ひるブラ「青根温泉“おもてなし”大作戦!〜宮城・川崎町〜」 2015.11.16


生字幕放送でお伝えします
秋から冬にさしかかり始めた東北は蔵王連峰。
山並みにひっそりたたずむのがきょうの舞台。
宮城県の秘湯・青根温泉です。
歴史は、さかのぼることおよそ500年。
人気の共同浴場は全国でも珍しい6つの異なる源泉を合わせた掛け流しの弱アルカリ泉。
疲労回復美肌にもよいと評判なんですよ。
きょうの「ひるブラ」はここ青根温泉から。
旅人の心をつかむさまざまな、おもてなしの極意をお見せします!スタジオの安田美沙子ちゃんどこにいるか分かりますか?
分かります。
でも、なんか様子が違いますね。
なんか、かぶってますよねかつらみたいの。
これ私服ですね。
これ、かぶってますか?バレました?きょうは、こちら老舗旅館の通称・御殿と呼ばれる建物なんです。
伊達家のお殿さまをもてなした証拠がございます。
だから、かぶとなの。
伊達のお殿さまが書いた実際の書、これサインですよね。
伊達政宗様の花押でございます。
残ってるんですね。
安田さん!おもてなしをしたのはお殿さまだけじゃないんですね。
庶民にもおもてなし続けてきました。
こちらは、およそ150年間庶民をもてなし続けてきた宿です。
なんと、きょうは東北大学で研究をされているイタリア人のお二人にもお越しいただきました。
チャオ!
おもてなし体験中でございます。
青根温泉を盛り上げたりおもてなし日本一に輝いた温泉宿もあるんです。
後ほどお伝えしますよ。
標高600m。
ここから仙台城下松島のほうまで見渡せるんですよ。
そして、私がいる、この御殿は江戸時代、伊達家の殿さまをもてなすためにこの宿の、ご先祖様が私財を投じて建設したんですね。
紹介しましょう。
21代のおかみ佐藤真由美さんです。
見てください、こちら伊達家のお殿さま専用の部屋。
殿さま専用ですから、ふだん見学のみなんですがきょうは特別に中にいいですか。
おかみ、ありがとう!すごいでしょう!さらに、ここがお殿さまのみが座っていいところに大魔王が座ります。
名前も近いしいいんじゃないですか。
ここから見える景色これが殿さまが見た景色ですよ。
絶景じゃ、絶景じゃ。
いいですね。
最高の景色。
さらにお殿さま、政宗公を癒やした温泉。
いろんな面影があるわけですよ。
おかみさん、あれはもちろん…。
私の愛する伊達政宗様です。
おかみは、伊達政宗公を愛してますもんね。
愛してるんですよ。
ラブ政宗という感じですね。
このお殿さまを癒やしました温泉今も面影があるんですね。
この伊達の殿さまたちが愛した石風呂。
名残が残っているのがこの石組みなんですね。
これが、なんと500年前蔵王の山から切り出し石を職人が2年かけて完成させたと伝わっているんですね。
この湯、言い伝えがありまして頭がよくなる温泉って書いてあるんです。
温泉に入ったら頭が3×3は9って出るわけですね。
信じるか信じないかはあなたしだいというわけでして。
温泉だけではないんです。
なんと江戸時代の大横綱を呼んでこの宿で相撲観戦でおもてなしをプロデュースしたんですよ。
安田さんお殿さまだけじゃないんですって。
昔、姿そのものの建物が残っています。
明治時代から多くの宿泊客を集めてきましたよ。
これは昭和初期の青根温泉。
湯治をしている様子です。
どうです?この、あふれんばかりの人。
多くは農作業を終えた農家の皆さんなんです。
家族で荷物を持ち寄って、長期間自宅のようにくつろぎながら疲れを癒やしました。
なじみの顔を迎える従業員もこんなに気さくなんですよ。
そして、その建物が今、私がいる旅館の前なんですよ。
明治創業当時の姿をそのまま残しています。
こちらの旅館は湯治がメインの旅館で青根温泉の中でもここだけなんです。
この湯治がメインのおもてなしの宿にお邪魔します。
おかえりなさい。
「おかえりなさい」だって。
この「おかえりなさい」というのがこちらの宿丹野善一郎さんのおもてなしの決めぜりふなんです。
この、おもてなしの秘けつがこの奥にありますので丹野さん、ご案内、お願いします。
廊下もいいですね。
板張りの廊下。
古いだけですね。
趣があっていいですね。
このガラスの窓の格子も木製でね。
ガラスも古いんですよ、実は。
手作りガラスですから。
この古い懐かしい雰囲気もいいと思いません?安田さん。
どこか、おばあちゃんちに帰ったような感じもありますよね。
こちらの部屋へどうぞ。
こちらが、湯治客が泊まる湯治のお部屋です。
そして、こちらダヴィデさん。
東北大学の研究生でイタリアから日本に来られています。
今、ちょっと動画を撮っていらっしゃったんですけど動画で撮影して全世界に発信しているんですね。
きのうから泊り込みで取材をなさっているということです。
安田さん、このお部屋大体、1泊いくらぐらいで泊まれると思います?
