直撃LIVE グッディ! 2015.11.16


≫東京・新宿区のこちらのマンションの一室に阿藤快さんは住んでいました。
阿藤さん急死の一報に報道陣が多数詰め掛けています。
≫突然の訃報でした。
俳優でタレントの阿藤快さんが昨日、東京都内の自宅で亡くなっていたことがわかりました。
前日の11月14日は阿藤さんの誕生日で69歳になったばかりでした。
≫いただきます。
ご主人、やるね!≫所属事務所などによりますと昨日、仕事現場に姿を見せなかったため親族とスタッフが自宅を訪れたところ阿藤さんは眠るように亡くなっていたといいます。
≫事件性はなく病死とみられています。
しかし…。
≫いいじゃないか。
映画館というのは愛を育む場所でもあるんだよ。
≫これは、現在公開中の映画「シネマの天使」。
阿藤さんは閉館する映画館の映写技師を演じていました。
およそ1か月前には舞台挨拶にも登場。
元気な姿を見せていました。
≫ようこそ、いらっしゃいませ。
この映画はあっという間に撮りましてなぜかというと本当にあった映画館が壊されてしまうということがあったんで、それに合わせて撮らなきゃいけなかったので電撃の映画です。
その辺、見てください。
≫ありがとうございます。
≫痩せた様子もなく、体調も悪いようには見えなかったといいます。
遺作となったこの映画で共演した石田えりさんは…。
≫阿藤さんは1946年生まれ。
大学卒業後、俳優座に所属。
やがて、その大柄な体格で映画やドラマの名脇役として活躍。
そして、阿藤さんの名が広く知られるようになったのが旅番組などのグルメリポートでした。
≫いただきます。
ご主人、やるね。
鯛の味が、本当しみてますね。
≫塩味、きた。
やわらかい!≫豪快においしそうにほおばる姿が印象的だった阿藤さん。
≫なんだかなぁっていうことですよ。
≫なんだかなぁ。
それは阿藤さんの代名詞となったのです。
かつて、フジテレビの番組で自分の人生についてこう語っていました。
≫その仕事は辞めらんねえのけといったことがあったのよ。
小田原弁で。
俺も困ってなんつって答えたらいいかとか思うじゃないですか。
答えたのが、俺もきちっといわなきゃと思うわけじゃないですか。
おふくろ、いい?って。
お袋がじゃあわかったって言って俺が固い仕事に就いて何年か経ってお袋が死んだあと、あのとき役者になればとかそういう仕事をしとけばと思うのがいやだから俺は、今そう思って一生懸命やってるからやらせてくれるって言ったことがある。
そうしたら、そうけえって。
≫画面では、いつも元気な姿を見せていた阿藤さん。
体に異変はなかったのでしょうか。
一緒によくゴルフに行っていたという友人は「グッディ!」の取材に対し…。
≫この友人は阿藤さんが亡くなった日もゴルフに行く約束をしていたといいます。
≫所属事務所によると最近、背中が痛いと疲れた様子を見せていたといいます。
笑顔の陰でなんらかの病が体を蝕んでいたのでしょうか。
≫なんだかなぁっていうことですよ。
本当に。
≫こんにちは。
≫ビックリしました。
私、20年ぐらい前に一緒に仕事させてもらったことがあって快さんと。
見た目と違って本当にインテリな方で舞台が終わって飲みに行ってもお芝居の話とかいろいろさせてもらったのを思い出しました。
ちょっとビックリしました。
≫お一人で亡くなっていたみたいなので石澤さん、いやですよね。
こういうふうに気がついたら、お布団の中で眠るように亡くなっていたということなんですがご家族と事務所の方があとから発見したと。
≫一番、悲しい死に方というか逆に言えばある種安らかなのかもしれないし。
ただ、突然ですのでね。
いずれにしても。
≫東さんもビックリされたんじゃないですか?≫急死ということで、うちの父も朝起きたら亡くなっていたというまさに同じ感じで布団の中で亡くなってたということなんですけど。
