男を思い通りに操る術、教えます。

大きく息を吸って。

吐いて。
肺の中の空気を全部吐き出したら、ゆっくりと息を吸って。

肺がいっぱいになるまで、ゆっくりと息を吸うんですよ。
そしたら、今度はゆっくりと吐いて。

そうそう。

簡単なところから、女性の言うとおりにすることを覚えるんだよ。

言うとおりにしてると、安心できるようになるからね。

言うとおりにして、安心したり嬉しくなったりするのは、変なことじゃないよ。

君のことを変態にするために、こんなことしているんじゃないよ。

今日も、ちょっと疲れてるみたいだね。

仕事に一生懸命だったり、夢を持っていたりする男が好きだし、
そういう男性を影で支えてあげたいし、
他のところでは見せない一面を、私だけに見せて欲しいだけだよ。

甘えていいよ。
私の匂いで包まれて、ゆっくりと目を閉じてごらん。

頭を優しく撫でてあげる。
優しくキスしてあげる。

明日からも、ずっとお仕事、頑張らないとならないよね。
仕事で嫌なこととか、辛いこととかあるよね。
仕事のときは、逃げたくても、逃げちゃダメだよ。

でも、私とふたりのときには、思いっきり現実逃避していいんだよ。

普段、隠しているでしょ。
君の、弱い心を、隠してるよね。

誰にも見せてないのかな？
今まで好きになった女性にも、見せてないのかな？
そういう弱いところを見せたら、嫌われるから？
だから、隠していたんでしょ？

でも、私はね、そういうところを見ても嫌いなったりしないよ。

うん。 大丈夫。

じゃあ、ちょっと見せてごらん。

ん？

見せたくないの？

見せなさいって。
命令だよ。

あ。

みーつけた。

「命令」って言葉に、反応しちゃったね。

あはは。

なんで反応しちゃったのかな？

君は、命令されたら、逆らえない人なのかな？
それとも、逆らえないように躾して欲しいのかな？

どっちかな？
どっちでも、いいかな。

今から、命令されたら逆らえないように躾してあげる。

命令されたら、君は逆らえなくなる。
逆らったら、とっても不安になる。 嫌われる。 自信をなくす。
逆らったら、大切なものを失う。

命令に従ったら、安心できる。 楽しくなる。 嫌なことを忘れられる。
命令に従ったら、もっと命令してもらえる。

逆らったら、もう、二度と命令をしてもらえない。

君にとって辛いことは、絶対に命令しない。
もし辛いって思うことを命令されても、それは、君のため。

私からの命令は、とっても嬉しくなるよ、きっと。

命令されるってことは、愛されているってことと同じだから。
命令に従うってことは、君が私を愛しているってことと同じだから。

命令してあげないってことは、無視していることと同じ。
命令して欲しいってことは、君が、私の愛情を求めていることと同じ。

命令だよ。
って言葉だけで、君は全ての判断力を失う。

命令だよ。
って言われたら、それだけを考えれば良い。

命令だよ。
って言われれば、他のことを考えなくて良い。

命令だよ。
って言われたら、すぐに返事をしたくなる。

命令だよ。
って言われたら、プライドはいらない。

命令だよ。
って言われたら、命令に従うことだけが、君のプライド。

命令だよ。
って言われたら、機嫌が良くなる。

命令だよ。
って言われるまで、君は自由に動き、自由に考える。

命令だよ。
って言葉は、魔法のコトバ。 脳は溶かされて、心臓は掴まれる。

命令だよ。
命令だよ。
命令だよ。

でもね、命令はとっても大切なときにしか使わない。
大切な言葉だから、無駄遣いしない。

君は、いつになったら命令されるかな？

いますぐ、命令しちゃおうかな・・・

まずは・・・
君の心に、とっても危険な毒を入れてあげる。
褐色の瓶に入った猛毒。

君の口に、一滴だけ入れてあげる。

私の命令に逆らったら、毒は、君の心をボロボロにしちゃう。
とっても危険な毒だけど、命令に逆らわなければ、ボロボロにされることはないよ。

じゃあ、命令されるまでは、毒は無害だと思う？

いいえ。

命令される瞬間まで、毒は君の心をゆっくりと乾かしていく。
だから、一秒でも早く命令して欲しくなる。

命令されないと、心がカラカラになっちゃうね。
カラカラになった心を潤してくれるのは、私の命令だけ。

ほら。

カラカラになってきたでしょ？
命令して欲しいでしょ？

あはは。
マゾにされちゃったね。

喉が渇いているように感じるかもしれないけど、
本当に乾いているのは、君の心。
心の表面と、心の奥。 両方ともカラカラになっていくよ。

可哀相だけど、とっても可愛いよ。

じゃあ、とっても可哀相な君に、命令してあげようかな。
カラカラの心を潤してあげようかな？

ここに、毒の瓶がある。

どんな毒だか、ちゃんと分かってるよね。

じゃあ、あと３滴、舐めてごらん。

あはは。
そうだよね。 怖いよね。

１滴で、こんなにカラカラになったんだもんね。
３滴も舐めたら、苦しいくらいカラカラになるかもしれないよね。

でもね、舐めないとならないよ。
なぜだと思う？

教えてあげる。

舐めなさい。
命令だよ。

あはははは。

３滴舐めたら、次は５滴舐めるように命令してあげようか？

舐めた瞬間は、乾きを癒される。
けど、１分後には、再びカラカラになっていく。

どんどん命令して欲しくなっちゃうね。

どんな命令でもいいでしょ？
酷いことでも命令されたくなっちゃうかもね。

覚悟して、３滴舐めてごらん。

あはは。

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