暴力団であることを隠してイベントを開催した、指定暴力団・稲川会系の幹部らは、十数店舗の風俗店にチケットを買わせていた。
稲川会系幹部で韓国籍の崔 慶一(さい・けいいち)容疑者(43)ら4人は、暴力団の使用禁止規約のある東京・港区のホテルの宴会場で、暴力団であることを隠して、ものまねタレントのディナーショーを開き、1,000万円以上の利益を得た詐欺の疑いが持たれている。
その後の調べで、崔容疑者らは、みかじめ料をとっていた五反田地区の風俗店、少なくとも十数店舗の経営者に、それぞれ、ショーのチケットおよそ10枚を買い取らせ、資金を得ていたことが、新たにわかった。
警視庁は、五反田地区の風俗店への暴力団の影響について、実態解明を行う方針。