朝ごはんとかもあるとしたら5000〜6000円ですかね。
朝ごはんは、置いておいて部屋代だけですよ2500円。
とっても安いんです。
お財布にやさしいおもてなしいいですよね。
2500円に例えばお布団、650円。
チャリン。
このこたつ、500円。
チャリン。
奥のストーブ、600円。
チャリン。
というふうにオプションで2500円に足していくわけですね。
ダヴィデさん、どうですか庶民にもやさしいこのお宿。
やっぱり特に観光客から見ると安い値段で伝統的で歴史でいっぱいのところに泊まることできるなんてすごいと思います。
そして、友達と一緒に来たら部屋を借りて自分のパーソナルな温泉とか旅館のようなものになるのですごく、すてきなところでいいことですね。
明治時代から続く懐かしいおもてなしが今外国人の方だとか若いOLの方なんかにもうけてるんですよね。
年寄りの方から代がわりして世代がこのまま変わったわけじゃないんですが別のお客さんの客層っていいますかね。
そういう方が時々お見えになります。
新たな客層をゲットしているということなんですけど湯治宿といえば自炊が付き物なんですが炊事場がこちらの奥にあるんですよ。
食事もお財布にやさしいわけなんですね。
こちらがダヴィデさんの友人ロレンツォさんとそして、お隣が、おかみの丹野千恵子さんです。
今、お二人で何を作られていたんですか?
芋煮を作っていました。
こちらの自炊。
お財布にやさしいと申しましたが例えば、鍋。
調理器具がただで貸していただけるんですよ。
さらに調味料もおかみに相談すれば譲っていただけるということで材料を持ち寄れば格安でごはんを作ることができるんです。
ちょっと、お二人で作った芋煮の出来気になりますよね。
はい、どうぞ。
山形風なんですね。
出来具合、どうですか。
おいしく、できています。
こうやって、おかみさんが教えてくれもするのでこれもおもてなしの一つですよね。
彼が作ったんです。
ちょっと熱くて…。
簡単に言うと、おいしいです。
調理器具も安いんですけどこの芋煮を煮ているガスコンロもちょっと、お安くてレトロなんですよ。
ダヴィデさん、このガスコンロどう使うんですか?
やっぱり十円玉だけで10分も使えるんですね。
こっちに入れて、こうすると…。
ジャジャン!
火がつきました。
10円だから30円だけで自分の持ってきた材料だけで。
調理器具も安いということでダヴィデさん昨晩、ご主人とおかみさんにパスタをふるまわれたそうですね。
せっかくだからイタリアの味を味わってほしかったので僕とロレンツォで作ってみんな一緒に食べました。
おもてなしの、お返しをされたということですけれども。
味は、いかがでした?
大変、おいしかったですよ。
ちょっと硬めでしたけど味はヴォーノ。
ヴォーノってねおいしいって言ったからよかったですね。
さらに、この時期ならではのお客さんを喜ばせてくれる食材がこちらなんですよ。
地元・川崎町産の釜でガス炊き。
出来栄え、どうでしょう。
おいしそう!これは食べたいですね。
大成さん!自炊も楽しいと思うんですがやはり、宿のごはんが楽しみという人が多いと思います。
そんな人のために始まりました。
画期的なお・も・て・で・ろ…じゃなくてお・も・て・な・しですね。
入ってみましょう!ということでございまして大正から続く宿の5代目ございます。
岡崎健太郎さんでございます。
早速、画期的なサービス見せてもらっていいですか。
相当、画期的ですよ。
美沙子ちゃん、驚きますからね。
この雰囲気、最高でしょう。
木の匂いがするんですけれどもね。
その画期的なサービス早速、お願いします!この料理を説明してもらってもよろしいでしょうか。
こちらは、太ちゃんのところの旅館で出している国産豚と、かじきまぐろの朴葉焼きとおすし3貫でございます。
こちらが健ちゃんのお宿で出していますフォアグラの牛肉包みですね。
分かりましたかね。
つまり旅館に宿泊した人が別の旅館のメイン料理も食べたいという場合に一緒に、こういうふうに出てくるんですよ。
すごいでしょう本来はライバル同士なのに。
ちょっとね朝ごはん食べてないんでいただきます。
それでは、フォアグラの…。
最高!フォアグラがとろっととけてお肉がやわらかい。
なのに違うところの太ちゃんところのいくらのおすしも食べれる。
あー!ばいやー!つまり、やばーい!おいしい!
