脱力国会
午後思わぬ時間が空いたので帰宅、ちょっとした縫い物などしながら
国会中継に目を走らせてたのですが、いや虚脱でした。
ちょうど見たところは、維新の会の中田議員が外国人による水源地や
土地の購入、とりわけ対馬の自衛隊基地周辺の韓国資本の買い占め、
あと従軍慰安婦問題を鋭く突っ込んでいたのですが・・・・
ミシンの音はするし目はテレビに釘付けというわけにも行かないし、
気になっていたマニキュアを塗りなおしたりで・・・・・ちょっと立て込んでいたので
ネイルサロンに行けてないし・・・・・
そんなふうで「ながら視聴」だったので、言葉の再現は出来ないのですが(動画はアップされてるかな?)まあ、鈍いのですよ、安倍さん側の反応が。
その前に念の為に言っておかないと、うざい人が現れるんで、
誰かの言葉を肯定するからって、その人を全肯定するわけでもないし、
批判するからって、相手を全否定するわけでもないのです。
再三表明している如く、拙ブログは是々非々主義。
普段アンチの人でも、その発言自体が正しければ是とするし、
支持政党でも、非は非と表明します。
今回の中田氏の発言はきわめてまっとうでした。慰安婦に関しては、
当時の資料と調査方法のいい加減さを突いて、官房長官であった
河野氏と、副官房長官であった石原氏を参考人として国会に呼んで
聞きただせ、と迫るも、安倍さん、菅官房長官に持ち場を渡して、無表情。
性奴隷として日本人が侮辱されているのを放置するのか、と中田氏
突っ込むも安倍さんの代理に立った菅官房長官、核心無き答弁で
のらりくらり、短く。まったく覇気なし。要は安倍内閣、世界に広められつつある
性奴隷の捏造に対峙する気なし、と見えました。
参考資料 当時の石原副官房長官の呆れ返る証言
http://blogos.com/article/71844/
あと、中韓の土地買い占めに関しては、安倍さんが直接答えたけれど
「野党時代から高市さんたちが中心になって調べています」
それだけ。
・・・・・・・。
野党時代って、ついこの間でしょ。自民党政権延々とそれまであったでしょ?
放置だったの? で、野党になってから、調べて何も動きも方針もなし?
外国人の土地の買い占めに関して、手つかずのまま移行?
対馬の土地に関して言えば、基地の周辺なので持ち主が防衛庁に
最初に声をかけたけど、防衛庁は無反応で、結局韓国資本の
所有になった、と。なんで?
中田さんは、中国では外国人は土地は所有出来ない、韓国ではこう、と
具体例を上げて迫るも、安倍さん無表情。いや〜、定住読者はご存知のように、
こちら安倍さんの全面支持者ではなく、しかし今のこの現実の中では
他にいないから、いちおう支持者です。
最初から一部の保守たちのように「閣下」と呼び奉って、熱烈にお神輿担ぎは
していず、ここと、ここと、あそこ、絶対ダメ、と否定しつつ、それをやるなら
全力反対、と表明しつつの、でもトータル支持者です。
だから過剰期待はしていず、竹島の日が政府主催にならなくても、
靖国に参拝なさらなくても、ま、予期範疇・・・・と大らかに構えていたほうだけれど、
しかし今日は萎えたなぁ・・・・・。
中田氏は理路整然、まことにまっとうな語り口でしたが、一点気になったのは
土地買い占めについて「韓国だからいけないというのではなく」とか「韓国だからどうというのではなく」とそういう意味のことを、2,3度繰り返されて、韓国って国会でもこんなに
気を使わせられる存在なの? 断交して欲しいのに、それを土地を売り渡す・・・・。
政府は放置。何か対策を立てているに違いないと
どこかで微かにでも思っていたのですが、いや具体的に今のところ何もない、と見ました。
それにしても、韓国、これだけ日本を憎み、侮辱しながら「国交断絶」は絶対
言わないですね。日本のネットでは日常語なのに。
外国人に土地を買い占められたら戻ってこないし、そこはもう実質日本ではなく、
高い塀をめぐらされ、中で何が行われていようとわからない。その相手国と
戦争になったら、そこが相手国の基地になっているかもしれない。
水資源も枯渇する中国は虎視眈々、いったん渡したらいい水質の水は
戻ってこず、万事杜撰な中国の管理では汚染されて、他の水系もダメに
させられるかもしれない。
性奴隷に関しては、今真剣に対処しないと、世界に広められる一方です。
民間が必死に頑張っているのに、政府のこの無関心ぶり。
安倍内閣は糠に釘でした。今日見た限りでは。
全否定はしないのです。全体の政策はおそらく70点か75点。
何を持って加点減点とするかは人それぞれだとしても、まずは60点、合格ラインだし、
民主の時代に比べれば優等生です。比べれば、ね。
というわけで、愚痴も不毛なんで、それにとどめず、もし同じようなことを
感じる方がいらしたら、積極的に安倍自民にクレームを出して、
積極的に対処するよう、注文をつけませんか、という呼びかけなんでした。
国民から厳しい声を浴びるほうが、実は安倍さん、動きやすい側面も
あったりして?
