古舘伊知郎氏 ISILへの空爆で罪なき民衆が殺されることを「テロ」だと表現
16日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)で、古舘伊知郎氏がフランスによる過激派組織ISIL(イスラム国)への空爆を「テロ」と表現した。
番組では、現地時間13日にフランスのパリで起きた同時テロ事件を取り上げ、VTRで当時の現地の様子や、テロを計画したとするISILに所属する容疑者の実態などを報じた。
フランスは、自国へのテロ計画があるとして、9月27日からシリア領内のISILに空爆を踏み切っている。テロ発生後にも、フランス軍はラッカにあるISILの訓練施設や司令部などを攻撃した。同国のファビウス外相は「ひどい攻撃を受けた。このまま引き下がるわけにはいかない」との声明を出している。
VTR後、古舘氏は報道には多角的な見方が重要とし、「本当に残忍で許すまじテロを行なったのはとんでもないこと」だと断った一方で「アメリカやロシアなどの有志連合国の誤爆によって、無辜の民が殺される、皆殺しの目に遭うことも反対から見ればテロですよね」と意見を述べた。
すると中東の国際関係に精通した同志社大学大学院教授・内藤正典氏は「まったくその通りです」とこの意見を支持し、「私たちは『テロ』とは、テロ組織を指して言っていますが、昨年のガザとイスラエルの紛争のとき、ガザの子どもが500人は亡くなった。ご遺族からすればこれがテロでなくて何でしょうか」と疑問を投げかけた。
さらに内藤氏は、これまでには黙殺にあった死者が膨大にいるといい、「テロの肯定はできないが、そういう犠牲になる人たちの目線では、有志連合がやっていようが、フランスがやっていようが同じくテロじゃないか」と、誰の手であろうと無実の人が殺される攻撃はテロであると断言していた。
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番組では、現地時間13日にフランスのパリで起きた同時テロ事件を取り上げ、VTRで当時の現地の様子や、テロを計画したとするISILに所属する容疑者の実態などを報じた。
フランスは、自国へのテロ計画があるとして、9月27日からシリア領内のISILに空爆を踏み切っている。テロ発生後にも、フランス軍はラッカにあるISILの訓練施設や司令部などを攻撃した。同国のファビウス外相は「ひどい攻撃を受けた。このまま引き下がるわけにはいかない」との声明を出している。
VTR後、古舘氏は報道には多角的な見方が重要とし、「本当に残忍で許すまじテロを行なったのはとんでもないこと」だと断った一方で「アメリカやロシアなどの有志連合国の誤爆によって、無辜の民が殺される、皆殺しの目に遭うことも反対から見ればテロですよね」と意見を述べた。
すると中東の国際関係に精通した同志社大学大学院教授・内藤正典氏は「まったくその通りです」とこの意見を支持し、「私たちは『テロ』とは、テロ組織を指して言っていますが、昨年のガザとイスラエルの紛争のとき、ガザの子どもが500人は亡くなった。ご遺族からすればこれがテロでなくて何でしょうか」と疑問を投げかけた。
さらに内藤氏は、これまでには黙殺にあった死者が膨大にいるといい、「テロの肯定はできないが、そういう犠牲になる人たちの目線では、有志連合がやっていようが、フランスがやっていようが同じくテロじゃないか」と、誰の手であろうと無実の人が殺される攻撃はテロであると断言していた。
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