サンデースポーツ 2015.11.15


大相撲九州場所はび…、中日8日目。
注目は。
戻ってきた白鵬が、ただ一人、勝ちっ放しと強さを見せる。
1敗で追う上位陣。
これ以上、離されるわけにはいかない。
果たしてきょうは。
大関・稀勢の里。
3日目から5連勝と持ち直してきた。
隠岐の海には先場所、土俵際で逆転負けを喫した。
きょうは左を差しにいって、左四つです。
両者が力が出ます。
どちらが先に上手を取るかという展開、稀勢の里が上手。
十分な形、寄り切り。
稀勢の里、勝って7勝目です。
きょうはじっくり攻め、右上手をがっちりつかんで勝負を決めた。
1敗を守り、このままいきたいと静かに闘志を燃やす。
日馬富士は、2場所連続休場からの復帰場所。
速さと相撲感を取り戻してきた。
粘りがある豊ノ島に完勝し、集中できていると、気持ちも乗ってきた。
白鵬の勝ち。
狙っていた左前まわしは取れない。
白鵬、一瞬引くも、思い直したと、すぐに攻めに転じる。
突き落としにも、不安のあった左足で踏みとどまり、ただ一人、8連勝。
これからの1週間を楽しみたいと、後半戦に向けて余裕をのぞかせた。
こんばんは。
サンデースポーツです。
野村さん、結局、ねらいとは違っていても、白鵬、結局8連勝。
そうですね、安定した強さがありますよね。
そうですよね、さあ、福岡のスタジオには尾車親方に起こしいただいています。
親方、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
お願いします。
まず横綱・白鵬ですが、きょうは妙義龍が相手。
押し込まれて、一瞬、ひやっとしましたけれど、親方はどのようにご覧になりましたか?
そういうふうに見えたかも分かりませんけどね、非常に落ち着いてましたよ。
危なげはなかったと思います。
そうなんですね。
解説していただきましょう。
まず立ち合いはね、右から当たって、左の前みつ、取りにいったんですが、取れなかった。
そのあと、この押っつけですね。
左から右の妙義龍の右かいな、しっかり押っつけていますよね。
だから引いたところも、妙義龍は前に出れないんですよね。
そしてこのあと、上手は取れないんですが、畳みつけるようにして、右の差し手のほうに寄っていきました。
ですから引かれても、この悪い足と言われているほうですけどね、これでも、しっかり残れますよね。
重心が右へ、右へといってましたからね。
理詰めな相撲だったと思いますよ。
心配された休場明けの場所でしたけれど、本当に横綱、さすがですねー。
やっぱりこの序盤をしのいで、乗ってきましたね。
本来の力が出せるようになってきたと思いますね。
親方、ぜひ聞いてみたいことがあるんですけれども、白鵬のきのうのやぐら投げなんですけども、柔道選手も軽量級、中量級の選手はここ数年、ああいうやぐら投げに近い技で勝つ選手というのは増えてきたんですけど、なかなかね、重たい選手ってのはできないんですよね。
それは白鵬関は、きのう、なぜできたのでしょう?
白鵬独特の下半身の柔軟さ、それからやっぱり、日頃の鍛錬で、白鵬はしっかりと下半身をね、鍛えてるんですよ。
普通の力士ならね、ここで寄り倒されるんですがね、ここから右の足を入れて、この悪いといわれてた左足を軸にしてしっかり残ってね、ここですね。
ここでもう大体、寄り倒されます。
しかしここから体を入れ替えるだけの柔軟さですね。
これはまあ、力士が誰でもできるということではないですよ、これは。
白鵬だからこそ、できた大技だったかと思います。
野村さんいかがですか?
日本の柔道選手たち、重量級の選手も、粘りと切り返しというのは参考にして、ぜひこういう技もできるようになってほしいなと思います。
そして、1敗で追う横綱・日馬富士。
きょうは豊ノ島との一番。
親方、どこがよかったんでしょうか?