ちょっと憂さ晴らしに、一言いいですか、
安倍さん、昭恵毒ガスに、是非の判断中枢を麻痺させられてない?
従軍慰安婦については河野談話の「強制性」については閣議決定で否定しているのですが、「広義の強制性はあった」と言っていたかなあ? 歯切れの悪さがここらへん? 広義の部分も明快に否定すべきだと思うけど?
河野談話は閣議決定されたものではありません。官房長官の談話より、閣議決定が上回ります。ただ政権が変わってから野田元総理は河野談話継承だったかと思います。ここらが、ややこしい。
安倍内閣は2007年に「軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述も見当たらなかったところである」という閣議決定をしています。
しかし当時の状況として河野談話を踏襲せざるを得ないということのようですが、ここもなぜでしょうね?
河野洋平が日本側の証拠がないまま、慰安婦強制連行を認めてしまったのが痛恨の極みなのですが・・・・証拠がなければ強制性があったことは認めない、というのが安倍総理の主張でした。
ならば、中田氏が要求するように河野洋平(敬称をつける気がしない)と当時の副官房長官石原を国会に呼んで、なぜケリをつけないのでしょうね? 河野洋平が、最近テレビ番組で世迷い言を言っているのを聞いたけれど、ああいう調子で出て来られたらかえって紛糾すると思っているのでしょうか。それなら石原元副官房長官だけでも呼べばいいのに?
いや、具体的データを突きつけ続ければ、河野側には証拠は皆無なので、相手は追い詰められてギブアップでしょう。
それを敢えてしないというのは、靖国参拝中止と同じく、長期の政権運営のために中韓と立てなくてもいい波風は立てない、という構えなのでしょうか?
■衆議院議員辻元清美君提出安倍首相の「慰安婦」問題への認識に関する質問に対する答弁書
平成十九年三月十六日
内閣総理大臣 安倍晋三
お尋ねは、「強制性」の定義に関連するものであるが、慰安婦問題については、政府において、平成三年十二月から平成五年八月まで関係資料の調査及び関係者からの聞き取りを行い、これらを全体として判断した結果、同月四日の内閣官房長官談話(以下「官房長官談話」という。)のとおりとなったものである。また、同日の調査結果の発表までに政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述も見当たらなかったところである。調査結果の詳細については、「いわゆる従軍慰安婦問題について」(平成五年八月四日内閣官 房内閣外政審議室)において既に公表しているところであるが、調査に関する予算の執行に関する資料については、その保存期間が経過していることから保存されておらず、これについてお答えすることは困難である。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b166110.htm?OpenDocument
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■安倍総理VS小川敏夫(民主党)
平成19年03月05日
国会議事録より
○小川敏夫君
慰安婦問題、正にアメリカの下院においてこの慰安婦について日本国が謝罪すべきだというような決議案が出るかもしれないというような状況になってございます。総理は、この慰安婦問題について国の責任を認めた宮澤内閣時代のこの河野当時官房長官談話、これについてまずどのようにお考えですか。
○内閣総理大臣(安倍晋三君)
この談話につきましては、さきの国会で答弁をいたしましたように、この河野官房長官談話ということにつきましては基本的に継承していくということを申し上げているわけであります。
○小川敏夫君
最近、総理は強制はなかったというような趣旨の発言をされましたか、この慰安婦の問題について。
○内閣総理大臣(安倍晋三君)
その件につきましても昨年の委員会で答弁したとおりでございまして、この議論の前提となる、私がかつて発言をした言わば教科書に載せるかどうかというときの議論について私が答弁をしたわけでございます。そして、その際私が申し上げましたのは、言わば狭義の意味においての強制性について言えば、これはそれを裏付ける証言はなかったということを昨年の国会で申し上げたところでございます。
○小川敏夫君
この三月一日に強制はなかったというような趣旨の発言をされたんじゃないですか、総理。
○内閣総理大臣(安倍晋三君)