僕はバラエティーで何度がご一緒させていただきましたけれどもとにかく声が大きくてね本当に周りを巻き込んで明るくしてくれる。
役者さんとは思えないようなバイタリティーのある方で惜しいですよね。
≫とにかくご本人は背中が痛いというふうにおっしゃっていたということでなんらかの兆候があったんでしょうか。
ちょっと、ここについても詳しく、経緯等見ていきたいと思います。
≫阿藤快さんなんですがこれまでご病気などの情報も特になかったため非常に驚いていらっしゃる方多いと思います。
名取裕子さんから訃報が届いています。
あまりに突然の訃報に驚いています。
旅先から、おいしいものを送ってくださったり私が体調不安があった舞台では兄役を買って出てくださり毎日支えてくださいました。
芯から優しい方でした。
大好きな役者仲間でした。
阿藤さんのために何もお役に立てなかったことが悔やまれてなりません。
あの声や笑顔にもう会えないなんて今はただご冥福をお祈りいたします。
名取裕子。
ということで本当に驚かれた方が多いと思います。
おととい69歳になったばかりでした。
これまでの阿藤さんの経緯について簡単にまとめてみました。
1946年11月14日生まれ69歳になったばかりです。
東京都立大学の法学部を卒業しまして一時は弁護士を目指していたということなんですが大学卒業後、俳優座に入って役者の道へ進みました。
そして数々の映画やドラマいろんな作品に出演されまして最近ではグルメや旅番組でリポーターとして活躍されています。
≫なんかあれですって?原田芳雄さんに背中を押されて俳優に…。
≫そう聞きましたね。
俳優座の先輩ですから。
≫亡くなった原因というのがまだ公表されていないんですけれども最近の阿藤さんの様子なんですがデイリースポーツによりますとこの1週間の阿藤さんなんですけど背中が痛いと言って、周りの方が湿布を勧めたりしていたそうです。
11月8日、日曜日、福岡で映画の舞台挨拶がありました。
マッサージを受けてもう大丈夫と笑顔で答えていらっしゃったということなんですが翌9日、都内のホテルで仕事をされています。
そして13日の夜電話でスタッフと仕事の打ち合わせをしています。
≫ただ、さっきゴルフに行かれる方はこの日に行こうねと言ってるんだけども返事が返ってこなかったと言っていましたよね。
≫ちょっと体調も悪いとおっしゃっていましたけれども14日、おとといですね。
69歳の誕生日を迎えられました。
そして、昨日仕事先に姿を現さずにスタッフと家族がベッドの上で亡くなっているのを発見したということなんですね。
≫それでは先日まで阿藤快さんと舞台で一緒に共演されていたという大林素子さんと電話がつながっています。
大林さん。
よろしくお願いします。
本当に驚かれましたでしょう。
≫そうですね。
本当に朝聞いたんですけどちょっとまだ信じられないような感じですね。
≫最後に阿藤さんにお会いになったのはいつだったんですか?≫東京から始まった舞台公演の最後が大阪で終わったので1日の日の夕方に舞台が終わってお疲れさまとしてお会いしたのが最後でした。
≫この11月の1日大阪で終わったというのは楽日ということで舞台最後の日と。
≫そうです。
≫そのときの阿藤さんはどんなご様子だったのでしょう?≫本当に亡くなったお話をお伺いしてからぱっと思い浮かんだのが28か29か大阪公演の前にお休みがあったんですけどそのときに病院に行かれていたみたいで1軒行ったけどよくないけど2軒目の薬がすごく相性がよく合って元気になったよと30日の日におっしゃってたのでそれまで病気とかもちろん病気なんですかと聞いてもおっしゃらないし体調も大丈夫と言っていたんですけどここで終わってしまってかなりしんどかったのかなと思いますね。
≫何か背中が痛いというふうに周囲には漏らしていたということなんですが大林さんもそんなことは聞かれましたか?≫9月末ぐらいから舞台でずっと稽古一緒だったんですけど1回もそういうことをお聞きしたことがなくて肩がこってるということでみんなで肩もみしたこともあったんですけど何にもそういう姿を見せたことがなかったので本当に驚いています。
