「まちっていろんないろしててきれいだね」。
みんな「浦島太郎」って知ってる?かれゆう名だよね〜。
まっぼくほどではないけど。
ぼくも昔よくねる前おかあさんにお話ししてもらったな。
昔々ぼくセクシー!オーケー!…なんてね。
このお話もっと昔はちょっとお話の中身がちがってたんだって。
えっ?どうちがうのかって?それじゃあ昔の言葉で読むからみんな聞いててね。
それでははじまりはじまり〜!「昔々丹後国に浦島太郎という24〜25さいの男がいました」。
「ある時ゑしまが磯という所で亀を1ぴき釣り上げました」。
「浦島太郎はこの亀に言いました。
『おまえは生き物の中でも鶴は千年亀は万年というようにとても長生きだ。
ここで命をうばうのはかわいそうだから助けよう。
この恩をわすれるなよ』」。
ちょっとまって!浦島太郎が亀を釣り上げた?亀は子どもたちにいじめられていたんじゃなかったっけ?じつは昔話は長い間語りつたえられたり書きうつされたりするうちに内ようが変わることがよくあるんだ。
今読んだ「浦島太郎」は室町時代から江戸時代に書かれたもの。
いろんな物語の絵本がこのころさかんに作られたんだって。
そして明治時代国語の教科書に出てくる「浦島太郎」には子どもが亀をいじめる場面がある!じつはこのエピソードは明治時代に作られて教科書を通して広まったものなんだ。
「次の日海へ出て釣りをしようとすると遠い海上に小船が一艘うかんでいました。
ふしぎに思って見るとうつくしい女性がたった一人でのっていて波にゆられながら次第に浦島太郎のいる所までやって来ました」。
「さて女はこう言いました。
『ああどうかこのわたしをふるさとに送りとどけてくださいませ』。
浦島太郎はかわいそうに思い同じ船にのっておきにむかって漕ぎ出しました」。
「さて船からあがってどんな所かと見てみると銀のへいに金のかわらを並べて門が建てられています。
天の上にあるという住まいだってこれほどりっぱではないでしょう。
この女の家のすばらしさといったら言葉では言いあらわせません。
せつ明するなどおろかなことです」。
浦島太郎は女とふうふになり3年間とてもしあわせにくらした。
しかしある時どうしてもふるさとに帰りたくなった。
わかれぎわ女は浦島太郎に玉手箱をわたした。
その時言ったのがこの言葉。
「けっしてこの箱をあけてはなりませんよ」。
「玉手箱をあけてみると中から紫の雲のすじが三本立ち上りました」。
「それを見たとたん浦島太郎は24〜25のわかものからたちまちろう人へと変わりはててしまいました」。
「浦島は鶴になって大空に飛び立ちました」。
その後鶴になった浦島太郎は丹後国で浦島のみょうじんというかみさまになった。
じつはりゅうぐうじょうの女は助けた亀だった。
その亀もいっしょに今はふうふのかみさまになったんだって。
めでたしめでたし。
あっ!コマ。
2015/11/16(月) 09:50〜10:00
NHKEテレ1大阪
おはなしのくにクラシック「お伽(とぎ)草子“浦島太郎”」[解][字]
子どもたちに親しまれている「浦島太郎」は、江戸時代に編まれた「お伽(とぎ)草子」の中の一遍。現在のものとはストーリーも一部異なる原文の浦島太郎を楽しむ。
詳細情報
番組内容
【出演】狩野英孝,【語り】小林ゆう
出演者
【出演】狩野英孝,【語り】小林ゆう
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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