日馬富士はやっぱり、踏み込みとそして出足、戻ってきましたね。
立ち合いの素早い踏み込みですね。
この踏み込みですね。
そして、この右のひじをコの字に固めて、豊ノ島の左差し手封じですね。
思いどおりの相撲が取れてます。
苦し紛れに引いたところ、また足をよく運んでね、一気に押し出しましたよね。
日馬富士も、日馬富士らしい相撲が取れるようになっていましたよね。
じゃあ、こので足が戻ってきた日馬富士も、やはりここからおもしろくしてくれそうですね。
そうですね。
これからいいんじゃないですか、おもしろいと思いますよ。
そして続いては、地元、福岡出身の大関・琴奨菊。
ここまで1敗です。
力が強い大砂嵐との、きょうは一番になりました。
大声援に包まれての勝ち名乗りです。
きょうは腕力の強い相手でしたけれど、一気に前に出ましたね、親方。
きょうはね、非常にこの右下手をうまく使いましたね。
見てみましょう。
立ち合いですね。
これ、大砂嵐に上手、取られるんですよ。
取られるんですがね、この下手の引き付けが利いてますから、大砂嵐の上体が立ってるんですよ。
そしてこのあとの琴奨菊の右のひじの使い方、よく見てください。
右のひじで、大砂嵐の上手を切るようにしながら、一歩ずつ一歩ずつ、前へ寄っていってますよね。
これ、がぶり寄りで、うまく右のひじを使って、寄っていきますから、大砂嵐が一度も、この上体をかがめることができなかったんですね。
浮いたままだったんですよ。
非常にきょうは馬力もありますけど、理詰めな相撲でしたよ。
そうなんですね。
でもしかし、この…、力士が強いと、場所も盛り上がりますよね。
非常に盛り上がってますよ。
そうですよね。
あすからの後半戦はどうなりそうでしょうか?
やはり、白鵬を中心に、日馬富士、稀勢の里が追いかける展開になると思うんですがね、台風の目は、松鳳山。
幕内下位で勝ち進んでますから、上が潰し合いをしている間に、どんどん勝っていってしまうという可能性も、なきにしもあらずでね、非常にこれはちょっと、不気味な存在になるかと思いますね。
ご当地で調子もいいですからね。
あしたからまた注目ですね。
楽しみになってきました。
親方、どうもありがとうございました。
どうも。
ありがとうございました。
中入り後の勝敗です。
ゴルフです。
国内女子ツアーで賞金ランキングトップのイ・ボミ選手。
初の賞金女王を決められるか、首位で最終日に臨みました。
賞金女王が目前に迫ったイ・ボミ。
母親も見守ります。
この日も精度の高いショットで、本領を発揮します。
9番パー4の第2打。
1メートルにつけてバーディー。
前半で2つスコアを伸ばします。
15番の3打目。
バックスピンで寄せて、3つ目のバーディーを奪います。
イ・ボミは、初日から首位を譲らず、圧勝で今シーズン6勝目。
初の賞金女王を決めて、母親と喜びを分かち合いました。
年間の獲得賞金も、国内女子ツアーで初めて2億円を超えました。
国内男子は、霧による視界不良のため、最終ラウンドが中止となり、きのうの第3ラウンドまでトップだった片山晋呉選手が今シーズン初勝利を挙げました。
イ・ボミ選手、圧倒でしたね。
そうですね、本当にかわいくて、強い。
これ本当、人気出るなっていうね、みんながファンになっちゃいそうな、魅力的な選手ですね。
笑顔がいいですよね。
さあ、続いてサッカーの天皇杯です。
4回戦の2試合は、共にJ1どうしの戦い。
連覇を狙うガンバはフロンターレと対戦です。
去年優勝のガンバ。
エース、宇佐美が代表選で不在でも、攻撃力は健在でした。
前半終了間際、パトリックが抜け出します。
合わせたのは、大森。
1か月ぶりの先発も、触るだけだったと先制ゴール。
さらに、後半には倉田。
前が空いていたと、持ち味のドリブルで突破します。
倉田が行く!倉田が行く!シュート!