≫病院に行ってきたよって阿藤さんがおっしゃっていたのは何か原因があったんですか?≫何でいきなりおっしゃったのかなと思ったくらい何もないまま。
薬が効いてて体調が30日の日によかったから去ったのかななんて思うんですけどお休みの日どうされていたんですかという話だったので本当に全くそういったのは…。
≫阿藤さんは亡くなられているのがお一人でご家族や事務所の方が見つけられたということなんですが阿藤さんは1人暮らしだったんですか?≫プライベートなことはおっしゃらなかったので逆に言うと本当にでも本当に移動とかも1人でされていて事務所の方もいらっしゃるんですけど結構、楽屋入りとか楽屋でもお一人で普通に出て行かれる方だったなと。
≫わかりました。
最後の最後まで舞台で共演をされていました大林さんにお話を伺いました。
大林さんありがとうございました。
阿藤快さん実は来年1月16日に今度は静岡の「シネマの天使」の舞台の挨拶にも登場することが決まっていたということです。
突然の訃報でした。
改めてご冥福をお祈りいたします。
≫続いては花の都パリを恐怖に陥れたテロ事件。
最大の死者を出したコンサート会場襲撃の全容に迫ります。
≫これはパリ同時多発テロから2日経った日本時間今日深夜2時ごろの映像。
犠牲者追悼のためパリ中心部にある広場には多くの人が集まっていた。
その広場で突然、破裂音が。
現地のメディアは近くのお店の電球が割れた音だったと伝えている。
テロの恐怖にパリでは緊迫が続いている。
89人の死者を出したコンサートホールの襲撃。
≫命からがら逃げ出した人々の証言。
そして…。
現地メディアが伝えた事件直前の映像。
悪夢の2時間40分の全容に迫る。
現地時間13日の金曜日の夜。
フランス・パリを襲った同時多発テロ。
死者132人負傷者352人。
フランス当局によればテロの実行犯7人は3つのグループに分かれて8か所を襲った。
犯行声明を出したのは過激派組織イスラム国。
今年9月からシリア領内でイスラム国への空爆を始めたフランスに対する報復行為だという。
午後9時20分。
最初の標的はパリ中心部から北東7kmにあるスタジアムだった。
行われていたのはサッカーフランス代表とドイツ代表の親善試合。
8万人の大観衆が埋め尽くす中スタンドにはフランスのオランド大統領もいた。
試合開始から、およそ16分。
スタジアム内に轟音が。
突然の音に観衆も一瞬どよめく。
その3分後…。
更に鳴り響いたのは爆発音。
試合は最後まで続けられたがスタジアムの外では…。
≫突然の爆発でスタジアムの外はパニック状態。
出入り口付近で起きた爆発。
それは、実行犯2人による自爆テロだった。
この自爆テロで1人が巻き添えとなって死亡した。
実はこの自爆テロには伏線があった。
その日の朝ドイツ代表が宿泊するホテルに爆破予告があり選手らが避難するという騒ぎが起こっていた。
そして、自爆テロの5分後の午後9時25分。
パリ中心部では…。
週末の夜若者が集まるレストランやバーで次々と無差別銃撃事件が発生。
合わせて39人もの犠牲者が出た。
更にその直後。
今回の同時多発テロで最大の死傷者が出る銃撃事件が発生する。
≫時刻は午後9時40分。
場所は150年以上の歴史を誇るパリ老舗のコンサートホールバタクラン。
この日はアメリカの人気ロックバンドがライブを行っていておよそ1500人の観客でほぼ満員状態だった。
当時、観客は演奏に酔いしれていた。
そこに…。
演奏をかき消すほどの銃撃音が連続して発生。
ベーシストとドラマーは突然の出来事に身を隠そうとしている。
4人の男が武装した状態で劇場内に侵入。
客席に向かって銃を無差別に発砲したのだ。
実はこの銃撃事件の直前の映像がある。
