報道の原点はこうでなくっちゃ。

        

桶川ストーカー殺人事件、足利事件・・・
国家は警察のニュースリリースには騙されない。
ジャーナリストの矜持をもって事件の真相に迫り、
「調査報道」というジャンルを確立させた著者のルポルタージュです。
著者w突き動かしているのはピュアな正義感。

強殺事件を起こしたブラジル人を地球の裏側まで追いかけ、
情報を提供して逮捕につなげたドキュメントなど、
読みものとしても面白い一冊でした。


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【2015/11/18 22:28】 | 読書 【タグ】 足利事件  ストーカー  ジャーナリスト  
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「気がつくと口ずさんでるNHK朝ドラ「あさが来た」の主題歌。

・・・思い通りにならない日は あしたがんばろう
ずっと見てる夢は わたしがもう一人いて
やりたいこと 好きなように 自由にできる夢・・・


この歌の立ち位置は、
こんな夢をみながら今日一日笑顔でいられることをつつましく祈る女の子。
さあ夢をかなえよう!って言わないところがさすが秋元康です。
あさは自己主張の強い、ただのおてんば娘じゃない。
あさの頑張りの源は、
「加野屋の嫁としての役割を果たす」というただ一つのミッション。
自分のやりたいこと、好きなことだけじゃ周りは動かない。

与えられた役割に真摯に立ち向かおうとする人に人は手を差し伸べるもの。
そこが「まれ」と違ってドラマを骨太なものにしてます。


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【2015/11/16 22:17】 | 教育・子育て トラックバック(0) |
都民劇場、今月は山口祐一郎主演のミュージカル
「ダンス オブ ヴァンパイア」。

ヴァンパイア

エンタメはこうでなくちゃ!
今夜のヒロイン・サラ役は神田沙也加。
お母さんそっくりの声でかわいかった~♪

カーテンコールではオーケストラの指揮者まで吸血鬼にヘンシン!
というお遊びも。

なかなかとれないチケットをお任せで手配してもらって、
しかも半額程度で観劇できる、都民劇場オススメ~。
一緒に行く友だちも同伴割引価格で見られますよー。
都会には都会のお得な遊び方がありました(*^^)v


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【2015/11/15 21:29】 | ドラマ・映画・アニメ 【タグ】 帝国劇場  ミュージカル  
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 年次公開検証(秋のレビュー が11日~13日に行われました。
いわゆる事業仕分けの点検作業、
河野太郎行革担当大臣ががんばってましたね~。

それにしても、評価者に女性が少なすぎ!
男性ばかりのWGもけっこうある。
同じ役職といっても男性と女性では目の付けどころが違うんだから、
男性の一元的な見方で正当な評価ができるのか疑問です。

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【2015/11/15 20:05】 | ニュース トラックバック(0) |
ビリギャルがベストセラーになったけれど、
よその誰かが子育てに成功した<からといって、
同じことをしたら自分の子どもも同じように成功するという保証はどこにもない。
著者が研究するのはエビデンス(科学的根拠)に基づく子育て。



「1時間勉強したらお小遣いをあげるよ」と
「テストで100点をとったらお小遣いをあげるよ」ではどっちが効果的?
子どもを勉強させるためにごほうびで釣るのは、アリ。
双曲割引を逆に利用することで、
子どもを今勉強するようにしむけ、先遅りさせない戦略だから。

教育生産関数では「テストの点数が上がったら」(アウトプット)より
「宿題が終わったら」(インプット)ご褒美をあげるほうが学力が身につく。
それは何をすべきかが具体的で明確だから。

ご褒美(外的インセンティブ)は学ぶ楽しさ(内的インセンティブ)を損なうことはない。
そのご褒美が「お金」でも、金融教育も一緒に行えば、
貯蓄をし、堅実な金銭感覚を身につけることができるそう。

子どもはほめて育てるべき?
自尊心は「高い学力」たもたらす「結果」にすぎない。
学力の低い子に「やればできる子だから」という介入は、
自分に対して根拠のない自信を持ったナルシストを育てかねない。
「子どもと青田は褒められぬ」

「頭がいいね」と能力をほめると子どもはやる気を失う。
悪い結果が出たときに「自分は能力がないから」と思ってしまうから。
「1時間も勉強したね」と具体的な頑張りをほめると成績がアップする。
悪い結果が出ても「努力が足りなかったから」と思うから。

ゲームやスマホは子どもにとって悪影響かについては、
因果関係といえるのか、相関関係に過ぎないのかを見極める必要がある。

「勉強しなさい」と口で言うのは逆効果。
「勉強をみてやる」などてまひまをかける関わりは効果が高い。
親ばかりでなく、祖父母でもきょうだいでもOK.

友人が与える影響(ピア・エフェクト)では、
学力が高い環境の中にいると自分の学力にもプラスの影響。
一方、優秀な子がそばにいると学力の低い子は自信を喪失する。
問題児は全体の学力を落とし問題行動が波及する。
習熟度別学級は特に低学力の子の学力を上昇させる。
「朱に交われば赤くなる」「類は友を呼ぶ」とはこのことだったのね。

反社会的な行為は友人の影響を受けやすい。
転校、引っ越しなど強制的な環境の変化が子供を守る。
「孟母三遷の教え」がここでも。

教育を経済活動ととらえ、将来に向けた投資と解釈する人的資本論において、
教育の収益率がもっとも高いのは就学前。
人的資本には人格や健康など学力以外も含まれる。
大きく影響するのは誠実さ、忍耐強さ、好奇心の強さ、社交性といった、
非認知能力だそう。
「三つ子の魂百まで」「鉄は熱いうちに打て」ってこと。
特に重要なのが自制心(マシュマロ・テスト)とやり抜く力。
自制心は何かを反復・継続することで鍛えられる(レコーディング)。
小遣い帳を付け続けるだけで我慢する力が鍛えられるということ?
やり抜く力はステレオタイプに縛られないしなやかな心の持ちようが支えてくれる。
「石の上にも3年」。

しつけは勤勉性と因果関係をもち、将来の年収を高める。
どういう家庭で生まれ育てられたがが学力に与える影響は大きい。
学力テストの県別順位は、子供の家庭の資源の県別順位にすぎない可能性も。
また私立校の参加が少ないため大都市は点数が低くなる傾向も。
週休二日の土日の過ごし方をみても、
家庭資源に格差がある中ですべての子供に同じ教育を行えば格差は拡大するだけ。

学校で平等を重視した教育を受けると、
成功しないのはその人の努力が足りないからだと考えるようになり、
他人を思いやり、親切にしようという気持ちに欠ける子が育つ。

そんな子ども自身にどうしようもない問題を解決するポテンシャルを持つのは「教員」。
教員の「質」と学力の変化(付加価値)には因果関係がある。
教員の質は給料や研修で上がらない。教員免許すら質を担保しないというけど、
新規参入の障壁を低くしたとき、待遇改善や研修ははじめて有効になるんじゃないかな。
「いい先生」と出会うと、人生が変わる。

先生は実験とデータにより教育を科学的に分析することの有用性を強く説きますが、
エビデンスとは箴言、格言、言い伝えを数値で証明したもののように思えます。
いま親たちが個人の主観的な体験談や評論家、専門家の指南に頼ってしまうのは、
市井の知恵を自分のものにする環境が失われているからなのかも。
そもそもことわざの類は、
古今、多くの個人の体験の積み重なりで見出された規則性を言葉にしたものだからね。



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【2015/11/12 23:53】 | 学校・学力 【タグ】 金融教育  
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