フロンターレを突き放します。
守っても、最後まで集中力を切らさず、得点を許しませんでした。
エース不在でも、快勝のガンバ。
連覇に向けて、まずはベスト8進出です。
レイソルは、今シーズンかぎりで退任する吉田監督と共に、3年ぶりの優勝を目指します。
序盤からボールを支配して、後半8分。
守りの裏へ抜け出した大谷から、エースの工藤が決めました。
ねらいどおりという形で均衡を破ります。
このあとも押し気味に進めながら、27分、ヴァンフォーレは阿部。
同点に追いつかれ、このまま試合は延長戦に入りました。
レイソルは退場者が出て、1人少なくなりながら、延長も終了間際。
クリスティアーノ!1人少ない柏の決勝点!
レイソルは年末の準々決勝へ。
吉田監督とまだ一緒に戦います。
これで、ベスト8が出そろいました。
準々決勝の組み合わせは、こちらです。
連覇を狙うガンバは、サガンと、レイソルはベガルタと対戦します。
準々決勝は、来月の26日。
サッカー日本一を決める戦いは、来年元日の決勝まで続きます。
まずは女子マラソン。
きょうは代表選考レースのさいたま国際マラソンが行われました。
オリンピック代表選考レースの一つ、ことしから始まったさいたま国際マラソン。
先頭集団についたのは、元日本記録保持者の渋井。
元実業団選手で、今は市民ランナーの吉田。
レースが動いたのは30キロ付近。
渋井が先頭集団から脱落。
吉田も、海外勢のスパートについていけません。
しかし、吉田は粘りを見せます。
苦しい時期も諦めずに、腐らずにやってきたんです。
終盤に追い上げて、順位を上げました。
吉田は2位でゴール。
市民ランナーが、実業団の選手を抑えて、日本選手トップとなりました。
気になる女子マラソンの代表選考なんですが、代表枠は最大3人です。
8月の世界選手権で7位に入った伊藤舞選手は、すでに内定しています。
残り2枠。
きょう行われた、さいたま国際マラソンを含めた3つの選考レースの結果やタイムなどを総合的に判断して決まります。
注目される次の選考レースですけれども、来年1月の、大阪国際マラソンとなっています。
続いてはこちら。
ロシア陸上界のドーピング問題についてです。
9日、世界に衝撃を与えた記者会見。
ロシアの複数の陸上選手やコーチが、日常的に禁止薬物を使用していた実態を暴露。
その中には、ロンドンオリンピック金メダリストの名前も。
検査機関なども巻き込んだ組織ぐるみの不正を認定したのです。
これを受けて、国際陸上競技連盟は。
ロシア陸上競技連盟に対し、暫定的な資格停止処分を決定。
これにより、ロシア陸連に加盟する選手は国際大会に出場できず、来年のリオデジャネイロオリンピックに出場できなくなるおそれが出てきました。
ロシア陸連に対し、暫定的な資格停止という厳しい処分が下された、今回のドーピング問題なんですが、野村さんは初めて聞いたときに、どのように感じましたか?
私も長年、競技者としてやってきて、ドーピングの話っていうのは、いろいろ聞いてたんですけれども、ここまで大きく、そして組織的にやってるっていうのを聞いて、正直、衝撃を受けましたね。
ちょっと許せないですよね。
さあ、ここからは取材に当たっている高橋直哉記者とお伝えしていきます。
お願いします。
まずこちら、ご覧いただきたいんですが、これは、世界アンチドーピング機構の第三者委員会が、10か月かけてまとめ上げた調査報告書。
これ、320ページにもわたっています。
この報告書を受けて、今回の暫定的な資格停止という処分が決定されました。
改めて高橋さん、この概要を説明してもらっていいですか?