そこにはある事実が映し出されていた。
イギリスの大手タブロイド紙がホームページで公開した映像。
タイトルはこれはバタクランの銃撃犯か。
映像はバンドのメンバーと交際する女性が携帯電話のカメラを使いネットでライブの模様を生で伝えていた。
ライブを見られない人のために臨場感を伝えようとしていたのか会場を移動しながら撮影していた。
客席後方からバーカウンターへと進み2階に上がる踊り場へと移動。
≫視聴している人に話しかけながら2階へ。
2階から1階へと下りる模様を中継していたところで…。
≫音声は途切れるものの映像は続き階段を下りていく。
そして、カメラ前には黒い衣服をまとった人物の後ろ姿が。
身をかがめ、すばやく進み会場内へと入っていく。
≫コンサート会場を襲撃直前に撮影された映像に映る謎の人物。
その直後だった。
黒ずくめの人物が犯人だったかどうかは明らかになっていないがこの直後場内は悲鳴に包まれた。
≫別の目撃者はホール内の凄惨な様子を克明に語る。
≫現地メディアによると犯人のうち1人がステージに上がり銃を乱射したという。
逃げ惑う観客たち。
≫この映像が撮影されたのは銃撃のさなかと思われる時間帯。
カメラが捉えていたのはライブ会場の非常口側。
撮影は路地を挟んだ建物の2階から行われた。
裏口から命からがら逃げてくる人たち。
付近には負傷したのか横たわる人も。
また、犯人の目から逃れるためなのか窓にぶら下がる女性もいる。
動けなくなっている人を必死に連れ出す男性や撃たれたのか片足で逃げる人も。
≫凄惨な光景は地上のカメラも捉えていた。
≫周囲に鳴り響くサイレンと銃声。
この映像は治安部隊の突入作戦の直前とされ…。
緊迫感が漂っていた。
≫周囲に鳴り響くサイレンと銃声。
この映像は治安部隊の突入作戦直前とされ緊迫感が漂っていた。
無差別乱射から2時間40分後の午前0時20分。
警察は突入作戦を開始。
建物を包囲し治安部隊が、はしごをのぼる。
そして、何発もの銃声が。
別の映像は突入直後の警察官の様子を捉えていた。
犯人が自爆したのか窓から燃え上がる炎も見える。
現地の報道によると治安部隊の突入で犯人1人を射殺。
2人は自爆したという。
ライブ会場での死者は少なくとも89人で今回の同時多発テロで最大の犠牲者が出る現場となった。
現在、実行犯の中に2人のフランス人がいたことがわかっている。
更に、ベルギー当局は今回の事件に関わったとみられる7人を拘束。
現場周辺やパリ近郊で見つかった犯行グループの車両がベルギーナンバーであったことから警察は、犯行グループがベルギーにも拠点を置いていたとみて調べている。
≫本当に、なぜこんなことが起きてしまったのか。
パリが、そしてフランス中が今、非常事態宣言が出されていまして本当に今も緊張状態に包まれたままの状況になっております。
それでは、まずはここで現地の最新の様子をお伝えしてまいろうと思います。
現地には河村さんがいます。
河村さんはコンサート会場で最も多くの被害者が出ましたバタクラン劇場前にいます。
河村さん、お願いします。
≫事件から3日目の朝を迎えたパリですが89人が亡くなったここ、コンサートホールのバタクランは被害者の数の多さとその凄惨さから内部の検証に時間がかかっており、このようにいまだに規制線が張られていて近づくことはできません。
左手の奥に見えるのがコンサートホール1階のカフェです。
白いシートと黒いひさし見えると思います。
そこから左手に入る細い道があってそこに出入り口があり事件当時、多くの人たちが必死で逃げ出しました。
そして、こちらをご覧ください。
こちらには亡くなった人たちを追悼するエリアがあります。
花が置かれていてろうそくの炎は夜通しともっていました。
まだこちらは現地は朝の6時にもかかわらず献花に来る人もいました。
現地時間の今日正午にはヨーロッパ全土で黙祷が行われる予定です。
