東北 NEWS WEB

ニュース詳細
丸森町で3年ぶり甲状腺検査

11月18日 16時49分

丸森町で3年ぶり甲状腺検査

6003443911_20151118183734.mp4

東京電力福島第一原発の事故の影響で子どもの甲状腺に異常がないかどうかを調べる検査が3年ぶりに丸森町で行われました。
原発事故で放出された放射性ヨウ素は、甲状腺に蓄積してがんを引き起こすおそれがあるとされ、福島県では、18歳以下のすべての子どもを対象に甲状腺の検査が行われています。
福島県との県境にある丸森町では、平成24年に住民の放射性物質への不安に応えるため、当時18歳以下の子どもと原発事故の1年後までに生まれた子どもを対象に甲状腺の検査が行れたのに続き、ことし7月から3年ぶりに検査が行われています。
18日は丸森町保健センターに母親に連れられるなどして18人が検査に訪れ、医師が首に超音波の測定器を当ててエコーの画像を見ながら甲状腺にしこりなどがないかどうか確認しました。
5歳のこどもに検査を受けさせた女性は「こどもの体についての心配は、いまも当時から変わりません。継続して大人になるまで町には検査を続けてもらいたいです」と話しました。
また、21歳の女性は「後からガンがわかると聞くので、以前より真剣に考えています。いまになって出て来たら嫌なので、きょうは平日だけど受けにきました」と話しました。
検査は来年3月まで続けられ、結果は個別に郵送で通知されることになっています。

東北のニュース

新着ニュース

このページの先頭へ