報告書では、勝利至上主義のもとに、長きにわたって組織ぐるみで不正が行われていたと、ロシアの現状を厳しく批判しています。
そして、選手5人、コーチ4人、医師1人の永久資格停止処分を勧告しているんです。
その組織ぐるみの不正。
こちらの図で、改めて解説していきます。
まず一般的な検査体制ですね。
ドーピング検査は、世界アンチドーピング機構が世界的なルールを作っており、各国では、それぞれのアンチドーピング機構が日程や項目を決めて、抜き打ち検査などを行います。
集められたサンプルは、性別や競技名を除いて、匿名にされ、世界アンチドーピング機構公認の分析機関で分析されます。
重要なのは、競技団体は、検査の仕組みには関わらず、アンチドーピング機構と分析機関が独立していることです。
今、話にあったように、このアンチドーピング機構と分析機関が独立している。
こうすることで不正ができない仕組みになっています。
ただ、今度はロシアのケースを見ていきます。
ロシアでは、ロシア陸連、ロシア国内のアンチドーピング機構、そして分析機関の3者が連携することによって、ドーピングを隠蔽していたとしているんです。
いくつか具体例を挙げます。
ロシアのアンチドーピング機構の検査官が、日常的に抜き打ち検査の日程を選手側に漏らしていたほか、選手側から金銭を受け取っていた。
また、分析をする研究所では、所長が主導して、WADAが調査のため保全を求めたサンプルのうち、1417個を廃棄していたと。
さらに、一般には知られていない第2研究所も存在し、サンプルを秘密裏に選別して、陽性のものを廃棄し、代わりに、陰性のものを公認の分析機関に送っていたということなんです。
ドーピングに対する取り組みが長きにわたって行われてきた中で、これほど大きな規模で不正が行われていたということについて、アスリートとしては、どのように感じていますか?
1999年に、世界でアンチドーピング機構が設立されて、本当にね、すごい厳しくなったんですよ。
自分らもふだん、抜き打ちドーピングがあったり、もし何か、ちょっとややこしいことがあったら、徹底的にね、指導を受けて、そこに対する認識というのを深めていったんですけども、今回は本当に、検査する側も手を組んで、不正を行ったというのでね、これはちょっとね、本当に衝撃を受けましたし、許し難い行為で、ちょっとびっくりしますね。
そうですよね。
今回の資格停止処分、すでに影響が出始めています。
まず、きょう行われた、さいたま国際マラソン。
招待されていたロンドンオリンピック女子銅メダリストが欠場することになりました。
またロシアで開催予定だった、こちらの2つの国際大会。
開催できなくなって、新たな開催地を選定するとしています。
今後の最大の注目は、9か月後に迫ったリオデジャネイロオリンピックだと思うんですが、このオリンピックにロシアの陸上競技が出場できるのか、できないのか。
資格停止の解除には、何が必要になってくるんでしょうか。
報告書を作った第三者委員会は、ロシアが国際大会に再び出場するには、ドーピングに関わったすべての選手とコーチの名前のリストを国際陸連に提出することなどが必要だとしています。
国際陸連は、近く、理事やアンチドーピングの専門家らのチームが調査を始めて、資格停止の解除に必要な条件を検討していきます。
今後の注目点はなんでしょうか?
最大のポイントは、こちらになります。
ロシアが世界を納得させる形で、調査に協力するかどうか。
資格停止処分を受けて、ロシアのスポーツ相は、3か月で改善を図って停止の解除を目指すとして、リオデジャネイロオリンピックには参加する意思を示し、ロシア陸連も国際陸連の調査に協力するとしています。
しかし、ロシアは国ぐるみでドーピングへの関与が疑われているんです。
調査は厳しいものになると予想され、ロシアが誠意を見せ、すべてを明らかにして協力しなければ、理解は得られないと思います。
それはそうですよね。
ただ、これだけ大がかりな不正がはびこってしまったその背景は、どういうところにあるんでしょうか?