ですから、この強制性ということについて、何をもって強制性ということを議論しているかということでございますが、言わば、官憲が家に押し入っていって人を人さらいのごとく連れていくという、そういう強制性はなかったということではないかと、こういうことでございます。そもそも、この問題の発端として、これはたしか朝日新聞だったと思いますが、吉田清治という人が慰安婦狩りをしたという証言をしたわけでありますが、この証言は全く、でっち上げだったことが分かったわけでございます。つまり、発端はこの人がそういう証言をしたわけでございますが、今申し上げましたようなてんまつになったということについて、その後、言わば、このように慰安婦狩りのような強制性、官憲による強制連行的なものがあったということを証明する証言はないということでございます。
○小川敏夫君
今証言はないと言いましたね。しかし、実際にアメリカの下院において、アメリカ合衆国の下院において慰安婦をされていた方がそういう強制があったという証言をしている、だから下院で決議案が採択されるかどうかということになっているんじゃないですか。今証言がないとおっしゃいましたね。実際にそういう体験をしたというふうに証言している慰安婦が現にいるわけですよ。そういう人たちの発言は証言じゃないんですか。
○内閣総理大臣(安倍晋三君)
言わば裏付けのある証言はないということでございます。証言といえば、先ほど申し上げましたように、吉田清治氏の証言も証言じゃないんですか。全くこの人の証言はでっち上げだったということでございます。
○小川敏夫君
一度確認しますが、そうすると、家に乗り込んで無理やり連れてきてしまったような強制はなかったと。じゃ、どういう強制はあったと総理は認識されているんですか。
○内閣総理大臣(安倍晋三君)
この国会の場でこういう議論を延々とするのが私は余り生産的だとは思いませんけれども、あえて申し上げますが、言わば、これは昨年の国会でも申し上げましたように、そのときの経済状況というものがあったわけでございます。御本人が進んでそういう道に進もうと思った方は恐らくおられなかったんだろうと、このように思います。また、間に入った業者が事実上強制をしていたというケースもあったということでございます。そういう意味において、広義の解釈においての強制性があったということではないでしょうか。
○小川敏夫君
それは、業者が強制したんであって国が強制したんではないという総理の御認識ですか。
○内閣総理大臣(安倍晋三君)
これについては、先ほど申し上げましたように、言わば、
乗り込んでいって人を人さらいのように連れてくるというような強制はなかったということではないかと、このように思います。
○小川敏夫君
だから、総理、私は聞いているじゃないですか。家に乗り込んで連れていってしまうような強制はなかったと。じゃ、どういう強制があったんですかと聞いているわけですよ。
○内閣総理大臣(安倍晋三君)
もう既にそれは河野談話に書いてあるとおりであります。それを何回も
小川委員がどういう思惑があってここでそれを取り上げられているかということは私はよく分からないわけでありますが、今正にアメリカでそういう決議が話題になっているわけでございますが、そこにはやはり事実誤認があるというのが私どもの立場でございます。
○小川敏夫君
アメリカの下院で我が国が謝罪しろというような決議がされるということは、我が国の国際信用を大きく損なう大変に重要な外交案件だと思うんです。それで、事実誤認だから、じゃ、そういう決議案をもしアメリカ下院がすれば、事実誤認の証言に基づいて決議をしたアメリカ下院が悪いんだと、だから日本は一切謝罪することもないし、そんな決議は無視する、無視していいんだと、これが総理のお考えですか。
○内閣総理大臣(安倍晋三君)
これは、別に決議があったからといって我々は謝罪するということはないということは、まず申し上げておかなければいけないと思います。この決議案は客観的な事実に基づいていません。また、日本政府のこれまでの対応も踏まえていないということであります。もしかしたら委員は逆のお考えを持っているのかもしれませんが、こうした米議会内の一部議員の動きを受け、政府としては、引き続き我が国の立場について理解を得るための努力を今行っているところでございます。
○小川敏夫君
河野談話は、単に業者が強制しただけでなくて、慰安所の設置や管理、慰安婦の移送に対する軍の関与を認定したと言っておるわけです。このことについて総理は認めるんですか、認めないんですか。
○内閣総理大臣(安倍晋三君)
