★僕たちは直線をひくことができない。アプリオリな世界

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あと1ヶ月くらいしたら「お金」をテーマにした本が出ますので、お金についての資料を色々とみていました。

おそらく、多くの人は「お金が存在していないこと」を理解できると思います。

え?と思わないでください。

僕たちが普段触れてコンビニでお支払いしているのは、お金という意味を持った紙であったり、金属であったり。
みんなで「これ、お金ということにしましょうよ」という、ひとつの約束があって成立しています。

これって、考えてみるとすっごく不思議ですよねー。

とても身近で、リアルなんだけども、僕たちはお金ということにしましょうよとされた物にさわることはできても、お金そのものに触れることはできません。

こんな意味で、お金はひとつのアイデアです。

それは、普段、あまり考えることのないことかもしれません。
けれども、色々な場所で僕たちの行動を制限したり拡げたりしている大きなポイントがお金です。

存在しないんだけども、ま、あるよね、そうしとこう、と理解できるもの。このような、概念、認識、のことをある言葉で、

「アプリオリ」といいます。

これはラテン語で「(経験)より先なるもの」といって、日本語では先験的という意味です。反対に、経験にもとづくものを「経験の後に」という意味で、いわゆる経験則、「アポステリオリ」といいます。

まぁ、言葉は置いておいて。

理系の方であれば、この辺りの境界線に注意深くなることが多いと思うのですが
何かを話すとき、このような頭の中にある概念と、実際にある現実とをごっちゃにしてしまうとわけがわからなくなってしまいます。

そのもの自体と、そんなようなものかな?ま〜これ、そういうことにしていこう、というもの。

それを指している指と、指が指しているそのもの。

この部分を整理するだけで、僕たちの人生はスムーズに流れはじめます。

これは、ちょっとしたコツだと思っています。

例えば、

 僕たちは直線をひくことはできません。

 直線が何か?を理解することはできます。

普段はほぼ意識しませんが、
頭の中で起きていることと実際の経験はベースとなるものがちがっています。

この例でいえば、僕たちが直線をひくと、そこには線がみえるようになります。
けれども、それが本当に直線か?といわれると、
ほんの少し曲がっていたり、多少ずれていたり、何より、鉛筆の太さだけの幅が生まれてしまいます。

幅がある線はけして線ではなく、長方形です^^;

めんどくさい話ですが、これは幾何学の定義では正解です。線は面積を持ちませんから。
でも、僕たちは面積のないものを物理的にみることはできないのです。

ひとつの「直線」という言葉をつかうとき、
ふたつ意味があることをふまえておく必要があります。それは、アプリオリな直線とアポステリオリの直線らしきもの。直線そのものの概念と、僕たちが「うーん、これ直線だよね、そうしておこう」としているもの。

それでアインシュタインなんかも、法則で世界をわかったきになるなよ、なんていってるわけです。

世の中には、お金についての情報はたくさんあふれていますね。
Amazonで、「お金持ちになる方法」なんて検索して、片っ端から読んでみたりする(笑)そこで感じるのは、

これで、本当にみんなお金持ちになれているのかな?とゆう;とても素朴な疑問と、僕の耳にこだまする標語は、

混ぜるな危険。

言葉の世界では、じゃんけんでいうところ
グー・チョキ・パー、全部出しができてしまうわけです。
だから、書く側の考えに都合のいいように、なんとなくの感覚でも話を組み立てられてしまう。

お金とうまくつきあうコツは、
これが情報であり、概念であり、認識であり、それを具現化した貨幣やカードという形として僕たちは経験しているという部分にあると考えています。それぞれの視点でそれぞれの答えがあり、それを混ぜるとまた別の話になります。
同じように仕事やビジネスについても、両方の視点がありますよね。

お金、そしてビジネス。ここで様々なうまくいっている人のパターンをみていると、この両方の分別がスマートにできている方か、一方だけを扱ってもう一方はほぼ扱わない。このどちらかのように、僕には見えます。両方の種類の人に出会うと、それぞれ新しい氣づきがあります。まったく正反対のことをいっていても、それがちがう視点での話だとわかっていればとても参考になります。

両方をぐっちゃぐっちゃにしていると、まぁ、現実もそんな感じになります。
軸がないから、色々な本や人の話によって自分の立ち位置がわからなくなり、ふわふわした森に迷い込んでしまいます。

そう考えると、言葉も意味やその背景にある考え方を習っておくことって、実はすごく大切なのかもしれません。
僕がアプリオリなんて聞いたのは、大学に入ってからでした。これは哲学用語なのかな、と思いますが、世の中の見方や、言葉とイメージのちがい、思考の組み立て方、そういったものは、もっと早く、小学校から教えてもいいかもしれません。

自分のランドセルをしょっていた時代を思い返すと、
この意味で本当に役立った教科を考えてみると、今のところ

 さんすう。

だけなんですよね。

また、算数でつまづく小学生がいるとしたら、この部分で混乱しているのかもしれません。そして、大人になってからお金の問題で混乱してしまうのも、同じようなふたつの視点のちがいにあるのかもしれない…

そんなことを考えながら、今、原稿を書いています。

★僕たちは直線をひくことができない。アプリオリな世界2013年4月3日
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マッキー
マッキー
牧野内大史(まきのうち ひろし)コンサルタント。著書に『人生のシフト』(徳間書店より)スピリチュアル名著の翻訳者として著名な山川紘矢さん・亜希子さんご夫妻、あさりみちこさんとの対談書籍や、翻訳監修した『ソウル・オブ・マネー』(リン・トゥイスト著)等がある。2014年にIFEC(国際フラワーエッセンスカンファレンス)に国内ゲストとして登壇。長野在住。
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