報告書では、勝利至上主義を指摘していますが、スポーツというものは国家にとって、国力を世界に示す舞台でもあります。
また、スポーツは世界的な巨大なビジネスです。
ロシアの問題では、選手やコーチ、ドーピングに関わる関係者の間で、金銭が動いています。
勝つことは名誉だけでなく、金銭的なメリットももたらすのです。
第三者委員会は、今回はロシア陸上界の不正を認定しましたが、これは氷山の一角だとして、ほかの競技、さらにほかの国でも不正が横行している可能性を指摘しています。
私もさらっとですけど、報告書を読むと、そういう空気が、もう不正が行われる空気が出来ていたという文章もあったんですね。
なんかこう、アスリートが勝ちたい、メダルをとりたいという気持ちは当然のこと。
でも、それにつけ込んで、組織ぐるみで、こういう不正が行われているというのは、本当に許し難いと思うんですが、勝利至上主義とドーピング、この関係性について、野村さん、どう考えますか?
やっぱり選手っていうのは、金メダルがとりたい、記録を達成したい、なんとしてもっていう中でね、やっぱ心が弱い部分というのもありますから、そちらに手を染めるっていう選手も、いなくはないんですよね。
ただやっぱり自分も金メダルとったときに、これは一生の誇りなんですよ。
だから、不正を行って得たものというのを、一生誇りに思えるか、やっぱり、いずれ、恥と感じるときもあるし、公開するときもあるのでね、選手自身も、メダルをとるっていう以上に、公平の中で、公正の中で、目標を達成する、その強い心っていうのを持ってほしいなと思います。
ここまで、ロシアの陸上界のドーピングの問題について、高橋記者と共にお伝えしました。
続いては、こちらです。
車いすマラソンでリオを目指す久保恒造選手です。
ソチパラリンピックにバイアスロンで出場し、銅メダルを獲得した久保選手。
夏と冬の2大会出場を目指しています。
困難な挑戦に挑む久保選手。
そこには特別な思いがありました。
地元、北海道を拠点にトレーニングを続ける久保選手。
国内ランキングは4位。
出場枠3を争う、当落線上の戦いを続けています。
冬の競技から車いすマラソンへの転向。
そこには、8年越しの思いがありました。
かつて、車いすマラソンで北京大会を目指していた久保選手。
しかし、代表選考レースでわずか1秒差で敗北。
目前でチャンスを逃しました。
その後、持ち前の高い身体能力を買われ、冬の競技へ転向。
6年間の鍛錬の末、ソチで銅メダルを獲得します。
それでも、車いすマラソンで味わった悔しさが忘れられず、再挑戦を決意しました。
しかし、冬から夏への再転向は簡単ではありませんでした。
本格復帰して臨んだレース。
序盤からトップ集団に大きく引き離されます。
冬の競技に挑戦する中で、車いすマラソンに必要な筋力が失われていたのです。
タイムは以前に比べ、10分以上遅くなっていました。
加速力を生み出す肩や腕の筋力を徹底的に鍛え直した久保選手。
短期間で、車輪を回転させる力を大幅に向上させました。
困難な挑戦に向き合う久保選手。
そこには、障害を負ったときに心に決めた、強い思いがありました。
そして迎えた、パラリンピック代表選考レース。
代表選考の条件は、国内トップかつ1時間27分以内。
国内で2回行われる選考レースの最初の戦いです。
序盤から久保選手は、鍛えた加速力で先頭集団に食らいつきます。
前半戦は、退会記録を塗り替えるハイペース。
ライバルが次々と脱落する中、先頭集団で戦い続けました。
しかし20キロ過ぎ、先頭集団のさらなるペースアップについていけません。
結果は国内5位。
それでもタイムは、3分以上、縮めることができました。
ことしもたくさんの応援、どうもありがとうございました。
なんとか…。
頑張れ!
大丈夫だ!恒造!頑張れ!