フランスは15日イスラム国に対して報復ともいえる事件後初めての大規模な空爆を行いシリアのラッカにあるイスラム国の重要施設を破壊しました。
また、フランスのカズヌーブ内務大臣が現地メディアであおるような説教を行うモスクを廃止する手続きに入ったと危険人物として34人を国外追放する手続きに入ったことを明らかにしました。
こうした対抗措置が新たなテロを誘発する危険もあります。
またAP通信は犯人の1人で危険人物としてフランスの警察が指名手配しているサラ・アブデスラム容疑者が犯行に使われた車を借りていたと特定されていたにもかかわらず事件の数時間後にベルギーの国境で警察に止められた際に警察はIDをチェックしただけで解放してしまったと伝えています。
一方で、昨日の日曜日は少し外を出歩く人たちの数が増えたんではないかという印象もありました。
警戒のため、閉館が指示されていたルーブル美術館などの公共施設も今日から再開することになっていて少しずつもとの生活に戻る兆しも見えます。
≫とはいえ、河村さんちょっとした爆発音ですか。
さっきも電球が割れる音にものすごい恐怖を覚えていた市民の姿が映し出されたんですがそうしたちょっとしたことに対しての恐怖心ものすごいものがありそうですよね。
≫そうですね。
私はシャルリ・エブドの襲撃事件があった1月にもパリで取材したんですけれどもそのときには事件現場に詰め掛けた人たちはテロに対する怒りを表現する人たちが多かったように思えます。
それが今回は集まった人たちはあまりの被害の大きさに悲しみに暮れているという印象です。
しかし、それでも少しずつ普通どおりの生活をすることでテロに対抗していくんだと話してくれる人もいました。
≫わかりました。
河村さんありがとうございました。
最も被害の大きかった劇場の前からお伝えをしました。
パリは少しずつ日常の暮らしを取り戻しつつあるということでまさに、石澤さん恐怖に萎縮してしまったらテロリストの思うつぼということですよね。
≫本当にそうですよね。
フランス政府は空爆をISのほうにしたということですから≫先ほどからお伝えしていますパリで起きた同時多発テロなんですが今日は中東情勢に詳しい畑中美樹さんに加わっていただいてお話を伺っていこうと思います。
≫よろしくお願いします。
≫まず今回合わせて8か所実行犯7人が3つのグループに分けて襲撃をしたということなんですね。
一番最初に襲撃があったのがパリ北部郊外にありますサッカースタジアム。
この付近も合わせまして3人のグループが3か所で自爆しました。
そして第2のグループとして午後9時25分これは1人の実行犯が車で南下しながら4か所を襲撃。
そして最大の被害を生んだのがこちらのコンサートホールバタクラン。
こちらで89人が亡くなるという悲劇を生んだわけですがこちらでは3人の実行犯が絡んだということになります。
被害としては現在は132人が死亡。
そして、重傷者も含めて352人が負傷していまして重傷者99人ということになっています。
これ、3グループに分かれてということで非常に綿密な計画のもとなぜパリなのかというところですよね。
安藤さん。
≫まずはなぜパリだったのか。
大きくいえばフランスだったのかということですが…。
≫これまでのご説明がありましたけどフランスがシリアへの空爆を強化してるんですね。
そのことに対して強く抗議をして特にフランスの中の国民、あるいは有志連合のほかの国の国民が軍事行動を控えたほうがいいんじゃないかと。
そういう声を出させようということが狙いだったと思いますね。
≫とはいえフランスだけが有志連合で攻撃をしているわけじゃないですよね。
もちろんアメリカだっています。
それから反対の意味でロシアも空爆をしているわけですよね。
なぜ、今回フランスとりわけパリだったのか。
≫パリというのは花の都パリというだけあって注目されますよね。
イスラム国側に宣伝効果が高いということ。
