済ます。部屋にてS先生からは昨今の日本の高校バスケットボール事情について、またこちらからもアメリカのプロ、大学並び高校バスケットボール事情についてお互い情報を交換する。1時にリトル東京へ移動。弊社社長とランチ・ミーティング。その後弊社オフィスへ移動。5時過ぎには試合会場のフェアファックス高校へと出発。6時到着。7時試合開始。本日から始まったカリフォルニア州の高校のプレーオフ1回戦を観戦。
日本では少年も成年と同じ国際規定にあわせてあるが、アメリカの高校生は8分の4クォーター制と日本の高校生の10分よりも2分短い。またショット・クロックは日本の24秒に対してアメリカの高校生・大学生は35秒と長い。成年との体力の差を考慮し1クォーターを8分と短くする一方で、ショットクロックは35秒と長めに設定。ファンダメンタルの育成を重視するこの年代の選手たちが時間制限にとらわれることなくしっかりと確実に攻めることを意図している。また、オフェンス・リバウンドを取れば、再度プレーを組み直しする時間もある。
24秒ルールにてより速い展開のバスケットを意識させることも重要だが、技術・体力ともに発育段階の世代であるということを考慮すれば、アメリカの高校のルールの意図も納得できる。
7pm High School Game: CIF Southern Cal Play-off 1st Round: Perris High School at Fairfax High School (62-78)
試合は、昨年のカリフォルニア州ディビジョン1のチャンピオンチームであるフェアファックスの勝利。若い世代だけにメンタル面の不安定な部分(過緊張ではなく集中力の不足)が見られ、決して安心して見れる試合ではなかった。しかし6-10(208cm)の注目選手Sidney (3年生:アメリカの高校は4年制) を中心にダンクを連発するなど最終的には自力の差を見せつけた。アメリカのトップレベルの高校生では控えのポイントガードもダンクできる身体能力も持ち合わせており、まさにタレントの宝庫。トップカレッジのコーチがそれぞれUCLA とUSCからも観戦に姿を見せるなど、そのタレントの高さと注目度には驚かされるばかりであった。現実的には、現在3年生の有望選手であれば、残りの1年間を高校でプレーした後、大学では1年間だけプレーすれば、その後はNBAに入るという可能性もある。
唯一、S先生との共通の疑問は、第3クォーターでようやく相手を突き離しかけたところでメインの選手をベンチに下げたことであった。点差が10点は開いたが、そこでもう5点ほど突き離しておくこともできたはず。後日、練習見学したときに質問してわかったが、それは先週から続いている連戦のため、主要選手は少しでも休ませたかったということ。それは、この後に続く試合がよりタフで大切なものになることがわかっていたからだということ。その辺のさじ加減がヘッドコーチとしてもっとも難しいところである。
9pm NBA Game: Los Angeles Clippers vs. Philadelphia 76ers at Staples Center (80-106)
高校生の試合の後、急いでステイプルズ・センターへ移動。第4クォーターだけであったが、NBAという最高峰の試合も観戦。クリッパーズのベンチ裏の前から2列目とかなり良い席であったため、選手のサイズ、スピード、力強さ、そのどれもが日本では見ることのできないレベルにS先生にも満足していただけた。また、会場の大きさ、試合中のエンターテイメント、セキュリティーシステムなど、全てにおいてスポーツをプロとして1つの商品、または作品として仕上げられたNBAの質の高さが感じられた。