リオの戦いは、まだまだ続きますので、必ずリオを決めますので、引き続き応援よろしくお願いします。
きょうはどうもありがとうございました。
悔いを残さないために戦い抜く。
リオへの国内最後の選考レースは来年2月、東京マラソンです。
ここまでロード・トゥー・リオのコーナーでした。
続いては特集。
野村さんが語り合ったのは、こちら、競泳の北島康介選手。
かねてからつきあいがあると聞いていますが、野村さんにとってどんな存在なんでしょうか?
北島選手とは、もう10年以上のつきあいで、康介のほうがね、年は8つ下なんですけども、互いのチャレンジ、乗り越えてきたもの、本当に2人にしか分かり合えないものがあって、掛けがえのない友人です。
そうなんですね。
オリンピックでは野村さんが3連覇、そして北島選手が2種目2連覇と、合わせて7つの金メダルを持つ男2人。
語り合ったテーマは。
オリンピックに魅せられて。
都内のホテルで語り合った2人。
また太ってきたから、あれなんじゃないですか、変わってきたんじゃないですか?
太ってない、全然太ってない。
太ってくるって、絶対。
現役辞めて。
絶対嫌だ。
最近、やっぱ筋肉、すんげぇ落ちてんねんけど。
それはもう、うらやましいなと思うし、僕も一応、裸商売なんですけど、こっち先脱がれちゃうと、どうしても脱げなくなっちゃうっていう。
オリンピックの舞台で、2人が生み出してきた数々のドラマ。
強く印象に残っているのは、初出場のオリンピックだと口をそろえます。
背負い投げ!一本!
野村さんは、アトランタで金メダル。
21歳の華々しいデビューでした。
一方の北島選手は、悔しさからのスタート。
あと一歩のところで、メダルに届きませんでした。
もう一回そこでオリンピック行きたいなって思ったし、オリンピックが、まあ、僕らの舞台では一番大きい舞台で勝負して勝つことが一番最高に興奮できるんだろうなぁって思ったのが、最初のシドニーのときだったんで。
だから、もうそこからは、金メダルに向けてのことしか考えなかったですね。
僕は。
でも、最初からとってたでしょ?目標もくそもなく、あっ、とれちゃった、見たいな感じじゃなかったですか?
に近いね。
だから、まず代表になったときが、えっ?俺でいいの?っていう、周りはもう、古賀先輩、吉田先輩、小川先輩とか、もうすごい選手ばっかりやったから、タレントぞろいで。
俺は期待はなかったけど、やっぱり自分は代表としての自覚っていうのも多少はあるわけで、どうしよう、どうしよう、どうしようってなったけど。
そのプレッシャーをはねのけ、さくっと金メダル。
さくっととったね。
とったね。
うん。
あぁって。
いやだけど、あのときの感動とか、喜びって、もう、あそこでしか味われへんもんなぁ。
本当そうです。
どんな大会とも違いますよね、やっぱね。
そして2人は金メダリストであるがゆえの悩みも共有してきました。
北島選手が2種目2連覇を達成した、北京オリンピックのあとのことでした。
まず辞めようと思ったっけ?北京で。
辞めてもいいかなと思いましたよ。
そんな話してたもんな?