更に攻撃されたところを見ますとパリの下町というかイスラム系の人たちも結構いるところですのでカムフラージュもしやすいそういうところがあったのがパリだということだろうと思います。
≫具体的にどの辺りがイスラム系の方たちが多い場所になるんですか。
≫オレンジ色の襲撃があった場所ですね。
この辺りにイスラム系の移民が住んでいるということなんですね。
≫畑中さんこのイスラム系の移民というとやはり今回シリアから大量の難民がヨーロッパに流出してきているわけですよね。
そうした人たちにまぎれてテロリストたちも流出しているのではという懸念がずっとあるんですがそういう人たちはイスラム系の人が多いところに紛れ込んでるような可能性もあるんでしょうか。
≫本当に入ってるかどうかはわかりませんけど今回の事件の容疑者の1人にシリアのパスポートがあったということですからその可能性は否定できないですね。
≫一方でシリアのパスポートをそこにわざと置いておくことによってシリア難民の仕業だぞというようなある種の陽動作戦というか逆な側面も出てくるんじゃないかという気がするんですけどね。
≫それも十分あると思います。
それだとするとヨーロッパ側が難民の流入を制限する。
制限することを今度は逆に非難するということも考えられています。
≫一方で、これだけ大規模な同時多発テロを引き起こす。
相当綿密な作戦があったというふうにお考えですか?≫テロを行うには当然事前に計画をしなければいけませんし実行犯を選定しなきゃいけません。
更に武器や弾薬を調達しなければいませんし今回自爆のベストを作っていましてこれ結構、難しいんですね。
それもありますしあるいは現場の下見もしなきゃいけないこともありますから相当程度、計画的・組織的に事前に考えられたテロ行為だと思いますね。
≫無差別に銃撃したというんですが、ただ本当にただの素人が無差別に銃撃ってできるものなんですか?≫プロの銃撃訓練を受けているそういう人が選ばれているということだと思いますね。
≫一方で石澤さん。
ここまでのテロに出てくるというのはシリアというかイスラム国自体が結構空爆によって弱ってきているというか劣勢に立たされている。
≫そのとおりですね。
アメリカからもフランスからもロシアからもやられていて結構、今危ないんだと思いますね。
そこで結局、我々のところを空爆したらこういうことになるんだということを必死の思いでこういうふうなテロをやっているということだと思います。
逆に言えばもっと増えるという可能性もあります。
≫窮鼠猫をかむと。
≫まさにそのとおりだと思います。
直ちにフランスは空爆を仕返しましたよね。
そうすると、更にエスカレートしてくる可能性というのは考えられるんですか?≫暴力の連鎖の悪循環みたいなものが始まる可能性が高いですよね。
≫そして今回複数の証言者が言ってるんですが銃撃に使われたのはカラシニコフ。
これはロシアの武器なわけですよね。
これがどのように回りまわってテロリストたちの手に渡っていったというふうにそういうふうなネットワークみたいなのはできてるんですか。
≫裏社会といいましょうかなんらかの武器類爆薬類ですとかそういう社会がありますので。
特に今回の事件の計画事態がベルギーで練られてたみたいですからベルギーというのは昔から武器類の流通する場として知られていますから。
≫一方で克実さんこういうことがあると難民が悪いというふうになりかねない。
そこが本当に卑劣なところですよね。
≫そうやって引き受けるということはいいことなのに引き受けたらこういうことになるというふうになるかもしれませんし。
本当にシリアのそういう人たちが関わってたかどうかもまだわからないわけですからね。
≫さて、今回このような形でテロが起きたわけですけれども日本も名指しされているんですよね。
有志連合の一部とみなされているわけですから。
≫日本は有志連合の一員としてそのイスラム国に対する攻撃を明確に支持してますからね。
