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偽のキャッシュカードを送付、更新を装って暗証番号などを騙し取る

2014年 12月19日

 過去最悪ペースで被害を生み出している今年の特殊詐欺。12月に入っても次々に事件が起きており、忙しい年の瀬、何かと落ち着かない心の隙を狙われるので、これまで以上の注意が必要になる。

偽のキャッシュカードを送り付ける

 本欄でもたびたび書いていることだが、特殊詐欺の手口は、ある程度パターン化されている。まったく違う手口というのは少ない。しかし、そのパターンを全部知ったからといって、被害を防げるわけではない。

 何よりも大切なのは、相手の話をうかつに信じないという、心構えになる。身内・警察・銀行・役所・公的機関、何を名乗って来たとしても、それは「名乗っている」に過ぎないわけで、信じる根拠はどこにもないことを忘れないで欲しい。

 騙す側も摘発ケースを見ながら、工夫をしてくる。これは信じてもいいかな? あるいは、これは手続きをしないと、そう思わせてしまう手法が出てくるわけだ。

 香川県警は17日、香川県内の金融機関をかたって偽のキャッシュカードを送り付け、更新を装いカードと暗証番号をだまし取ろうとする詐欺未遂事件が発生した、と発表した。県警は新手の詐欺とみて、注意を呼び掛けている。
(SHIKOKU NEWS 2014年12月18日)

「詐欺に利用」「口座が凍結」といった言葉に動揺

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