これ最高ですね。
キーワードがあるんです。
キーワードは若さ。
つまり原さんは青根温泉史上最年少の旅館の組合長、33歳。
組合長なんです。
つまり、岡崎さんはもっと若い副組合長は30歳。
この2人は幼なじみなんですよ。
健ちゃん、太ちゃんっていう幼なじみでございまして。
今回の企画の狙いっていうのはなんでしょうか。
青根温泉全体に足を運んでくださるお客様に一つでも多く魅力をお伝えしたいと思ってこのような企画を考えました。
だから、ちっちゃい対決はいらないと。
チーム青根でいくというわけでございます。
さらに、原さんのお宿2年前、全国の旅館がおもてなしを競う旅館甲子園、初代グランプリに選ばれたんですね。
評価されたのはこんな、おもてなしなんです。
こちらは七五三のお祝いで茨城から泊まりにきたご家族なんです。
これね、バーンって。
おめでとう!って。
つまり、誕生日と結婚祝とかをスタッフさんが事前にリサーチして行っているサプライズなんですよ。
さらにサプライズは続くんですよ。
夕方ぐらい部屋の外に忍び寄る怪しい人影は従業員なんですけども従業員の方が何が始まるかと、いいますと…。
つきました。
これね、本当は手に持っちゃだめなんですけどしょうがない。
サプライズ花火。
これプロポーズとかにたまんないですね。
こうしたこまやかな気遣いが評価されましておもてなし日本一の栄誉に輝いたんですね。
次の準備!次の準備!
やばい!行かないと。
準備があるんで、行きますね。
この夏、できたばかりという新しいおもてなしの拠点に今、古坂さん向かいましたね。
青根温泉、最盛期には10軒ほどあったんですけど今、5軒と。
震災の影響もありまして客足、遠のいているんですけどもここから向かうところは新たな、おもてなしの拠点青根温泉の将来への希望ですね。
このカーブを曲がったところがその、おもてなしの拠点なんですよ。
のぼりが立ってますよ。
到着いたしました。
実は、こちら元旅館なんですよ。
中に入っていきますね。
元旅館と申し上げましたがこの木、見てください。
元旅館のフロントなんですよ。
経営者が高齢化して去年、廃業した旅館のフロント。
そして…。
それでは、こちらが青根うどんでございます。
うどん食堂へと変身を遂げました。
でもね、これだけではありません。
うどん屋さん、夜はバーとして営業しているんですよ。
日本酒が飲めるんですね。
マスターは旅館の若主人が持ち回りで担当しています。
一升瓶が1本空くまで営業を続けているんです。
宿泊客、そして地域の住民も利用されていますよ。
地域みんなで気さくにもてなしてリピーターになってもらおうという取り組みなんですよ。
皆さん、集まってくださってます。
ここ実は食堂、元客室ですね。
メニュー見てくださいよ。
右から、うどん、うどん、うどんあれれれ?貸し切り風呂50分大人720円。
お風呂メニューがあるんですか。
気付きました?勘がいい安田さんなら気付きましたよね。
さっき、古坂さんが走り出した理由はこの貸し切り風呂にあるんです。
やっぱ温泉ですね。
本当。
いい湯加減ですね。
何年ぶりだろうね。
初めてですか?
そうか、初めてか。
いい風呂ですね。
いい方と来てください。
やばいなきょうは泊まってこう。
男子3人ですよ。
最高の湯加減ですよ。
安田さんも入ってください。
あったかいんだから。
最高ですね、温泉は。
最高です!グーです!
グーです!チョキです。
そして、先ほどご紹介した湯治宿ではおいしそうに芋煮召し上がってますよ。
温かい心尽くしの接客そして、心遣い。
おもてなし盛りだくさんの青根温泉。
寒さが増すこれからの季節温かいおもてなしが2015/11/16(月) 12:20〜12:44
NHK総合1・神戸
ひるブラ「青根温泉“おもてなし”大作戦!〜宮城・川崎町〜」[字]

蔵王連峰を一望する秘湯・宮城の青根温泉。伊達家ゆかりの温泉宿や、心のこもったおもてなしの数々をご紹介!湯けむり情緒たっぷりの東北の温泉から、お得情報を伝えます!

詳細情報
番組内容
【ゲスト】古坂大魔王,【コメンテーター】安田美沙子,【司会】大成安代 〜宮城県川崎町青根温泉から中継〜
出演者
【ゲスト】古坂大魔王,【コメンテーター】安田美沙子,【司会】大成安代

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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