もちろん日本でもまたそういうテロのターゲットになる可能性は考えられるんじゃないですか。
≫特にソフトターゲットといいますと日本はテロに対する意識が低いですよね。
逆にイスラム国から見るとそういうところは狙いやすいということでしょうから。
≫空港のチェックを見ているとアメリカだとすごく時間がかかるんですね。
靴、脱がされますしね。
日本の場合は割とルーズといえばルーズなので、その気になったら危ないということはありますよね。
≫日本の危険性という点ですけれどもイスラム国によるテロが日本に及ぶことはないのかその危険性を検証しました。
≫G20首脳会議のためトルコを訪問していた安倍総理は欧米をはじめ、参加各国と連携を強める考えを示した。
一方、過激派組織イスラム国の犯行声明はこう締めくくられている。
≫今年1月シリアで日本人2人を殺害した過激派組織イスラム国による日本人殺害事件。
このとき、イスラム国は…。
≫イスラム国と戦う国々へ非軍事支援2億ドルを支援すると発表した日本を挑発した。
今後、イスラム国が日本人を狙うことはあるのか。
国際テロ情勢に詳しい板橋功氏は、こう語る。
≫板橋氏は、来年5月に控える伊勢志摩サミットそして、5年後の東京オリンピックを控える日本国内でテロの起きる可能性も否定できないという。
≫日本は外国から入ってくるテロリストを食い止められるのか。
日本に危険因子が潜んでいるとすればどう防げばよいのか。
専門家とともに検証する。
≫やっぱり私たちが一番感じるのは来年は、伊勢志摩サミットがある。
それから東京オリンピックが2020年に控えているということでこの日本で起こるテロの可能性ということですよね。
≫国際イベントはこれから5年間で一気にやってきます。
石澤先生がさっきおっしゃっていましたけど私たち、この日本は有志連合でありながら緩いですよね。
やっぱりどうしてもセキュリティーチェック緩いですよね。
≫テロを我が身のことというふうに感じてないと思います。
≫VTRに出てきた板橋さんの指摘ですね。
すでに日本に来る外国人テロリスト来るんじゃないか。
あるいは、すでに生活しているんじゃないか。
あるいは感化された日本人がテロリストになるのではないかというこの3つの観点から見ていきますけれどまず1つ目これは日本は島国ですよ。
ですから渡航する外国人に対するチェックは多少厳しいところがあります。
そんな中でほかの国に比べると緩いという考え方もできます。
来年の5月伊勢志摩サミットがあります。
なぜ、賢島が選ばれたのかというとこれはアプローチできる方向が橋2つなんですよね。
その賢島サミットというのが2つ、島になっているわけですね。
橋2つからアプローチになりますからテロ対策は万全だといいながらじゃあ、果たして大丈夫かどうか。
この参加国は今回ターゲットになったフランスも含まれています。
そして日本も含まれている。
そして、こういった7か国の首脳が集まります。
イスラム国からしてみるとやはり敵対視している国々。
これに対して日本は大丈夫なのでしょうか。
≫畑中さん、これはどうなんでしょうか。
≫伊勢志摩サミットの場合は日本は警備を強化してますし今回の事件もありますから更に厳格にすると思うので大丈夫だと思いますね。
テロリスト側から見てもここは厳格だと思うのでむしろ、ここ以外の場所が危ないかもしれないです。
そちらのほうのソフトターゲット今回のパリの同時多発テロのように飲食店とか人の集まるところ。
そこが要注意だと思うんですね。
≫いわゆるソフトターゲット。
電車、バス、駅、学校そういうものが集まる場所で警備が比較的薄いところ。
ソフトターゲットですよね。
≫2つ目です。
過激化した在日外国人。
ちょっと驚くような数字があります。
200万人を超える数字です。
今、日本に住んでいる外国人212万人ISというのはさまざまな国籍を持っているんですよね。