もういいかなって。
辞めたければ、辞めれば?って言ったような気がします、俺も。
選手として、本当に続ける、続けないっていうのが、その当時、一番最初に考えてたことですね。
周りからも求められるもんな。
そうですね。
そこが一番かもね。
引退かみたいなね。
続行かみたいなね。
周りの声で、なんか決めな、もうはよ決めなあかんっていう状況になってきたり。
のらりくらりしてたら何してんねんって、責められたり。
そこまで金メダルとったから、もちろんいけたと思うし、金メダルとれたから、辞めなかったんだと僕は思ってるし、あの当時、やめるっていう選択肢が1つあった中で。
やっぱり世間も、もうだんだん、金メダルをとって当然、出場して当然、金メダルとって当然っていう、当たり前っていうね、そういう目で見る中で、表には出せない、人には言えない悩みとか苦しみっていうのがあって、特に、なかなかね、そういう中に孤独っていうのを感じるようになるよな。
ことし、戦い続けてきた2人に、転機が訪れます。
野村さんは現役引退を決意。
その引退試合の会場には、北島選手の姿がありました。
すごい、すごいとはやっぱり思ってましたけど、やっぱり現場、生で見て、いや、まだやれるだろうってやっぱり思ってしまったりとか。
いや、もう、やっぱ違うよ。
もうほんまに、弱くなったなと思うもん。
欲を言えば、ほんまに、けががね、もうちょっとましな状態で、もっといい練習を積み重ねれたらなという、そういうなんか、ものはあったけど、もうやっぱり、柔道の強さっていうのはねえなって。
もうでも、あの試合を見ただけでも、僕は一生分の価値があると思うし。
負けることに対しての恐怖心ももちろんあったと思うし、けがに対して、もっとひどくなるんじゃないかっていう恐怖心もあったと思うけれども、自分のけじめを先輩の場合、つけたかったんだろうなって、多少なりとも分かってた部分もあるし、ああやって最後、出てきてくれて、道着着て見せてくれた姿っていうのは、野村さんの柔道だったと思うし。
それは本当に、いい光景だなと思いました、僕は。
一方の北島選手。
ことし4月、世界選手権の代表入りを逃したあと、進退に揺れます。
今は少しゆっくり考えて、選手であり続けるべきか、そういうところは、もうちょっと考えていきたいなと思います。
出した答えは、現役続行。
来年のリオデジャネイロオリンピックへの挑戦でした。
康介自身はもう、ほんま来年が大きな。
まあ、この4年に1回のスパンで、僕も動かされてますから。
ほんまに、分かる。
そこを狙える位置にいて、オリンピックがまた近づいてきたら、やっぱり、ちょっと気ぃ抜けてる時期、あったとしても、燃えてくるもんな、勝手に。
本当そうですね。
それが答えなんやろうな、なんでやろ、俺もそう、康介もそうやろうけど、なんで続けてるんですかとか、やっぱり聞かれたけど、そこにそういう、ほんまに口で言えるような、なんかこう、ないよな。
じゃないんですよ、本当に。
湧き上がってくるんだよな?
そうです。
理由なんか特にないんですよね。
もう4年に1回が、来年に迫ってるだけだと思うんですけど。
周りもいよいよ北島選手のラストかなみたいな感じで見るやろうしな。
いやぁ、本当そうだと思います。
続ける続けないは、自分しだいではあるやろうけど、オリンピックへの挑戦っていうのは、もしかしたらもう最後かなって。
でももう一回、チャンスがあるっていう意味では、そこに懸ける気持ちをもっと強く持って、勝負したいなぁと思ってるんで、もう一回、先輩を泣かせられるように頑張ります。
野村さん、対談を終えて、改めて感じたことはどんなことでしょうか?
本当につきあいも長いですけども、こうやって改めて、面と向かって、競技について語り合うっていうのは、ほぼほぼ初めてなんでね、北島選手の今の競技に対する思いとかっていうのも知れたのでね、自分にとってもよかった、いい時間だったです。
そんな北島選手、これからリオに向けて戦うわけですけれども、どんなことばをかけたいですか?
本当に厳しいチャレンジなんですよ。
本人も衰えっていうのは感じてると思うんですけれども、その日々の取り組みの中で課題を見つけて、ぶれない目標というのを持ってね、しっかりラストチャレンジというのを頑張って、燃え尽きてほしいなと思います。
もう一度、泣かせると言ってましたからね。
泣きたいです。
以上、特集でした。
続いては!
