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IS ロシア機墜落 “爆発物”の写真掲載
11月19日 6時02分

過激派組織IS=イスラミックステートは、先月末にエジプトで墜落したロシアの旅客機について、インターネット上の機関誌で、爆発物をひそかに機内に持ち込んで墜落させたと主張するとともに、犯行に使った爆発物だとする写真を掲載しました。
先月31日にエジプト東部のシナイ半島で224人が死亡したロシアの旅客機の墜落について、ロシア政府は、爆弾テロによるものだと結論づけています。これについて過激派組織ISは「自分たちがロシア機を墜落させた」としていましたが、インターネット上の英語版の機関誌で初めてその方法に言及し、「爆弾を機内にひそかに持ち込んだ」と主張しました。また、ロシア機を墜落させた爆発物だとして空き缶と起爆装置のように見える金属の棒などを並べた写真も掲載しています。
さらにISの機関誌では、ISが拘束していたノルウェー人と中国人とみられる写真が掲載され、「処刑された」としています。ISは2人の解放と引き換えに身代金を要求していましたが、機関誌では「2人は不信心者の政府によって見捨てられた」などと書かれています。

ロシア報道官「掲載写真を確認」

ロシア大統領府のペスコフ報道官は、18日、地元メディアに対し、掲載された写真を確認したことを明らかにしたうえで、「ロシアの情報機関がテロに関わった者を逮捕するために必要なあらゆる措置をとるだろう」と述べました。ペスコフ報道官の発言は、今後、ロシアの情報機関がISの主張について分析するという見通しを示したものとみられます。

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