すでに日本にISに感化された人間がいる≫2つ目の可能性として現在、もうすでに過激な思想を持った外国人が日本の中に滞在してる可能性っていうのは考えられるのでしょうか?≫過去の話なんですが2013年になりますけれどニューヨークの同時多発テロ事件を起こしたアルカイダ系の組織の人物が日本に入っていたということが公安関係の人の話として報道されているんですよね。
そういうことが実際にあったわけですから今も、もしかしたらそういう人がよくいわれるスリーパーという形で。
≫スリーパーというのはイラクで軍事訓練などを受けていて思想的に感化されて日本などに来て寝たふりをしてるわけですよね。
≫普段は普通の人の生活をしているわけです。
≫支持待ちをしているわけですよね。
もう1つは。
≫過激思想に感化された日本人。
これ、同じ日本人として。
去年の秋なんですけれども26歳の大学生がなんと書店にあった求人広告。
これ実際にあったチラシ、ビラです。
勤務地シリア。
詳細は店番までということでこの店番の人も真剣に誰かに依頼されてシリアに行く若者を募集していたというお話がありました。
こういう形でISというものが国際的に発信することによって自分もこうなりたい。
こういう日本人が…。
≫出てくるんでしょうかね。
フランスやイギリスではシリアにお嫁さんに行くなんていう若いティーンエイジャーがいたりするんですけど実際に日本でこれから広がっていくというのは考えられるんですか?≫今、インターネットの時代ですしイスラム国というのは広報とか宣伝活動にものすごい力を入れてますよね。
したがって我々が気がつかないところで過激派の布教活動をしているというのも十分あり得ると思うんですね。
≫すでに布教活動をやっている可能性もある。
実はイスラム国の求人というのは例えば
(古畑)えー。
いきなりですがクイズを1つ。
2015/11/16(月) 13:55〜14:55
関西テレビ1
直撃LIVE グッディ![字]

パリ同時多発テロ徹底追跡…死者120人超非常事態宣言・3グループ襲撃8カ所の全容を検証…イスラム国犯行声明で次なる標的はサミット・五輪日本テロ対策は?

詳細情報
番組内容
 個性派人気俳優・高橋克実と報道キャスター・安藤優子がお届けする「フツーのニッポン人の見たい情報に日本一寄り添う“ちょっと硬派な、どワイドショー”」。事件、事故、政治、経済、芸能、スポーツ、グルメ、健康…、視聴者が見たい、知りたいと思うあらゆる情報を、視聴者が知りたいように、知りたいだけ伝える番組です。
番組内容2
 午後の時間帯は、ニュースがまさに動いている時間帯。その「現場の今」を徹底的にLIVEで伝え、曜日ごとに登場する日替わりの芸能人パネラー、各分野で活躍する専門家ゲストが、様々なニュースに斬り込みます。
 そして、ニュースだけでなく流行、グルメ、趣味、健康などの生活情報も、テーマの新鮮さ、情報量の多さで、視聴者の知りたい欲求に応えていきます。
番組内容3
 『直撃LIVE グッディ!』は、そんな「視聴者ファースト(第一)」な番組です。
出演者
【キャスター】
高橋克実 
安藤優子 

【進行アナウンサー】
三田友梨佳(フジテレビアナウンサー) 

【情報キャスター】
倉田大誠(フジテレビアナウンサー) 

【パネラー】
〈月〉 マキタスポーツ 
〈火〉 高橋茂雄(サバンナ) 
〈水〉 カンニング竹山 
〈木〉 川島明(麒麟) 
〈金〉 土田晃之
ご案内
※放送内容が変更になる可能性があります。

ジャンル :
情報/ワイドショー – 芸能・ワイドショー
ニュース/報道 – 定時・総合
情報/ワイドショー – グルメ・料理

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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