トゥデーズ・スポーツ。
ラグビーの関東大学対抗戦は全勝対決。
5連覇を狙う赤の帝京が、前半、2つのトライを奪ってリードします。
しかし後半、明治のバックスに守りを崩されます。
試合残り9分で3点差と迫られます。
それでも、落ち着いていたと帝京。
終了間際、スクラムでプレッシャーをかけます。
途中出場、マクカランのトライで突き放しました。
帝京、苦しみながらも5連覇達成です。
ロンドンで開幕したテニスのツアーファイナル。
フランスでの同時テロ事件の影響を受け、テニスツアーファイナルの会場でも、警備が強化されています。
シングルスの開幕カードに登場する錦織選手は、試合のおよそ2時間前に、練習用のコートで最終調整。
軽快な動きを見せていました。
初戦の相手は、世界王者のジョコビッチ選手です。
注目の試合は、このあと11時から、総合テレビで生中継でお伝えします。
ぜひご覧ください。
野球の国際大会、プレミア12。
ここまで4連勝の日本は、1次ラウンド全勝をかけて、ベネズエラと対戦しました。
決勝トーナメント進出を決めている日本。
1点リードの9回は、松井が満塁のピンチ。
タイムリー2ベースを打たれました。
土壇場で逆転されます。
それでも日本はその裏、同点に追いつき、満塁のチャンス。
中村晃が決めました。
サヨナラ勝ちの日本は、連勝で1次ラウンドを終え、あす、準々決勝に臨みます。
14日に行われた、スピードスケートのワールドカップの第1戦。
女子の団体パシュートは、2分56秒46の日本新記録をマークして、2位に入りました。
ラグビーのトップリーグ、第1節の残り1試合が行われ、12シーズンぶりの優勝を目指す神戸製鋼がキヤノンに競り勝ち、白星スタートです。
バレーボールVリーグ1部のプレミアリーグ男子は、首位の豊田合成が開幕5連勝です。
バスケットボール男子のNBLは、首位のアイシン三河が勝って、11勝1敗としました。
男子プロバスケットボールのbjリーグ、新潟は敗れましたが、首位を守っています。
そしてバスケットボール女子のWリーグは、JXエネオスが開幕からの連勝を10に伸ばしました。
さあ、ここで番組のお知らせです。
ミスタープロ野球、長嶋茂雄さんに、サンデースポーツの先輩、有働由美子アナウンサーが迫る100年インタビュー。
あの天覧試合の舞台裏や、まな弟子、松井秀喜さんとの知られざるエピソードなど、長嶋さんの野球人生をたっぷりと語る90分です。
放送はBSプレミアムで、19日木曜日午後9時からです。
楽しみですね。
さあ次回のサタデースポーツ、大相撲にラグビートップリーグ、フィギュアスケートと、盛りだくさんでお伝えしていきますよ。
そして、サンデースポーツは、九州場所の優勝力士が福岡局から生出演なんですが、野村さん、どんなことを聞いてみたいですか?
そうですね、本当にもう、強さの秘密ですよね。
いいですね、聞いてみましょう。
ぜひ。
ぜひお願いします。
さあ、そしてJ1は第2ステージの最終節。
早野宏史さんと戸田和幸さんと共に、チャンピオンシップの戦いを展望します。
お楽しみに。
Hi,everybody!今週も始まりました「DokiDoki!ワールドTV」。
司会のパトリック・ハーランと…。
2015/11/15(日) 21:50〜22:40
NHK総合1・神戸
サンデースポーツ[字]

九州場所全勝白鵬は?尾車親方ニコニコ解説▽どうなる?ドーピング問題▽BIG対談!野村忠宏×北島康介▽サッカー天皇杯・柏×甲府・川崎×G大阪

詳細情報
番組内容
▽九州場所全勝 白鵬は? 尾車親方ニコニコ解説 ▽野村忠宏×北島康介 ▽どうなるドーピング問題 ▽サッカー天皇杯 【ゲスト】野村忠宏,【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之
出演者
【ゲスト】野村忠宏,【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之

ジャンル :
スポーツ – スポーツニュース
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 定時・総合

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