ですから、先ほど来申し上げておりますように、書いてあるとおりであります。
○小川敏夫君
書いてあるとおりは、書いてあるのは事実ですよ、書いてあるのは。総理がそれをそういうふうに思っていますかと聞いているんです。
○内閣総理大臣(安倍晋三君)
ですから、書いてあるとおりでありまして、それを読んでいただければ、それが政府の今の立場であります。
○小川敏夫君
私は、この問題についての国際感覚あるいは人権感覚といいますか、全く総理のその対応について、私は寂しい限り、むしろ日本の国際的な信用を損なうことになっているんじゃないかと思いますが。すなわち、下院において、そこで慰安婦の方が証言された、それが事実誤認だからもういいんだと言って通るほど、この国際環境は甘くはないと思います。むしろ、こうした人権侵害についてきちんとした謝罪なり対応をしないということのこの人権感覚、あるいは過去に日本が起こした戦争についての真摯な反省がやはりまだまだ足らないんではないかという、この国際評価を招く、こうした結果になっているんではないでしょうか。どうですか、総理。
○内閣総理大臣(安倍晋三君)
私は全くそうは思いません。小川議員とは全く私は立場が違うんだろうと思いますね。戦後六十年、日本は自由と民主主義、基本的な人権を守って歩んでまいりました。そのことは国際社会から高く私は評価されているところであろうと、このように思います。これからもその姿勢は変わることはないということを私はもう今まで繰り返し述べてきたところでございます。小川委員は殊更そういう日本の歩みをおとしめようとしているんではないかと、このようにも感じるわけでございます。
○小川敏夫君
大変な暴言でありまして、私は、アメリカの下院でそうした決議が出ると、出るかもしれない、既に委員会では決議が出ているわけで、今度は下院、院全体で決議が出るかもしれないと。そのことによって生ずる我が国のこの国際的な評価、これが低下することを憂えて言っているんですよ。
○委員長(尾辻秀久君)
速記止めてください。 〔速記中止〕
○委員長(尾辻秀久君)
速記を起こしてください。質問を続けてください。小川敏夫君。
○小川敏夫君
私は、日本をおとしめるのではなくて、日本の評価が国際的により上がるようにということを願って、このアメリカの下院で、下院で決議が出るというのはこれは大変なことじゃないですか。そのことを憂えて私は質問をしておるわけですよ。それを、おとしめるとは何ですか。私が日本という国をおとしめるための発言だとはどういうことですか、総理。
○内閣総理大臣(安倍晋三君)
小川委員はその決議が正しいということの前提に立っておっしゃっているんですか。まず、そのことをお伺いをしたいと思います。
○小川敏夫君
決議が出ることを心配して、決議が出ることによって日本の国際的評価が下がることを懸念して言っているわけですよ。
○内閣総理大臣(安倍晋三君)
ですから、この決議案には、決議案には明らかに事実誤認があるということを申し上げているわけでございます。
○小川敏夫君
被害者が議院で証言されているわけですね。その証言に基づいて下院が決議をすると。すると、その証言を信用ありとした下院の判断が間違いだと、だからもうそのことについては何の対応もしなくていいと、ただ事実誤認だと言っていればいいというのが安倍総理の姿勢ですか。
○内閣総理大臣(安倍晋三君)
今、小川委員の発言の中にも事実誤認は含まれています。まず、下院は判断をしていません。まだ案でしかないというわけでございます。そして、私たちは対応をしております。
○小川敏夫君
私は出たと言ってないじゃないですか。委員会では、いや委員会ではもう決議通ってますよ。ただ、下院の院としてはまだ出ていないし、しかし出たら困るでしょうと言っているわけです。総理、あなたが河野談話、これについて余り積極的にといいますか、前向きに取り組んでいるとは思えない姿勢がよく分かりました。
小川敏夫の極悪人ぶりが、よく分かるやりとりでしたね。
それを上回る悪人が河野洋平だったのではないでしょうか。国会へ呼びつけ、黒白を明快にすべきと思います。
尖閣諸島の領有権について
http://www.youtube.com/watch?v=t78GO7efdYM&feature=player_embedded
朝鮮語と中国語、英語バージョンを作るよう要望を出しましょう。
よろしければ。
あと、高橋とみよさんブログが、平昌五輪に日本がお金出すなーと
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