男を思い通りに操る術、教えます。

本ブログは全てフィクションです。

暗示 その12

今日は、ぷち暗示です。


PL中の方は、明日まで読んじゃダメです


キャンドル・サービスのあるレストランなどで女性に使ってもらいたいな。


 

176


ほら。 テーブルの上のキャンドル。


綺麗に灯っているね。


電灯とは違う温かさがあるよね。


ねえ。


このキャンドルって、君みたいだね。


温かくて、一生懸命になって私を照らしている。


体を削って、私を照らしている。


私を照らしながら、いつか燃え尽きるんだね。


燃え尽きる前に、息を吹きかけて、炎を消してあげようか?


うそうそ。 そんな意地悪なこと、しないよ。


ずっと燃えていたいんだよね。 私の側で。


一生懸命、明るく光っていてね。


あ。


風が吹いてきた。


私の小さな両手で、風が当たらないように守ってあげる。


炎の近くに手を差し伸べたらから、温かさが伝わってくるよ。


ずっと、手で風を防いであげるね。


燃え尽きちゃうまで?


ううん。 違うよ。


私が飽きるまでだよ。


あはは。


あ。 ごめん、ごめん。 笑ったら、息がかかっちゃうね。


笑った瞬間に、炎が大きく揺らいだね。


もうちょっとで消えちゃうところだったね。


危なかったよ。


でもさ、私の笑い声で消えるのも、素敵な感じだよね。


両手で囲んで、周りの他人には見えないようにして、ふっと息を吹きかけてあげようか?


それとも、いっぱい笑って消してあげようか?


それとも、燃え尽きるまで、ずっと見ててあげようか?


ふっ。


ほら。消えた。 クスクス。


もう、私を照らすこともできない。


私に温かさを伝えることもできない。


私は、ライターを持っているけど、もう火を着けてあげないよ。


溶けたロウが、冷たく固まっても、そこに立っていなさいね。


部屋が暗くなっても、誰も居なくなっても、風がやんでも。


ずっと、独りで立ってるんだよ。


うそ。 私が、意地悪な嘘を言うこと、よく知ってるよね。


ロウソクは、ちゃんと連れて帰ってあげる。


気が向いたときに、火を灯してあげるよ。


何度も何度も、火を灯して、消してあげる。


私の気の向くままに。


 


ん? ロウソクに喩えられて、ちょっと悲しかったかな。


じゃあ、君を蟻にしてあげようか?蝶じゃないよ。 蟻だよ。


蟻。 ありんこ。


小さな小さな虫。


君は蟻。 無力な蟻。


蟻を捕まえた。


あんまり暴れると、強く掴まなくちゃならないよ。


強く掴んだら、つぶれちゃうよ。


おとなしくして。


蟻は、コンクリートの壁に囲まれたところに堕ちた。


登っても登っても、途中で力尽きて、底まで堕ちる。


休むことすら忘れて登り続けても、頂上は見えない。


日陰もない。


熱い。 乾く。 疲れた。


「ずっと登ってるけど、途中で堕ちるから面白いね。」
そんな言葉を理解する脳を持たない蟻。


熱いでしょ? 日陰が欲しいでしょ? 太陽に恐怖を感じるでしょ?


じゃあ、コンクリートの蓋を閉めてあげる。


もう、太陽に怯えることはないよ。


でも、太陽を見ることもないよ。


真っ暗な世界で、私が蓋を開けるまで待ってなさい。


私の気が変わること、祈ってなさいね。


私が、蟻のことを忘れないと思ってるならね。


あはは。


ん?


蟻も嫌だった?


じゃあ、何がいいの?


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